マンガ大賞 歴代受賞作品まとめ|2022年の大賞作品、歴代受賞作も一挙紹介!
更新日:2022/9/18
2008年から始まった、年に1回行われる「マンガ大賞」。
選考員たちが「面白い!他の人にすすめたい!」と思う作品を選んで、その年のイチオシ作品が発表される賞です。
「このマンガがすごい!」と似ているところがありますが、こちらは対象作品が「その年に発売された作品」で、かつ「最新刊が8巻までの作品」と限定されているところが特徴です。
ここでは、最新の受賞作品と、これまでに大賞を受賞した作品を振り返っていきます!
2022年 大賞作品
『ダーウィン事変』
『ダーウィン事変』
うめざわしゅん(著)、講談社
マンガ大賞2022は、『ダーウィン事変』が受賞しました!
ヒトでありチンパンジーでもある「ヒューマンジー」のチャーリーが、高校で出会ったルーシーとともに、動物解放テロ組織の陰謀やあやゆる差別に向き合っていく物語。さまざまな社会問題について描かれています。
チャーリーの淡々とした表情や行動は、予想がつかず新鮮で目が離せません。
2021年 大賞作品
『葬送のフリーレン』
『葬送のフリーレン』
アベツカサ(著)、山田鐘人(原作)、小学館
結成から10年、魔王を倒した勇者たちのその後を描いたファンタジー作品。
魔法使いであり長命のエルフが、寿命の短い、そして時間の流れの違う「人間」について知ろうと旅に出ます。
冒険が終わった後の物語は、あまり描かれることってないですね。エルフがさまざまな人に出会う中で、かけがえのないものを見つけていきます。
2020年 大賞作品
『ブルーピリオド』
『ブルーピリオド』
山口つばさ(著)、講談社
成績優秀でいわゆる「リア充」ながらも、どこか心が埋まらないと思っていた矢口八虎が主人公。
彼が、ある日先輩が描いた1枚の絵に心を奪われ美術の世界にのめり込んでいく物語です。
美術というと地味なイメージを持つ人もいるでしょうか? しかしこの作品を読むと、まるでスポ根漫画を読んでいるような、熱い情熱に触れられます!
美術に関する知識も豊富に語られているので、より作品を楽しめますよ。
2019年 大賞作品
『彼方のアストラ』
『彼方のアストラ』
篠原健太(著)、集英社
西暦2063年の未来が舞台。惑星キャンプに向かう予定だった高校生たちが、謎の球体によって宇宙の彼方に飛ばされてしまいます。
そこでなんとか生きようと、サバイバルに身を投じる生徒たちの様子が描かれるSF作品です。
ミステリーの要素をはらんでおり、伏線が回収されていくさまに爽快感を感じられます。
歴代の大賞受賞作品一覧
これまでにどんな作品がイチオシ作品として選ばれてきたのでしょうか? 過去の大賞作品をまとめました!
年 | タイトル | 作者 |
第1回 2008年 | 岳 みんなの山 | 石塚真一 |
第2回 2009年 | ちはやふる | 末次由紀 |
第3回 2010年 | テルマエ・ロマエ | ヤマザキマリ |
第4回 2011年 | 3月のライオン | 羽海野チカ |
第5回 2012年 | 銀の匙 Silver Spoon | 荒川弘 |
第6回 2013年 | 海街diary | 吉田秋生 |
第7回 2014年 | 乙嫁語り | 森薫 |
第8回 2015年 | かくかくしかじか | 東村アキコ |
第9回 2016年 | ゴールデンカムイ | 野田サトル |
第10回 2017年 | 響~小説家になる方法~ | 柳本光晴 |
第11回 2018年 | BEASTARS | 板垣巴留 |
第12回 2019年 | 彼方のアストラ | 篠原健太 |
第13回 2020年 | ブルーピリオド | 山口つばさ |
第14回 2021年 | 葬送のフリーレン | アベツカサ |
第15回 2022年 | ダーウィン事変 | うめざわしゅん |
こうして並べてみると、大賞は青年漫画が多いですね。
作品の内容が良いのはもちろんですが、単行本の刊行ペースが少年漫画や少女漫画よりもゆっくりなこと、読者の年齢層が比較的広いことも、少なからず影響しているように感じます。
みなさんが好きな作品、読んだことのある作品は選ばれているでしょうか?
マンガ大賞に今後も注目してみよう!
最新の大賞作品と、歴代受賞作をご紹介しました。
各年の2位以下にランクインした作品については以下の特集でご紹介しているので、そちらをチェックしてみてくださいね。