水城せとな おすすめ漫画|リアリティのある大人の恋にハマる!
更新日:2020/1/9
1993年に『冬が、終わろうとしていた。』で漫画家デビューした水城せとなさん。
その活躍の場は少女漫画だけにとどまらず、現在は青年漫画やBL作品も発表しています。
決してきれいごとばかりではない、現実を突きつけるような鋭い内容が特徴。リアリティある心理描写と独特な雰囲気を持つ作品は、多くの読者に支持されています。
ここでは、そんな水城さんの作品をご紹介します。
あなたも水城ワールドにハマってみませんか?
水城せとなさんの代表作といえば!
『失恋ショコラティエ』
『失恋ショコラティエ』
小学館
高校生にときに先輩のサエコに一目惚れした爽太。サエコに振り向いてもらいたい爽太は、彼女の好物であるチョコレートを作るためショコラティエになる。
しかし時すでに遅し。サエコは既に結婚していた――。
2014年に松本潤さん、石原さとみさん出演でドラマ化されたことでも話題になった『失恋ショコラティエ』。
チョコレートのように甘く、ときにビターな展開は、まさに水城作品の真骨頂といえます。
先の読めない、恋に戸惑う大人たちの濃厚なラブストーリー。不倫や浮気など、かなりドロドロとした展開ですが、ついクセになってしまいます……!
異色のBL作品
『窮鼠はチーズの夢を見る』
『窮鼠はチーズの夢を見る』
小学館
「窮鼠」シリーズの1作目『窮鼠はチーズの夢を見る』。2020年には、大倉忠義さん、成田凌さん主演で映画化されることが決まっています。
異性愛者の大伴と、ゲイの今ヶ瀬が繰り広げる男性同士の恋愛物語で、BL(ボーイズラブ)にカテゴリーされる作品です。
切なく、胸が苦しくなるような描写が多いこの作品からは、文学的な香りが漂います。
夢物語とは違うリアルなストーリー展開で、男性同士、そして女性も交えたドロドロの恋愛模様を楽しみたいときにおすすめ。
「BLだから……」と敬遠してしまうにはあまりにもったいない名作です。
耽美なダークファンタジー
『黒薔薇アリス』
『黒薔薇アリス』
小学館ほか
テノール歌手のディミトリは、事故に遭うもののなんとか一命を取り留める。その後周囲で起こるさまざまな事件を不審に思うディミトリの元に、謎の男マクシミリアンが現れこう言った。
「貴方はヴァンパイアになられたのです」と――。
ヴァンパイアもののファンタジー作品はたくさんありますが、そのなかでも異色の作品といえる『黒薔薇アリス』。100年の時を超えた、愛の物語です。
ヴァンパイアになったディミトリ、ディミトリとある契約を交わした高校教師の梓をめぐる物語は、耽美で幻想的。それでいて現実的でもあり、なんとも不思議な世界です。
既刊の6巻で第1部完結となっていますが、実はまだ完結には至っていません。第2部の再開が待ち遠しい作品です。
己の脳内が大会議!
『脳内ポイズンベリー』
『脳内ポイズンベリー』
集英社
ラブコメ作品『脳内ポイズンベリー』。2015年には真木よう子さん主演で映画化されました。
年下男子に恋をした、30歳目前のいちこが主人公。いちこの脳内では、ネガティブ思考な池田、ポジティブ思考な石橋など、さまざまなキャラクターが議論を交わしています。
どちらかといえばダークな雰囲気漂う作品が多い水城作品の中では珍しい、明るい雰囲気が特徴の作品です。脳内でさまざまなキャラクターが会議しているって、面白いですよね。
とはいえ、脳内会議での発言にはグサグサ胸に突き刺さるものも多く、考えさせられることもしばしば……これがかなり深いんです。
青年界漫画へ進出!
『世界で一番、俺が○○』
『世界で一番、俺が○○』
講談社
柊吾、アッシュ、たろは、仲良しな幼なじみ3人組。
ある日3人の前に謎の美女ナナミが現れ、「300日後に、3人の中で一番不幸になった人の願いを何でも叶えてあげる」というゲームに参加することに。
軽い気持ちで参加するも、3人には徐々に不穏な空気が流れ始め――?
『世界で一番、俺が○○』は、水城さん初の青年漫画。性格も生活環境も全く違う3人のアラサー男子が繰り広げるファンタジー作品です。
水城さんお得意の、コミカルな中にダークな雰囲気が漂う作品。どんどん悪化していく状況がなんとも恐ろしいです。この物語がどのように完結するのか、見当もつきません。
嫉妬や憎悪が入り交じる、水城ワールド全快の作品です。
読めばきっとハマる! 水城せとなワールド
巧みな心理描写を駆使した水城さんの作品は、心により一層響き、感情を揺さぶられます。
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ライター:タテヤマ
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