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電車の中での読書はキケン!声を出して笑ってしまう面白い本


面白い小説は世に多く出回っているものの『笑える小説』というのは意外と少ないものです。

今回のテーマは『声を出して笑ってしまう笑える本』。

抱腹絶倒ものから、ぷっと吹き出してしまうものまで、面白い本を集めてみました。

気分転換にぜひいかがでしょうか?

 

英語の教科書に出てきた彼らが再会。

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『永遠のジャック&ベティ』
清水義範(著)、講談社

英語教科書でおなじみのジャックとベティが五十歳で再会したとき、いかなる会話が交されたか?珍無類の苦い爆笑、知的きわまるバカバカしさで全く新しい小説の楽しみを創りあげた奇才の粒ぞろいの短篇集。ワープロやTVコマーシャル、洋画に時代劇…。身近な世界が突然笑いの舞台に。(表紙裏)

英語の教科書に出てくるジャックとベティの、『独特な言葉使い』のやりとりが笑える一冊。

「あなたはベティ・スミスですか」「はい。私はベティ・スミスです」

「これはソファですか」「いいえ。これはソファではありません。これは椅子です」

「あなたが今住むところの家はどこにありますか?」「この通りを東へ行き、3番目の4つつじを左へ曲がりなさい。すると左側に白い建物を見るでしょう」

そして、ジャックはベティを口説こうとするのですが、どのような言葉をかけるのでしょうか……?

大爆笑の一冊です。

 

爆笑のミステリーパロディ!

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『どすこい。』
京極夏彦(著)、集英社

地響きがする──と思って戴きたい……相撲取りの討ち入りを描く「四十七人の力士」、肥満ミトコンドリアが暴れる「パラサイト・デブ」などなど数々の名作を下敷きに、パロディの極北を目指したお笑い連作巨編がついに文庫化。炸裂する京極ギャグの奔流に、いつしかあなたは肉の虜となる。しりあがり寿先生の4コマも読めるし、解説には大盛肉子ちゃんがゲスト出演。全編でぶのちゃんこ盛り!(表紙裏)

ずんずんずずんん……と地響きが聞こえてきそうな『デブ小説』。

誰が読んでも「え、これがあの京極夏彦さんの作品?!」と間違いなく驚いてしまうのではないでしょうか。

『土俵(リング)・でぶせん』は鈴木光司さんの『リング』『らせん』のパロディですし、『すべてがデブになる』は森博嗣さんの『すべてがFになる』のパロディ。

元ネタを知っていると何倍も楽しめますが、作品単体でもギャグ満載で爆笑できる一冊に仕上がっています。

 

爆笑必死の『言いまつがい』集。

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『言いまつがい』
糸井重里(著)、新潮社

言っている本人は、大マジメ。本気、本腰、ときに本音。だから、腹の底までとことん笑える。「壁の上塗り」「まことしなやかに」「理路騒然」「ざっくらばん」。彼や彼女や先生や社長は、何を言いたかったのか。間違いだなんて、カタいことを言って責めてはいけない。ここは気楽に「まつがい」と呼ぶべし。正しい日本語の反面教師。笑って、教えられる日本語の常識、非常識が満載です。(表紙裏)

ほぼ日刊イトイ新聞の読者(一般人)が投稿した作品の中から、厳選されたネタが収録された一冊。

とことん笑える正しくない日本語が、これでもか!というぐらい揃っています。

ちなみに表紙裏↑で取り上げられているのは、「恥の上塗り」「まことしやかに」「理路整然」「ざっくばらん」の『言いまつがい(間違い)』です。

こういう「あるある」な言い間違いに、ついくすりと笑ってしまうこと間違いなしです。

 

思わず吹き出してしまう川柳がぎっしり。

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『シルバー川柳 誕生日ローソク吹いて立ちくらみ』
全国有料老人ホーム協会、ポプラ社

物忘れも、医者通いも、はたまたビミョーな夫婦関係も、傑作川柳、めでたく八十八本あがりました!

テリー伊藤さん大絶賛!笑って愚痴って、一生懸命。この愛すべき、ニッポン人たち。(帯)

シリーズ累計70万部を超えるベストセラー。

本書の面白さを分かっていただくためにも、帯に書かれた川柳をいくつか紹介しましょう。

・恋かなと 思っていたら 不整脈

・デジカメは どんな亀かと 祖母が訊く

・万歩計 半歩以上 探しもの

・なぁお前 はいてるパンツ 俺のだが

・クラス会 食後は薬の 説明会

「笑いは明日への活力の源」。読んでいると元気をもらえます。プレゼントにもおすすめですよ。

 

ブラックユーモアたっぷりの一冊!

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『超・殺人事件』
東野圭吾(著)、新潮社

新刊小説の書評に悩む書評家のもとに届けられた、奇妙な機械「ショヒョックス」。どんな小説に対してもたちどころに書評を作成するこの機械が、推理小説界を一変させる―。発表時、現実の出版界を震撼させた「超読書機械殺人事件」をはじめ、推理小説誕生の舞台裏をブラックに描いた危ない小説8連発。意表を衝くトリック、冴え渡るギャグ、そして怖すぎる結末。激辛クール作品集。(表紙裏)

『日本推理作家協会、除名覚悟!』で描かれた、推理作家の舞台裏を描いた短編集。

収録されている短編はすべて『超◯◯殺人事件』と言うタイトルがつけられていますが、なんと殺人事件が起きないということも!

ブラックユーモアでニヤリと笑いたい方におすすめの一冊です。

東野さんのギャグ満載な一面を垣間見ることができ「え、これがあの東野圭吾さんの作品?!」と驚く読者も多いことでしょう。

 

面白本で元気をもらう

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笑うと元気になることが医学的にも証明されています。疲れているときや、気分転換にぜひ面白本を読んでみてくださいね。

 

今回ご紹介した書籍

永遠のジャック&ベティ』清水義範(著)、講談社
どすこい。』京極夏彦(著)、集英社
言いまつがい』糸井重里(著)、新潮社
シルバー川柳 誕生日ローソク吹いて立ちくらみ』全国有料老人ホーム協会、ポプラ社
超・殺人事件』東野圭吾(著)、新潮社

 

面白本を読んだ後は、泣ける本を読んで、心のデトックスなんていかがでしょうか?

 

 

ライター

飯田 萌
フリーランスのライター。一児のママ。出産前まではリクルートで結婚情報誌を担当。現在はWeb媒体にて書籍、音楽、育児など幅広く執筆中。影響を受けた作家は白石一文。趣味はスイーツを愉しむこととドラマ鑑賞。