大人も泣いた！「映画クレヨンしんちゃん」感動作品ベスト5
更新日：2020/2/3
1992年にテレビアニメの放送が始まった『クレヨンしんちゃん』は、今や国民的アニメのひとつとして幅広い年代の方に親しまれています。
その翌年から毎年公開されている「映画クレヨンしんちゃん」シリーズには、大人も泣ける作品が多いことをご存知ですか？
ここでは、シリーズの中から私が個人的に決めた「泣ける感動作品ベスト5」を厳選してご紹介します！ 次に見る「映画クレヨンしんちゃん」選びの参考にしてみてください。
第5位
12作目『嵐を呼ぶ！ 夕陽のカスカベボーイズ』
『嵐を呼ぶ！ 夕陽のカスカベボーイズ』
水島努(監督)
2004年に公開された『嵐を呼ぶ！ 夕陽のカスカベボーイズ』は、野原一家・かすかべ防衛隊が、西部劇の世界でドタバタを繰り広げるストーリーです。
町の廃れた映画館「カスカベ座」で映画を見ていた野原一家とかすかべ防衛隊が、上映されていた西部劇の中に吸い込まれてしまいます。
元の世界に戻ろうと必死なしんのすけをよそに、みんなは記憶を失っていき、次第に映画の中での生活に馴染んでいってしまうのです……。
本作では、しんのすけの本気の恋も描かれます。恋の行方とともに、明らかになっていく謎。シリーズには珍しくシリアスな展開も多く、思わず涙がこぼれるシーンも。
ゲスト声優……NO PLAN(内村光良さん、さまぁ～ず、TIM、ふかわりょうさん)
第4位
24作目『爆睡！ ユメミーワールド大突撃』
『爆睡！ ユメミーワールド大突撃』
高橋渉(監督)
第4位に選んだのは、2016年公開の『爆睡！ ユメミーワールド大突撃』です。
小説家としても活躍するお笑い芸人・劇団ひとりさんが、アニメの脚本に初挑戦したことでも話題になりました。
「夢」というテーマのもと、「母親の深い愛情」が全体を通して描かれています。
2013年公開の『バカうまっ！ B級グルメサバイバル!!』以来、3年ぶりにかすかべ防衛隊がメインに置かれている本作。夢を自由自在に操れる世界で、謎めいた転校生サキの閉ざされた心を優しく開いていきます。
感動ポイントは、子どもを愛する母親たちの気持ちを代弁したみさえの言葉。
野原一家やかすかべ防衛隊のメンバーが思い描く、理想の自分と夢の数々も見どころです。
小さいお子さんはもちろん、子育て世代の親御さんにもぜひ見ていただきたい1作です。
ゲスト声優……大和田獏さん、安田顕さん、吉瀬美智子さん、城咲仁さん、とにかく明るい安村さん
第3位
22作目『ガチンコ！ 逆襲のロボとーちゃん』
『ガチンコ！ 逆襲のロボとーちゃん』
高橋渉(監督)
第3位は、2014年公開の『ガチンコ！ 逆襲のロボとーちゃん』です。本作は、「第18回 文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞」の受賞作でもあります。
キャッチコピーは、「しんちゃん映画史上、最もアツイオヤジの戦い。全国のお父さん、そして家族が涙する！」。
その言葉どおり、劇場版で初めてしんのすけの父・ひろしが作品の中心に置かれました。
物語は、ひろしがぎっくり腰の治療のためにエステサロンを訪れるところからスタート。無料マッサージで心も体も身軽になるのですが、なんと「ロボット」に改造されてしまったのでした……。
突如として、「とーちゃん」が「ロボとーちゃん」になった野原一家。果たして姿形が変わろうとも、家族の心は通じ合うのでしょうか？ そして、ひろしは家族を守ることができるのか……!?
この作品を見ると、お父さんに感謝しようと思えるようになります。また、家族をもつ世のお父さんにもぜひ見てほしい作品です。
ゲスト声優……コロッケさん、武井咲さん
第2位
9作目『嵐を呼ぶモーレツ！ オトナ帝国の逆襲』
『嵐を呼ぶ モーレツ！ オトナ帝国の逆襲』
原恵一(監督)
第2位に選んだのは、2001年に公開された『嵐を呼ぶモーレツ！ オトナ帝国の逆襲』。映画雑誌『映画秘宝』が毎年発表しているランキングベスト10で、2001年度No.1(邦画・洋画含む)に輝きました。
舞台の中心は、春日部市にできた新テーマパーク「20世紀博」です。
どこか懐かしい香りが漂う20世紀博には不思議な魅力があり、そのレトロな世界にひろしとみさえ、そして町の大人たちは夢中になっていきます。
まるで童心に帰ったかのような大人たち。その異様な光景を目にしたかすかべ防衛隊は、日常と未来を取り戻すために立ち上がるのでした……。
子供の頃の気持ちのままでいたい願望と、家族との未来とで葛藤するひろしの回想シーンは何度見ても胸が熱くなります。
ゲスト声優……関根勤さん、小堺一機さん
第1位
10作目『嵐を呼ぶアッパレ！ 戦国大合戦』
『嵐を呼ぶ アッパレ！ 戦国大合戦』
原恵一(監督)
第1位に選んだのは、2002年に公開された『嵐を呼ぶアッパレ！ 戦国大合戦』です！
公開当時、まだ10代の学生だった私は、映画館で鑑賞した後、男ひとりで号泣してしまいました。
私史上、数あるアニメ映画の中でも1位2位を争う作品であり、大人になった今見ても必ずと言って良いほど泣いてしまいます。
物語は、野原一家が戦国時代で活躍するタイムスリップもの。
『クレヨンしんちゃん』特有のギャグとシリアスな場面が見事に調和しており、乱世を生きる男女の命がけの恋が描かれています。
見どころは、何と言ってもラストシーン。『クレしん』らしく、面白おかしいハッピーエンドと思いきや……。
当時、映画館で「そりゃないよ……」と涙ながらにつぶやいたことを、今もはっきりと覚えています。
ゲスト声優……ダンス☆マンさん、雨上がり決死隊
クレしんを見て、思いっきり泣こう！
笑いあり涙ありの「映画クレヨンしんちゃん」シリーズは、親子が一緒に楽しめる映画作品としてもおすすめの作品ばかりです。
映画選びで迷ったときは、ぜひ見てみてくださいね。
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ライター：aoi_suitou
