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子供の「なぜ?」に答えてくれる本|大人もタメになる児童書


更新日:2019/10/21

子供の「なぜ?」に答えてくれる本

子供をもつ親御さんのなかで、お子さんの「なぜ?」「なんで?」にどう答えたらいいか……と困ったことはありませんか?

そんなときは、聞かれた親御さんもお子さんと一緒にその答えを学んでみるのがおすすめです!
子供はなかなか鋭い質問をしてきますから、調べてみると「大人でも勉強になる……!」なんてことがあるかもしれません。

ここでは、大人が読んでもおもしろくてタメになる、パッと答えにくいさまざまな疑問に答えてくれる本をご紹介します。

 

『こども六法』

『こども六法』表紙

こども六法
山崎聡一郎(著)、弘文堂

SNSで話題になり、人気に火が点いた『こども六法』。

何をしたら「いじめ」なの? どうして「死ね」って言っちゃいけないの? どうしたら「虐待」されていることになるの?
いじめのこと、虐待のことなど、まだ法律を知らない子供のためにつくられた本書。あなたを法律が守ってくれる、というアプローチの本でもあります。

国が決めた法律について、イラストと分かりやすい文章で解説してくれます。

大人が読んでも六法全書の内容をすべて理解することはとても難しいです。具体的にどんなことをしちゃいけないのかなど、ぜひお子さんと一緒に読んでみては。

 

『大人もおどろく「夏休み子ども科学電話相談」』

『大人もおどろく「夏休み子ども科学電話相談」』表紙

大人もおどろく「夏休み子ども科学電話相談」
NHKラジオセンター「夏休み子ども科学電話相談」制作班(編)
SBクリエイティブ

NHKラジオで夏休みに放送(2019年4月からは毎週日曜日に放送)されている人気番組「夏休み子ども科学電話相談」を書籍化した本作。
子供たちから寄せられた科学にまつわる質問に、各界の専門家たちが答えています。

「冷たいものを食べるとなぜ頭がキーンとするの?」といった、誰もが一度は考えたであろう疑問や、さらに「宇宙空間で紙飛行機を飛ばしたら?」「人の心はどこにあるのですか?」などの難問まで、質問はさまざま。
常識にとらわれない子供の柔軟な発想も面白いです。

 

質問者と専門家の対話形式になっているのがこの本の面白いところ。

専門家たちがただ質問に答えるだけではありません。時には子供に考えさせたり新しい疑問を投げかけたりすることで、更に子供の「知りたい」「学びたい」など知的好奇心をかき立てます。

「子供が興味を持って学べるようにサポートしたい!」と考えている方にも参考になる本です。

「NHK子ども科学電話相談シリーズ」一覧はこちら

 

『ふしぎの図鑑』

 『ふしぎの図鑑』表紙

ふしぎの図鑑
白數哲久(監修)、小学館

「小学館の子ども図鑑プレNEOシリーズ」の1冊。「空はなぜ青いの?」「どうしておなかがなるの?」など、子供がよく感じる疑問を分かりやすく解説した本です。
「いきもの・しぜん・からだ・たべもの・せいかつ」の5ジャンルの“ふしぎ”が掲載されています。

 

小さな子でも分かりやすいようイラストや写真が多く掲載されており、親子でできる実験や料理などもあわせて載っています。

例えば「おみせのたまごをあたためればひよこはうまれる?」という疑問に答えるページ。イラストでの解説のあと、カップ麺の容器で温泉卵を作る実験を紹介しています。

3才から小学校低学年くらいの子供向けとなっているので、「なぜ?」「なに?」が始まった子供の図鑑デビューにいかがでしょうか?

『ふしぎの図鑑』についてもっと知りたい方はこちら

 

『世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え』

『世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え』表紙

世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え
ジェンマ・エルウィン・ハリス(編)、河出書房新社

「なぜ戦争が起きるの?」「どんなふうに恋に落ちるの?」「どうしてお金があるの?」
大人でも答えを知りたいであろう100の質問に、世界の第一人者100人が答えた1冊。一見くだらないように思える疑問にも、専門家たちが全力で答えます。

 

この本のすばらしいところは、質問に答えるメンバーが本当に豪華なところ。
言語学者のノーム・チョムスキー、進化生物学者のリチャード・ドーキンス博士をはじめ、科学者や歴史学者、哲学者、作家、オリンピックメダリストやコメディアンなど、世界の第一線で活躍する有名な方が答えまで導いてくれます。

大人が読んでも読みごたえ十分ですよ!

 

『こころのふしぎ なぜ? どうして?』

『こころのふしぎ なぜ? どうして?』表紙

こころのふしぎ なぜ? どうして?
村山哲哉(監修)、高橋書店

「にがてなことはあきらめちゃだめ?」「どうしたら、やさしくなれるの?」「いじめられたら、どうしたらいい?」そんな質問をされて困ってしまったことはありませんか?

この本は、そんな「心」にまつわる疑問について答えてくれます。

 

感情や倫理などには、明確な「正解」がありません。そのため、子供から質問されても答えづらいものです。
この本をきっかけに、命とは何か、優しさとは何かなど、大切なことを親子で考えたり話しあったりしてはいかがでしょうか。

本作は「楽しく学べるシリーズ」の1冊。『かがくのふしぎ』『ことばのふしぎ』など、ほかのシリーズ作品もぜひ読んでみてくださいね!

「楽しく学べるシリーズ」一覧はこちら

 

『なぜ?の図鑑 科学マジック』

『なぜ?の図鑑 科学マジック』表紙

なぜ?の図鑑 科学マジック
藤嶋昭(監修)、学研教育出版

子供の「なぜ?」からうまれた図鑑。幼児~小学生くらいの子供が対象です。
動物・昆虫・からだ・宇宙・恐竜・魚などのシリーズが出ており、子供の興味に合わせて選ぶことができます。

おすすめは『なぜ?の図鑑 科学マジック』。簡単だけれど、驚きの科学実験が60収録されています。夏休みの自由研究にも役立ちますよ。

写真やイラストがふんだんに掲載されており、親御さんもきっと勉強になる内容です。図鑑を家に揃えておけば、「疑問に感じたことを自分で調べて解決する」力も身つきます。

子供の質問に困ったときには、ぜひ親御さんも一緒に図鑑をめくって調べてみてくださいね。

「なぜ?の図鑑シリーズ」一覧はこちら

 

学べるチャンスを見逃さないで!

子供の「なぜ? どうして?」は学びのチャンスです。
すぐに答えを返せなくても、親子でいっしょに調べることで考える力や解決する力が身につきますよ。

子供に教えるつもりが、大人の方がハマってた! なんてこともあるかもしれませんね。

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ライター:hina