おすすめのスイーツ漫画|読んだら食べずにはいられない!
更新日:2019/11/11
映像化作品も多く、昔から人気のグルメ漫画。
そのなかでも人気ジャンルのひとつが、「スイーツ」をテーマにした漫画です。
和菓子や洋菓子、コンビニスイーツなど、その内容はさまざま。実在するお店が登場したりパティシエが監修したりと、本格的な作品も少なくありません。
ここでは、そんなスイーツをテーマにしたおすすめの漫画をご紹介します。
甘いスイーツを食べながら、漫画を楽しみませんか?
『さぼリーマン 飴谷甘太朗』
『さぼリーマン 飴谷甘太朗』
アビディ井上(著)、萩原天晴(原作)、講談社
飴谷甘太朗(あめたに かんたろう)は、甘味を愛してやまないサラリーマン。
内勤から営業に転職したのも、仕事を手際よくこなすのも、すべては仕事をサボって空き時間に甘味処巡りをするためだった!
この作品の見どころは、なんといっても甘太朗が甘味を口にしたときの感動の瞬間。豆かんを食べて頭が豆になるなど、その独特すぎる表現は、読めば読むほどクセになります。
甘太朗が足を運ぶ甘味処はいずれも実在するお店です。読み終えたあとは、甘太朗のように甘味処巡りをしてみては?
『アントルメティエ』
『アントルメティエ』
きたがわ翔(著)、早川光(原作)、高木康政(監修)
集英社
200年続く和菓子屋の一人娘である小椋かのこは、パティシエになるために家出。ひょんなことから、銀座にある有名ホテルのパティスリーで働くことになります。
一流パティシエたちとしのぎを削りながら、かのこは持ち前の才能やセンスを発揮。さまざまな困難を乗り越えていきます。
この作品の監修は、人気洋菓子店「ル パティシエ タカギ」のオーナー高木康政さん。美しいスイーツの数々にうっとり、さらに厨房でのリアルな仕事風景を垣間見られる作品です。
『夢色パティシエール』
『夢色パティシエール』
松本夏実(著)、集英社
パティシエを夢見る14歳の天野いちごは、パティシエのアンリにスカウトされ、名門製菓学校の聖マリー学園に編入します。
実力不足を感じるいちごがスイーツ作りの特訓をしていると、いちごの目の前にスイーツの精霊バニラが現れ――?
少女漫画雑誌「りぼん」で約3年にわたって連載された『夢色パティシエール』。スイーツが大好きで一生懸命ないちごの健気な姿は、見ていて応援したくなります。
スイーツ作りはもちろん、恋愛、友情も描かれる少女漫画の王道を楽しめますよ。
『京・かのこ』
『京・かのこ』
なかじ有紀(著)、白泉社
京都の老舗和菓子屋の一人娘、鹿乃子(かのこ)の夢は、多くの人に和菓子を親しんでもらうこと。夢を叶えるため、厳しい祖父の元で鹿乃子は修業を始めます。
『京・かのこ』は、和菓子を題材にした作品。鹿乃子の和菓子作り修行の様子が描かれます。
それとは別に気になるのが、祖父の和菓子屋を贔屓にしている颯也との恋模様。2人の関係が少しずつ変わっていく様子にキュンキュンしちゃいますよ。
『あんどーなつ 江戸和菓子職人物語』
『あんどーなつ 江戸和菓子職人物語』
テリー山本(著)、西ゆうじ(原作)、小学館
西洋菓子専門学校に通う安藤奈津(あんどう なつ)は、就職活動中に、老舗和菓子屋「満月堂」の職人である梅吉と竹蔵に出会います。
「就職先が決まるまで」の期間限定で満月堂で働き始めた奈津ですが、次第に和菓子に魅了されていき――。
浅草の和菓子屋を舞台にした本作。原作者の西さんが死去したため未完となっています。
和菓子作りはもちろん、下町の雰囲気、人情味あふれるストーリーもこの作品の魅力です。ほっこりした気持ちになれる、温かな作品を探している方はぜひ。
『失恋ショコラティエ』
『失恋ショコラティエ』
水城せとな(著)、小学館
4年越しの片想いを実らせ、交際しているつもりだったサエコに振られた爽太。チョコレートが好きなサエコに振り向いてもらいたい一心で、ショコラティエになるための修行に出ます。
5年後、一人前になった爽太はサエコと再会。ところがサエコには結婚の決まっている男性がいたのです……。
この作品の軸は、登場人物たちの恋愛模様。チョコレートのように甘くて苦い、大人の恋です。
一方で、爽太の仕事場であるチョコレート専門店にはさまざまなチョコレートが並びます。その描写がとても丁寧で、魅入ってしまいますよ。
『スイーツ本部長 一ノ瀬櫂』
『スイーツ本部長 一ノ瀬櫂』
佐々木善章(著)、講談社
老舗企業で本部長をしている一ノ瀬櫂(かい)は、部下たちが気軽に話しかけられないものものしいオーラを放っている。
そんな一ノ瀬の素顔は、帰宅後のスイーツ作りを何よりも楽しみにしている「スイーツ男子」だった……!
一ノ瀬が職場で見せる威圧感たっぷりの顔と、スイーツを口に入れたときの破顔とのギャップがたまらない作品。お菓子作りあるあるにもクスッとさせられますよ。
なんと嬉しいことに、作中に登場した一ノ瀬お手製スイーツのレシピも掲載されています。お試しあれ!
『ひみつのローソンスイーツ開発室』
『ひみつのローソンスイーツ開発室』
ハトコ(著)、KADOKAWA
コンビニスイーツの開発に焦点を当てた本作。コンビニエンスストア大手、ローソンの「ウチカフェスイーツ」誕生秘話を描いたコミックエッセイです。
販売開始から2年足らずで累計1億個を売り上げた看板商品プレミアムロールケーキなど、ローソンで買えるさまざまなスイーツが登場。
人気スイーツが世に出るまでの舞台裏を覗けるのはもちろん、予算や納期と奮闘する開発メンバーの奮闘記としても楽しめます。
漫画を読み終えたら最寄りのローソンにダッシュ!! です。
『クーベルチュール』
『クーベルチュール』
末次由紀(著)、講談社
『ちはやふる』で知られる漫画家、末次由紀さんのオムニバス作品です。
物語の舞台となるのは、チョコレート専門店「クーベルチュール」。イケメン兄弟が営むこのお店に訪れるお客様が各話の主人公となっています。
各巻に4話ずつ収録。ホロッと泣ける展開になりますが、読み終わりには幸せで温かい気持ちになれますよ。
『その男、甘党につき』
『その男、甘党につき』
えすとえむ(著)、太田出版
パリの敏腕弁護士ジャン=ルイが主人公の短編集。
チョコレートを愛してやまないジャン=ルイと、悩みを抱える人たちの8つの物語が収録されています。
チョコレート専門店で働くショコラティエや、結婚式の出席者や子供まで、各話のキーとなる人物はさまざま。作中の出来事や人間関係には繋がりがあり、1冊を通じてひとつの物語を楽しめます。
ちょっぴりビターな大人の世界が好きな方におすすめです。
スイーツを食べながら、素敵な物語を……。
スイーツ漫画は、読んでいるとお腹が空いてくる作品ばかり。
知らないお菓子の世界にいざなってくれる作品はもちろん、身近にあるお菓子の新しい魅力に気づかせてくれる作品も少なくありません。
お気に入りのスイーツ漫画を読みながら、お菓子の世界にどっぷり浸かってくださいね。
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ライター:アカネ