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千田琢哉『超一流は、なぜ、デスクがキレイなのか?』|仕事で結果を出す秘密とは?


更新日:2018/1/14

『超一流は、なぜ、デスクがキレイなのか?』表紙

超一流は、なぜ、デスクがキレイなのか?
千田琢哉(著)、総合法令出版

多くのビジネス本を執筆されていることで有名な千田琢哉さん。『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。 20代で身につけたい本の読み方80』など多くのベストセラーを出されており、一度は著書を読まれた方も多いでしょう。

千田さんといえば、とにかく仕事が早いことが特徴です。8年で112冊もの本を出し、本書は113冊目。1ヶ月に1冊以上は本を出されている計算になります。

千田さんいわく、「デビュー8年で112冊の本が出せたのは、それらすべてを書き上げるだけのスピードと環境を整えていたから」。

では、千田さんが語る「仕事で結果を出すための整理・片付け・段取りの秘密」とはいったいどのようなものなのでしょうか? 今回のコラムでは、本書を引用しながら、その秘密をいくつかご紹介したいと思います。

 

「机の上がゴチャゴチャでも仕事ができる人はいる」と、逃げない

ところで、読者のみなさんの机の上は、整理整頓がちゃんとなされているでしょうか? 机の上に資料などが置かれてはいないでしょうか?

「ちょっと出かけるだけだから……」「どうせまた戻ってくるから……」と言って、机の上を散らかした状態で出かけたり、「机の上を綺麗にしようと思ってはいるんだけど忙しくて……」と言い訳をしていないでしょうか?

 

これらは、片付けができない人の典型的な特徴。周りがどれだけ言っても、自分がやろうと思わなければ意味がありません。

千田さんは、本書でこのように語っています。

よく「机の上がゴチャゴチャでも仕事ができる人はいる」と言う人がいる。これは本当だろうか。もちろん本当だ。

現に私のサラリーマン時代にも机の上が汚かったのに仕事ができる人は確実にいたし、コンサル先の社員にも机の上が汚かったのに抜群の業績の人も複数いた。

「では、私もそうなります!」と早合点してもらいたくない。この話にはまだ続きがあるのだ。(p135)

 

机の上が汚かったのに仕事ができた人たちは、すでにピークを過ぎており、見るも無残に落ちぶれていったということだ。中には上場企業の取締役として活躍している人もいたが、悲惨な結末を迎えている。

机の上が汚いのに瞬間的に飛ぶ鳥を落とす勢いで成長していたのは、実はこれから落ちぶれて再起不能になる前触れだったのだ。(p135-136)

 

……。こちらを読んで、背筋がぞわっとした方もいらっしゃるのではないでしょうか?

机の上が汚くても仕事ができる人たちは、単なる一発屋にすぎず、例外なく、近いうちに転落していくのだそう……。千田さんいわく「お気の毒」な人たち、です。

誰も口には出さないけれど、心の中では「お気の毒……」とあなたも思われているかもしれません。残酷なようですが、片付いていない汚い机を、周囲の人が不快に思っている可能性は高いといえるでしょう。

それほどに、机の上の状況は、人生に影響を及ぼすことなのだと私たちは認識しなければならないのです。

 

机の上が汚い人は、パソコンの画面上も汚い

結局、机の上を綺麗にできない人は、パソコンの画面上も綺麗にできない人だ。

パソコンの画面上にアイコンがあることは悪いことではないが、机の上と同じく今まさに使っているアイコン以外は見えなくてもいいのではないだろうか。

今使わないアイコンはきちんと分類したフォルダに入れて、見えなくしておくことだ。

私の場合は現時点でWindows10を利用しているが、パソコンの画面上には常に空っぽのゴミ箱以外は存在しない(p131-133)

 

今や仕事をする上で欠かせないパソコン。

アイコンやフォルダが無数に並んでいる画面を、商売が繁盛していて忙しそうでかっこいいと勘違いしている人も時々いるようですが、それは間違いです。

千田さんと同様に、私自身も、誰かと仕事をするときに必ず見るのがパソコンのデスクトップ画面。画面上が汚いと、感性が鈍く、仕事ができない人のように思ってしまうんですよね。

 

これまでも、意識的にパソコンの画面を整理していた私ですが、本書を読んだのを機に「ゴミ箱」のアイコンのみにしました。いくつかあったフォルダやアイコンはすべて移動させました。スッキリとして仕事へのモチベーションが上がったように思います。

ぜひ読者のみなさんも、本書を読みながらパソコンのデスクトップ画面を整頓してみてはいかがでしょう?

 

超一流は、例外なくデスクがキレイ

環境を整えることは、自分だけでなく、周囲の人にもプラスの効果をもたらします。物が多い状態は恥ずかしいことだということを忘れてはいけません。

「デスクの上が汚く、仕事に忙殺されている人に、幸せな成功者はいない」。

やる気さえあれば、環境を整えるのは難しいことではないはず。仕事をするなら、一流を目指したいですよね。ぜひ自分が仕事をする上で最善の環境を整えてみてください。

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今回ご紹介した書籍

超一流は、なぜ、デスクがキレイなのか?
千田琢哉(著)、総合法令出版

 

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