東野節炸裂!! スカッと爽快な東野圭吾おすすめ小説5選
更新日:2019/2/1
多くのベストセラーを出し、次々と映像化もされている人気作家の東野圭吾さん。作品の数も多いので、何から読んだらいいかわからなくなってしまいますよね。
今回は数多くの作品の中から、爽快感のある小説をセレクトしました。感動してスッキリ、ドキドキハラハラして爽快な小説をお楽しみください。
時を超える愛に涙
『時生』
『時生』
講談社
東野圭吾さんの作品の中でも、感動する作品として評価が高いものがこちらの『時生(トキオ)』。死を迎えようとしている息子との時を超えた不思議な出会いを描いています。
その出会いとはいったいどんな場面だったのか? どうしてその時はいないはずの息子に時を超えて出会ったのか?
不思議ながら、人間の温かさにあふれている物語です。
最後まで引き込まれ、読み終わったときには心が洗われたようにスッキリとすること間違いなしです。
騙しきれるか?ハラハラの展開
『ゲームの名は誘拐』
『ゲームの名は誘拐』
光文社
ミステリーといえば、探偵役や刑事が犯人を捜しだして犯罪を暴いていくものですよね。
しかしこちらの作品は、ミステリーでありながら犯人側が主人公として描かれます。
仕事の恨みを晴らすべく、相手の娘と共謀して狂言誘拐を実行する主人公。常に犯人側の目線で描かれる物語は、バレないか、捕まらないかというハラハラ感を味わうことができます。
先が気になってどんどんと読み進めてしまう展開は熱中してしまい、ストレスを忘れるためにぴったりです!ついつい憂鬱なことを考えてしまう方におすすめします。
東野流ファンタジー!
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
角川書店
「ナミヤ雑貨店」とは、主人公の3人組がたまたま入り込んだ閉店後の雑貨店のこと。そこで不思議な出来事が起こるのです。
閉店しているはずのお店に届く悩み相談の手紙に回答を返しているうちに、時間を超えたつながりが生まれてくるという展開。
章ごとに主人公が変わっていく構成ですが、そのすべてがつながっていく様子は驚きと爽快感があります。一気に読んでも、章ごとにじっくり読んでも、どちらもおすすめです。
異色のタッグで犯人を追い詰める!
「マスカレードシリーズ」
「マスカレードシリーズ」
集英社
連続殺人事件の現場に残されたメッセージから、次の現場と推定された一流ホテルが舞台。一流ホテルのホテルマンと、潜入捜査に入った刑事がタッグを組んで犯人探しに乗り出します。
タッグを組むといっても、最初から息があっているわけではありません。お互いに反発しながらも、犯人探しという共通の目標に向けてぶつかりあう姿は読みごたえがあります。
ホテルの様子が詳しく描かれていることも読んでいて興味深いところです。最後には意外な犯人にあっと驚かされてしまいます。シリーズの2作目『マスカレード・イブ』は、前作の前日譚であり、連作短編集となっています。
大阪を舞台にした痛快ミステリー
『浪花少年探偵団』
『浪花少年探偵団』
講談社
東野圭吾さんの作品の中でも「おもしろい」といったらこちら「浪花少年探偵団シリーズ」。
大阪を舞台に関西弁で繰り広げられる物語は、個性の際立つ魅力的な登場人物たちのおかげもあり、とても楽しいものになっています。
中心となる人物は“しのぶセンセ”と呼ばれる小学校の先生。生徒たちと一緒に、事件を探っていきます。
東野作品は重厚でつらい物語が多いと感じている方は、この作品でイメージががらりと変わるかもしれません。
東野圭吾の爽快感ある作品で気持ちを上げる!
「ガリレオシリーズ」や「加賀恭一郎シリーズ」といったミステリーが特に有名な東野圭吾さんですが、じーんと感動できる物語や、楽しい気分になる痛快なミステリーといった爽快感のある小説もあるんです!
気分が落ち込んでいるとき、楽しい物語が読みたいとき、今回ご紹介した小説をぜひお手に取ってみてください。
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