過去に映画・ドラマ化された東野圭吾おすすめ小説
更新日:2019/1/31
東野圭吾さんの映像化された作品は、映画化であればまだ本数を数えられるのですが、ドラマとなると数知れず…というくらい多くの作品があります。
ここでは、筆者おすすめの過去に映画・ドラマ化された東野圭吾さんおすすめ小説をご紹介します。
東野圭吾原作の映画
東野作品で最初に映画化されたのは1999年公開の『秘密』。1人2役の難しいヒロインを広末涼子さんが演じ、フランスでもリメイクされました。
その後も『変身』『プラチナデータ』『真夏の方程式』など、さまざまな作品が映画化されており、東野作品の人気ぶりが伺えます。
おすすめの映画原作はこれ!
『容疑者Xの献身』
文藝春秋
探偵役のガリレオこと湯川助教授と草薙刑事の名コンビ解消の危機!?
最初に犯行の一部始終が描かれ、犯人の薄幸の母子と彼女たちに献身的に尽くす数学教師・石神を中心に話が進みます。
真相を暴かざるを得なかった湯川の悲痛な叫びと、事件の背後の哀しくも愛しい人間模様が泣けます。
『白夜行』
集英社ほか
「殺したのは、心」というキャッチコピーで、凶悪な犯罪を通して固く結びついた2人を、堀北真希さんと高良健吾さんが演じた話題作です。
原作文庫版の厚さが4~5センチという、書店でもひときわ目立つ存在感に圧倒されます。2006年、山田孝之さんと綾瀬はるかさん主演のドラマ版も当時話題になりました。
『麒麟の翼』
講談社
東野ミステリーの「加賀恭一郎シリーズ」の9作目が、加賀刑事役に阿部寛さんを迎えて映画化された作品。
麒麟の翼に込められた、父親から息子への最後のメッセージを加賀が読み解きます。
東野圭吾原作のドラマ
東野圭吾さんの作品が原作のドラマは、民放・NHK・WOWOW・その他配信版を含め、50作品を超えます。
東野さんには短編や中編の作品も多いので、オムニバスや2時間枠のドラマにしやすいのかもしれません。
映画もそうですが、ドラマ化された作品にはその時代の人気俳優たちが出演しています。
原作を読んだ人にとっては、自分の好きな作品がどう演じられるかも楽しみの1つでしょう。
おすすめのドラマ原作はこれ!
「ガリレオシリーズ」
文藝春秋
ガリレオこと湯川助教授を探偵役とする「ガリレオシリーズ」は、短編から長編まで数々の作品があります。
ドラマでは、湯川助教授を福山雅治さん、湯川とコンビを組む草薙刑事を北村一輝さんが演じています。
事件の謎解きのほか、偏屈な湯川にあきれながらも、事件が起こると湯川を頼る草薙と湯川とのやりとりが楽しめるシリーズです。
「加賀恭一郎シリーズ」
講談社
ガリレオシリーズと並んで人気の「加賀恭一郎シリーズ」。連続ドラマとして2010年に『新参者』が放送されました。
スペシャルドラマも2作あり、その中の1作『眠りの森』は石原さとみさんのバレリーナ姿が印象的です。ちなみにこの『眠りの森』は山下真司さんが加賀役を演じ、1993年にもドラマ化されています。
『流星の絆』
幼いころ両親を惨殺されたという悲しい過去をもつ洋食屋「アリアケ」の3兄妹の物語。
「大人になったら犯人に復讐しよう」と約束を交わした彼らが、時効の迫る14年後に犯人を追い詰めていきます。
東野作品の醍醐味でもある“ミステリー”と“家族の絆”も楽しめる作品です。
『分身』
長澤まさみさんが1人2役を演じ、2012年にドラマ化されました。
姿・形がまったく同じ2人の出生の秘密は、禁断の医療技術が原因で……?
「ガリレオシリーズ」や『変身』などと同じく、東野圭吾さんの得意な医学系のミステリーです。
ちなみにドラマでは長澤まさみさんがライブで熱唱するシーンがあるのですが、本当に上手でした!
映像化作品、原作どちらも楽しんで!
東野さんの作品には本格推理物もありますが、ヒューマンドラマとしての要素が強いものが多くを占めます。
正しい道ではないとわかっていながら、やむにやまれず誤った選択をしてしまう登場人物には、共感も生まれそうです。
映画やドラマとともに、ぜひ原作の小説も読んでみてください。
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