寒い冬にぴったり! 雪だるまの絵本で冬を感じよう
更新日:2020/1/11
雪が降る季節に作りたくなる雪だるま! でも、実際に作るとなると、手がかじかんで大変ですよね……。
そんなときは、外にでなくても雪だるまと遊べる! 絵本を読みませんか?
ここでは、寒がりやさんや、夜に仲間と遊ぶなど、個性的な雪だるまが登場する絵本を集めました。
寒くておうちのなかでじっとしているお子さんも、読めば外にでて遊びたくなるかもしれません!
雪だるまが寒がり!?
『さむがりやのゆきだるま』
『さむがりやのゆきだるま』
三田村信行(作)、小野かおる(絵)、小峰書店
とても寒がりな雪だるまを家に連れて帰ったなつこちゃん。親切ななつこちゃんは、雪だるまをお布団を入れたりお風呂に入れたりと、一生懸命温めるのですが――。
なつこちゃんが奮闘すると、雪だるまはどんどん溶けて小さくなってしまいます。でも、どんなに温めても雪だるまは「寒い」まま。
最後はちょっぴり切ない結末ですが、雪だるまのために行動するなつこちゃんの姿には心がホッと温かくなります。
雪だるまの秘密とは?
『ゆきだるまはよるがすき!』
『ゆきだるまはよるがすき!』
キャラリン・ビーナー(作)、マーク・ビーナー(絵)、評論社
時間が経つと形が変わってしまう雪だるま。溶けちゃった? いいえ、その雪だるまは仲間を集めて遊んでいたのかもしれません……!
この絵本では、雪だるまがどんな夜を過ごしているのかを覗いていきます。
崩れかけた雪だるまを見ても、「きっと仲間と遊んでいたんだな」と思うと楽しい気分になれますね。
絵本のページ内には、ティラノサウルスやウサギなどの隠し絵もあります。物語を楽しんだ後は、それらを探してみてくださいね!
おばけが作った雪だるまが動き出す!
『おばけのゆきだるま』
『おばけのゆきだるま』
ジャック・デュケノワ(作)、おおさわあきら(訳)、ほるぷ出版
スキーをしたり雪合戦をしたり、おばけたちは寒い冬を満喫しています。すると彼らが作った雪だるまが何か言いたそうで――?
ジャック・デュケノワの人気絵本「なかよしおばけ」シリーズの15作目。ヘンテコな雪だるまに気持ちが宿る物語です。
可愛いおばけたちが楽しそうに遊んでいる姿に、思わずほっこりしてしまいます。
ねずみくんと仲間たちの雪遊び
『ねずみくんとゆきだるま』
『ねずみくんとゆきだるま』
なかえよしを(作)、上野紀子(絵)、ポプラ社
ねずみくんは、雪が降って大はしゃぎ! 大好きなねみちゃんとそりで遊んでいると、うさぎくんがスキーを貸してくれました。スキーを滑ったことのないねずみくんでしたが――?
「ねずみくん」シリーズの15作目。初めてスキーに挑戦するねずみくんの様子が描かれます。ねずみくんの運命やいかに……!?
ページをめくるたびにハラハラドキドキの展開が待っていますよ。
雪だるまにしたお願いとは?
『ないしょのゆきだるま』
『ないしょのゆきだるま』
角野栄子(作)、大島妙子(絵)、あかね書房
オオくんとお父さんは、「内緒のお願い」をしながら雪だるまを作ります。何をお願いしたのかは、自分だけの秘密です。
その日の夜、目を覚ましたオオくんは動く雪だるまを見付けて――!?
足のある雪だるまが動き出し、仲間も大集合してドスドス行進! 公園でサッカーするなど、楽しそうな光景が伝わってきます。
雪が降ったときのワクワク感が、ぎゅっと詰まった作品です。
雪だるまの世界は面白い!
『ゆきだるまのマール』
『ゆきだるまのマール』
二宮由紀子(作)、渡辺洋二(絵)、ポプラ社
大人になるほど体が小さくなっていく雪だるまの世界。そんななかで、マールは早く大人になりたいと願っていて――。
お父さんのように小さくなりたいマールの物語。人間とは違い、子供が大きくて大人が小さいという発想が面白いですよね。考えてみれば納得です。
大人になろうと奮闘するマールは、はたして大人になれるのでしょうか?
ゆかいな双子の雪だるま
『ゆきだるまのるんとぷん』
『ゆきだるまのるんとぷん』
たかどのほうこ(作)、偕成社
赤い帽子は家事をする「るん」、青い帽子はそれを応援する「ぷん」。双子の雪だるまは、毎日早く起きた方から順番に好きな色を選びます。
あるとき、もっと楽をしたいと思った双子は小さな雪だるまを作るのですが――。
かぶる帽子によって名前と役割が変わるという発想が面白い作品です。小さな雪だるまの活躍やいかに?
お家の中の様子や、雪だるまたちの食べ物も見どころ。るんとぷんの無邪気な姿にほっこりする一冊です。
風邪で寝込んでいる日には
『ゆきだるまうさぎ』
『ゆきだるまうさぎ』
田中てるみ(作)、えがしらみちこ(絵)、ビーエル出版
風邪を引いたあっちゃんは、冷たい氷が食べたくて冷凍庫を開けます。するとそこには、以前自分が作ったうさぎの雪だるまが! うさぎに連れられて冷凍庫の中に入ると――!?
「会いたかった!」と冷凍庫から現れたうさぎの雪だるまと、とても嬉しそうなあっちゃんから喜びが伝わってきます。
読み終えたあとは、大切な人に会いたくなりますよ。
楽しい歌絵本
『ゆきだるまのかぞえうた』
『ゆきだるまのかぞえうた』
ひろかわさえこ(作)、あかね書房
うさぎの子供たちは、雪だるまを作るお祭りに出かけました。数え歌を口ずさみながら、楽しく雪だるまを作っていき――?
「もりのうさぎのうたえほん」シリーズの3作目。可愛いうさぎの兄弟が歌を歌いながら、仲良く雪だるまを作ります。
巻末には「かぞえうた」の楽譜が付いているので、メロディを付けて読むのもおすすめですよ。
こうくんの不思議な旅
『こうくんとちいさなゆきだるま』
『こうくんとちいさなゆきだるま』
はせがわさとみ(作)、小学館
小さな雪だるまを作ったこうくんは、その夜自分が作った雪だるまが歩いているのを見て驚きました! そっと雪だるまが歩いて行く方へ付いていくと――?
こうくんと雪だるまの不思議な物語。雪だるまに誘われたこうくんは、雪のバスに乗って、全部が雪でできた街「ゆきまちいっちょうめ」に辿りつきます。
雪のプールや雪のレストランなど、夢にあふれた雪の世界を覗いてみてください!
楽しい雪だるまの絵本を読もう!
雪だるまは、冬の時期にしか出逢えないからこそ特別な存在です。
雪だるまの絵本はどれもこれも想像力を掻き立てるものばかり。ぜひ読んでみてくださいね!
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ライター:ウル
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