グッとくる「ドラえもん」名言集
いまや言わずと知れた人気キャラクター・ドラえもん。
初めてその原作漫画が雑誌に掲載されたのは1969年だそうですから、実に45年以上、世代を越えて愛されている名作中の名作と言えますよね。
そのドラえもんの人気のひみつに「ドラことば」があります。
「ドラことば」とは「ドラえもん」のコミックスに登場する、キャラクターたちの名言のこと。
感動することば、心に突き刺さることば、猛烈すぎておもしろいことば、元気になれることば……。いろんなことばをキャラクターたちがしゃべってくれます。
今回はドラえもんに登場する名言を筆者自選でご紹介します。
自信があればチャレンジできる! 励ましのことば
のび太「自信を持て! ぼくは世界一だと!」
(てんとう虫コミックス7巻 53ページより)
近所のネコに恋したドラえもん。でも自分の容姿を気にしてしまって、勝手な思い込みで自信を失くしてしまいます。そんなドラえもんに対するのび太のことば。
クヨクヨしてても始まらない。できることをやったら、自信を持ってぶち当たってみようと思わせてくれることばです。
のび太はこのセリフの前に「いちばんいけないのは自分なんかだめだと思い込むことだよ」とも言っています。これもまた勇気づけられる一言ですね。
前にすすむには、振り返ってばかりはいられない! 勇気のことば
先生「0点とったのはざんねんなことだが、すぎたことばかりくよくよしたってしかたがないだろう。目が前向きについているのはなぜだと思う? 前へ前へと進むためだ!」
(てんとう虫コミックス9巻 6ページより)
「野比!ろうかに立っとれ!」でおなじみの先生。でも、こんなことばでのび太を励ましたことも。
たしかに0点をとってしまった事実は変えられないですが、前向きに、「どうやって改善すればいいだろう」と考えた方がプラスになりますよね。
原因を突き止めるよりもプラスになる考え方もある。そんなことを思った名言です。
やると決めたらやり抜こう! ハッとさせることば
ドラえもん「なにかしようと思ったら、そのことだけに夢中にならなくちゃだめだ。」
(てんとう虫コミックス プラス2巻 119ページより)
勉強するために机に向かったものの、すぐにやめて鼻をほじりはじめたのび太。
ほじくったハナクソでダーツをしているところを、ママに見つかり、がっつりと叱られた後、ドラえもんがのび太にかけたことばです。
筆者もいざ勉強しようとして机に向かったものの、読みかけのマンガを読み始めてしまうという学生時代がありました。さすがにハナクソダーツをしたことはありません(笑)。
でも、好きな科目や趣味には夢中になって取り組んだものです。夢中になるためにも「本当にしたいことをする」という考え方も大事ですね。
驚異的な強制力をもつことば……?
ジャイアン「いつかえさなかった!? えいきゅうにかりておくだけだぞ」
(てんとう虫コミックス8巻 79ページより)
暴君・ジャイアンには「さからうものは死けい! あはは いい気持ちだ」や「正しいのは、いつもおれだ」などの猛烈な発言がいっぱい。人はこれを、恐れを込めて「猛言」と呼びます……。
勢いで押し切る! 時には効果的な部分もあるのかもしれません。
…いや、しかし……借りたものはちゃんと返しましょう……。
ドラことばに触れてみよう!
いかがでしたでしょうか? 記憶に残っていることばもあったかもしれませんね。「ドラえもん」にはまだまだたくさんの名言があります。ぜひ原作マンガを読んで、たくさんのメッセージに触れてみてください。
また、『ドラことば』という名言集も発売されていますので、名言をたくさん見たい方にはオススメです。
『ドラことば 心に響くドラえもん名言集』
小学館ドラえもんルーム編 藤子プロ監修
もっとドラえもん、藤子・F・不二雄&藤子不二雄A作品について知りたい方はこちら!