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女子力アップ! 自分磨きのための小説4選


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テレビや雑誌などで頻繁に取り上げられる「女子力」。女子力といっても、高めたい部分は人それぞれですよね。今回は、目的別に「女子力をアップ」させる小説を紹介します。

 

恋愛力をアップさせたいなら…
大橋弘祐『SURVIVAL WEDDING』

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大橋弘祐(著)、文響社

帯のキャッチコピーは、”エルメス、ヴィトン、ルブタンetc…ブランドの戦略が人生に効く!”。

ビビッドなピンク色の表紙にキラキラしたロゴがおしゃれで、目を引く一冊。

♦あらすじ♦
寿退社した日に婚約破棄された主人公・黒木さやか。
なんとかファッション誌の編集部に復職しますが、雑誌の企画で「半年以内に結婚しろ。できなければクビ」と上司に命令されます。

この作品、笑えます!上司はハイブランドのマーケティング戦略に沿ってアドバイスをくれるのですが、どれもこれも目からウロコ。

たとえば、婚約破棄された理由は…

“「それはお前が安いからだ。エルメスのバーキンが百万円だったら買うやつがいるかもしれないが、ユニクロのバッグが百万円だったら誰も買わない。百万円とバッグの価値が釣り合ってないからだ」”

キツい一言ですが、説得力があるんですよね。映画「プラダを着た悪魔」が好きな方にオススメです。

 

美意識を高めたいなら…
ヴァネッサ・ディフェンバー『花言葉をさがして』

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ヴァネッサ・ディフェンバー(著)、ポプラ社

扉のキャッチコピーは、”美しい植物が彩る、愛と感謝の物語”。

なんて美しい作品!と言いたくなる作品。
まず、なんといっても、装丁が美しいです。幻想的な花の絵が、表紙・ブックカバー・見返し・扉と、一冊の隅々まで描かれています。ストーリーも美しいです。

♦あらすじ♦
主人公のヴィクトリアは、傷つき悲しい過去を生き抜く上で、花言葉で感情を表現するようになっていました。大人になったヴィクトリアは、花屋で働くようになります。そこで、美しい花束を作り、人々を幸せな気持ちにしていくのですが……。

読み終わった後は、愛について深く考えさせられることでしょう。

なお、本書の巻末には、小説内に出てくる「花言葉事典」が 収録されているので、花についての知識も身につけることができます。さらには「花言葉をさがして」というリーフレット付き。生花店・青山フラワーマーケット監修のブーケ写真など、盛りだくさんの内容となっています。

作者のデビュー作でありながらも、日本を含め39ヶ国で出版が決定しているというのも頷ける作品です。

 

元気をもらいたいなら…
奥田英朗『ガール』

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奥田英朗(著)、講談社

帯のキャッチコピーは、”生涯一ガール  結婚しても、仕事してても”。

働く女子のバイブルと評される、ロングセラー作品。30代女性が主人公の短編が、5編収録された一冊です。

なぜ、これほどまでに多くの女性から支持されているのでしょうか?
それは、男性作家が書いたとは信じられないほど、女性の本音がリアルに描かれており「そうそう!」と共感できるから。

また、読み終わった頃には、小説内に出てくるセリフ“「100回生まれ変わったって、私は100回とも女がいい」”と思える作品だからだと思います。

♦あらすじ♦
子育てと仕事の両立に奮闘する女性、若くないと思いながらも”ガール”な自分から抜けられない女性、マンションを買おうか悩む女性、年下の新入社員についときめいてしまう女性など、シチュエーションがまったく違った5人のガールの物語。

自分とは違う。でも、共感できるのです。同じ女性だから。
日々奮闘する自分にエールを送ってくれ、元気をもらえる作品です。

 

食への意識を高めたいなら…
柚木麻子『ランチのアッコちゃん』

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柚木麻子(著)、双葉社

帯のキャッチコピーは、”読むほどに不思議と元気が湧く、新感覚ビタミン小説誕生!!”。

♦あらすじ♦
2014年本屋大賞ノミネート作品。
「ノーが言えないのではなく、イエスしか言えない」人間だと彼氏にフラれ、自分には何も取り柄がないと落ち込む主人公・澤田三智子。持参している手作りのお弁当も食べない三智子の憔悴ぶりを見かねて、上司の黒川敦子がある提案をします。それは、ランチを取り替えっこするというものでした。

文中に出てくる「食べることは生きることだもの」という言葉や、食欲を掻き立てる美味しそうな食の描写など、食への意識がぐんと上がる一冊です。

私はこの本を読むまで、忙しさのあまり、スーパーやコンビニでパパッと済ませていたタイプでしたが、この作品を読んでから、料理をはじめ、無理のない範囲でお弁当を作るようになりました。

キャッチコピー同様、心にビタミンをくれる一冊です。気に入った方は、続編の「3時のアッコちゃん」もどうぞ。

 

読書で女子力アップしよう

以上、恋愛力、美意識、元気、食習慣をテーマにした本を紹介しました。どの作品も楽しめる作品ばかりですので、ぜひ気になった作品をチェックしてみてくださいね。

今回ご紹介した本
♦『SURVIVAL WEDDING』 大橋弘祐、文響社
♦『花言葉をさがして』 ヴァネッサ・ディフェンバー、ポプラ社
♦『ガール』 奥田英朗、講談社
♦『ランチのアッコちゃん』 柚木麻子、双葉社

 

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ライター

I.Megumi
フリーランスのライター。一児のママ。出産前まではリクルートで結婚情報誌を担当。現在はWeb媒体にて書籍、音楽、育児など幅広く執筆中。影響を受けた作家は白石一文。趣味はスイーツを愉しむこととドラマ鑑賞。