漫画の収納法|大量の漫画を本棚に収納する目からウロコのアイデア
いつの間にか増えてしまう漫画。
特に、長期連載の人気作品を集めようとすると、50巻以上になることも珍しくありません。
収納スペースは限られているし、どうしよう、と思っている人は多そうです。不要な漫画は古本屋さんに売るという整理の仕方もありますが、気に入って購入した漫画は、できれば取っておきたいですね。
漫画を出し入れしやすい収納といえば、やっぱり本棚ですが、ただの「棚」だって収納に使えるのです。大量の漫画を棚に収納するポイントや、目からウロコの「見せる」収納をご紹介します!
大量にある漫画の収納のポイント
1.自分にとっての優先度で収納場所を決める
数々の漫画コレクションの中でも、現在連載中で集めている最中の漫画は、一番手に取りやすいところに置きたいもの。漫画を椅子に座ってお行儀良く読む人もいれば、ベッドの中で読むリラックス派もいます。漫画を読む場所に近い本棚の一番手前が、ベストの収納ポジションです。
2.どの漫画がどこにあるのかすぐわかる
○○の漫画が読みたくなったけど、どこに入れたかな。よくあるパターンですね。そんな時、3段ボックスなど奥行きのある棚の後ろ側に入れた漫画は、手前の漫画をわざわざどけて見ないと、何を入れてあるかわかりません。収納する際には後ろ側の漫画のタイトルも、見えるようにしておくと便利です。
3.作者のあいうえお順に並べる
大量の漫画を持つ人なら、本棚は2つ、3つと複数あるでしょう。本棚に1、2、3と番号を付けて、1番の本棚から漫画を作者のあいうえお順に入れるのも、探しやすくする方法のひとつです。古本屋さんでは、おなじみの並べ方ですね。
漫画を収納する具体的な3つの方法
1.レール付き本棚でどの漫画もパッと手に取れる
コミック・文庫用として販売されているレール付き本棚は、どの漫画もパッと手に取れて便利です。後ろ側の漫画は、手前の漫画の棚をレールの上で動かせばタイトルが見られます。これなら、手前と後ろで棚の高さが同じでも、後ろ側に何の漫画を入れてあるかが、すぐにわかります。
このレール付きの本棚は、手前・真ん中・奥と3層になっていて、レールが2本あります。
区切られた棚は全部で21個。1個の棚に普通サイズの漫画が16冊入るとして、ぎっしり詰めれば約336冊もの漫画が収納できます。
また、それぞれの棚をちょっとレールで動かすだけで後ろの漫画が取れますから、手前の漫画をどけるという手間が
省けます。
ただし、一番上の棚は立てた漫画の上に指を入れて引き出せますが、2段目と3段目は上下が詰まっています。ですから、漫画と漫画の間に指を入れて引き出せるよう、少しゆとりを持って収納しておくのがコツです。
この写真の本棚の大きさは、幅90cm、高さ67cm、奥行き44cmです。棚3層分の奥行きが必要なため、壁に張り付くようなスリムタイプというわけにはいきません。
けれども、一般的な3段ボックスの奥行きプラス15cmぐらいの置き場所があるなら、大量の漫画を収納するのに一番便利な本棚だと思います。
2.手前と後ろ側の漫画の棚を段違いにしておく
手前と後ろ側の棚を段違いにするなんて、もしかしてDIY?
いえいえ違います。最初から棚が段違いになっている、既製品の本棚があるのです。棚は、かなり自由に高さを変えられますから、普通サイズの漫画よりちょっと背の高い漫画の収納にも対応できるのが嬉しいところ。
写真にある本棚の下の段、真ん中を見ていただけるとわかるように、こんなふうに棚の高さをずらすことができます。こうすると、後ろの漫画のタイトルが少し見えて、どの棚にどの漫画が入れてあるか一目瞭然です。
棚の位置は、本棚の上から下まで3cmきざみで変えられるので、好きなところに動かせます。この写真の本棚の大きさは、幅90cm、高さ88cm、奥行きは3段ボックスと同じ29cm。漫画が、約360冊収納できます。
3.漫画を「見せる」収納でインテリアに
漫画が自分の部屋だけでは収納しきれなくなったら、リビングに「見せる」収納で置くというのはいかがでしょうか。写真のような多目的棚なら、リビングにも違和感無く収まりそうです。
問題は高さ。もともと本棚ではないので、1列に並べるだけでは上が空きすぎます。そこで、先ほどの段違いの本棚を参考に、後ろ側を何かで底上げして2列に並べてしまおうというアイデアです。
我が家で使っているのは、スリムタイプのティッシュの箱。箱は、1段でも後ろ側のタイトルが見えますが、棚の高さをぜいたくに使おうと、2段に重ねています。
高さが同じものでないと、きれいに揃いませんから、同じ規格の箱がたくさんあるということで目を付けました。
使用後で空っぽのものだと、漫画の重さに耐えられず潰れてしまいますので、中にしっかりとティッシュが入っている使用前のものを使っています。
そして、一番上の段には漫画のキャラクターグッズを飾ります。
これがあるとグッとインテリアっぽくなって、「こんなところに漫画を置くなんて!」などと家族に文句を言われることも少なそうです。
収納できる漫画の量は、1段を38冊とすると152冊になります。
4.カラーボックスを使った収納
新しい本棚を買うよりももっと手軽にできるのが、カラーボックスを使った収納です。カラーボックスは手頃だけど漫画の収納にはサイズが合わないのではと思われがちですが、そんなことはありません。
カラーボックスを縦置きで使う場合には、先ほどご紹介したティッシュの箱を使った底上げの方法で奥の本まで見えるように収納できます。
また、横置きで使えば漫画を上下に積み重ねるのにぴったりサイズ。下の方の漫画を取り出しやすくするために、ダンボールで仕切りを作るのがおすすめですよ。
漫画の収納もアイデア次第
今回ご紹介した収納法の中で特におすすめなのは、レール付きの本棚です。少々力の弱い人でも、すっと棚が動かせます。
サイズが大きすぎるという人には、段違いの本棚も便利です。漫画は、かさばる割には軽いので、手前の漫画を取り出して後ろ側の漫画を取るというのも、慣れたら気軽にできそうです。
見せる収納では、上の棚に飾るグッズを時々取り替えて楽しんでみてはいかがでしょうか。
本棚の収納アイデアまだまだあります!
■たくさんある漫画の収納のコツ
本棚の漫画をきれいに並べるには、本棚のスペースによって収納方法を変えるのがコツ。スペースが限られている場合は、読む頻度に応じて整理して収納、大きな本棚に収納している場合には、タイトル順や出版社順で分類しての収納がおすすめです。
また、本棚がぎゅうぎゅうになると整理そのものが難しくなってしまいます。あまり手にとらない本がある場合には、本棚から物置などに移動させるようにすると、新刊が増えてしまっても安心です。
■限られたスペースに賢く本を収納するには……?
本をたくさん持っている人にとって、どう限られたスペースに多くの本を収納していくかは悩みの種でしょう。
そこで、本を整理するために重要な収納しやすい本棚の選び方や、本棚の見落としがちなスペースをフル活用するための本の並べ方を紹介。
大型本の収納にはインナーボックスを活用しましょう。また、ベンチ型の収納ボックスの活用例や、キッチンでの収納例など、本棚以外のスペースを活用した本の収納方法についても提案しています。