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長編なのに読むのは一瞬!? 面白すぎて一気に読めちゃう長編小説5選


長編なのに読むのは一瞬!? 面白すぎて一気に読めちゃう長編小説5選

長編小説というとしり込みしてしまう方もいるかもしれませんね。しかしマンガと同じく、面白い作品に出会うと手が止まらなくなってしまうものです。

 

はじめはこんなにボリュームのある作品!? と思っていても、気づいたらあっという間に読み終わることも。

今回は、面白くてつい一気読みしてしまったという読者が多い長編小説を5作品ご紹介します。

 

『イニシエーション・ラブ』

『イニシエーション・ラブ』の表紙

イニシエーション・ラブ
乾くるみ(著)、文藝春秋

乾くるみさんによる大ヒット小説です。本のカバーにある、「最後から二行目で、本書はまったく違った物語に変貌する(絶対に先に読まないで!)」という表記が話題を呼びました。

「最後まで騙されていた」「本当に最後の最後でひっくり返された」など、多くの読者に衝撃を与えた作品です。

 

内容は一見恋愛小説のようですが、本編にトリックが仕掛けられていて、ラブ・サスペンスまたはラブ・ミステリー作品と呼ばれることもあります。

くりぃむしちゅーの有田哲平さんが、「最高傑作のミステリー」とコメントしたことも話題になり、2015年には売上が130万部を突破、映画化もされています。

 

このような情報を見ると、やはり最後のページが読みたくなるもの。しかし、それまでの流れをきちんと押さえておかないと、最後のページの衝撃が薄くなってしまいます。

ぜひしっかり最初から読んでください。最後まで読み終わって衝撃を受けた後、きっともう一度最初から読みたくなるでしょう。

 

『流星ワゴン』

『流星ワゴン』の表紙

流星ワゴン
重松清(著)、講談社

重松清さんのベストセラー小説で、2015年には西島秀俊さん・香川照之さんらの出演でテレビドラマにもなった作品です。

 

主人公の永田一雄は、勤めていた会社をリストラされ、息子は家庭内暴力をふるうようになり、妻は家出をするという最悪な状況に陥るところから物語が始まります。

「もう死んじゃってもいいかな…」そう思っていた一雄の目の前に、一台のワゴン車が停まります。

ワゴン車に乗っていた橋本さん親子との出会いで、一雄は過去の体験を「やり直す」旅に出ることに。その旅の中で、なぜか若いころの一雄の父親が現れて……。

 

家庭が最悪なことになってしまったのはなぜなのか、過去の体験を「やり直す」うちに、徐々にわかってくるようになるのですが、過去は変えられません。一雄はどこへ向かうのか、旅の終わりに何を見つけるのか、読み進めていくうちにどんどん気になることでしょう。

 

 

『白夜行』

『白夜行』の表紙

白夜行
東野圭吾(著)、集英社

犯罪の被害者とその家族、加害者とその家族の複雑な関係を下敷きにした、東野圭吾さんの有名小説です。

1999年に発表され、2010年には累計200万部を超える大ベストセラーになりました。2006年の山田孝之さん・綾瀬はるかさん出演のドラマも非常に話題を呼びましたね。

 

1973年に大阪で発生した質屋の殺人事件。被害者の息子・亮司と容疑者の娘・雪穂はそれぞれの道を進んでいたのですが、19年後に2人の周りで次々と謎の凶悪犯罪が起こります。

19年前の殺人事件との関連はあるのか、隠された真実とは何なのか……?

 

この小説は主人公である亮司・雪穂の心理描写が非常に少ないのが特徴。その他の数多くの登場人物の視点から、伏線を交えながらの描写が中心になっています。

読んでいくうちに、2人の心理を間接的に読み解きたくなると同時に、先の展開が気になってくるでしょう。

 

『模倣犯』

『模倣犯』の表紙

模倣犯
宮部みゆき(著)、新潮社

宮部みゆきさんの長編小説で、重厚なストーリーが話題になりました。

天才と自称する犯罪者の連続殺人を描いた作品です。知能が優れている天才犯罪者の、犯罪に対する愚かさや幼稚さが見事に描かれています。

 

この小説では、犯人は序盤から明らかにされています。主犯である「ピース」こと網川は、友人の栗橋などを利用しながら次々に犯罪を実行していくのですが、その姿は悦に入る快楽犯罪者そのもの。そのゆがんだ心理は読者を戦慄させます。

果たして網川の犯罪を食い止められるのか――!? 非常にボリュームのある作品にもかかわらず、ストーリー展開が気になってページをめくる手が止まらなくなります。

ピース役を中居正広さんが演じた映画版は、その展開の特殊性から賛否両論を呼びました。原作と異なるラストですが、気になる方はそちらもチェックしてみてください。

 

『はてしない物語』

『はてしない物語』の表紙

はてしない物語
ミヒャエル・エンデ(著)、岩波書店

最後にファンタジー小説をご紹介します。
ドイツの作家、ミヒャエル・エンデさんの有名作品です。「ネバーエンディング・ストーリー」と言えばご存知の方も多いでしょう。あの映画の原作の本がこちらです。

 

主人公のバスチアン少年は太っちょでノロマ。勉強も運動も苦手で、学校では恰好のいじめの標的です。そんなバスチアン少年はふとしたきっかけで、異次元の世界「ファンタージエン」に飛び込むことに。

ファンタージエンで旅を続けるうちに、バスチアン少年にさまざまな変化が起きてきます。異世界では、バスチアン少年が望むものが次々と手に入ります。かっこよさも、強さも、望めばすぐに自分のもの。しかし、その裏にはある犠牲が……。

 

人格すら変わりかけることもあるほど苦しい思いをしながら、一歩一歩進む姿が印象的で、先が気になってしまいます。ファンタージエンに迫る危機とは何か、バスチアン少年はどのような成長を遂げるのか、ぜひ確かめてみてください。

 

ストーリー展開が気になる小説は一気読みしたくなる!

一気読みしたくなる長編小説を5作品ご紹介しましたが、いずれの長編小説もストーリー展開が非常に優れているのが特徴です。先が気になるあまり、ついついページをめくってしまいます。

長編が苦手だと思っている方も、ベストセラーにもなっているこの5冊をぜひ読んでみてください! 没頭して、あっという間に読み終わってしまいますよ。

 

今回ご紹介した書籍

イニシエーション・ラブ』乾くるみ(著)、文藝春秋 ほか

流星ワゴン』重松清(著)、講談社

白夜行』東野圭吾(著)、集英社

模倣犯』宮部みゆき(著)、新潮社 ほか

はてしない物語』ミヒャエル・エンデ(著)、岩波書店

 

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