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森博嗣 おすすめ本|シリーズ本・長編小説・エッセイほか


更新日:2019/11/28

森博嗣 おすすめ本

工学博士でもある森博嗣さんが生み出す小説は、独特な切り口と個性的な登場人物が特徴です。
特に『すべてがFになる』から始まるミステリー小説群は、「理系ミステリー」として多くの人に親しまれています。

ここでは、数ある作品の中でも、特に森博嗣さんの魅力を感じられるおすすめの作品をピックアップしました。

シリーズ作品はもちろん、長編小説やエッセイなど、ジャンルに分けてご紹介します。

 

 

おすすめシリーズ1「S&Mシリーズ」

『すべてがFになる』表紙

S&Mシリーズ
講談社

森博嗣さんのデビュー作『すべてがFになる』を含む「S&Mシリーズ」。
シリーズ名は、主人公の犀川創平(さいかわそうへい)と西之園萌絵(にしのそのもえ)のファーストネームからつけられています。

森博嗣さんの小説が「理系ミステリィ」と評されるきっかけになった作品です。
建築物や構造物を使った密室がテーマになっているのが特徴で、理系大学教授であった森博嗣さんの専門知識が活かされています。

さまざまな事件を解決するなかで変わっていく、主人公2人の関係性や人間性にも注目です。

シリーズ1作目『すべてがFになる』から読む

 

おすすめシリーズ2「Vシリーズ」

Vシリーズ
講談社

探偵役である瀬在丸紅子(せざいまるべにこ)の活躍を楽しめる「Vシリーズ」。シリーズ名は紅子(Cezaimaru Venico)のファーストネームからつけられています。

「阿漕荘」の住人である保呂草潤平が、友人の瀬在丸紅子、小鳥遊練無、香具山紫子らとともに出くわした事件を回想していくのが特徴。
テンポの良い謎解きはそのままに、個性豊かな登場人物たちの鮮やかな活躍が見られますよ。

さりげなく「S&Mシリーズ」との関連が示されることもあり、森博嗣さんの広くて深い世界を感じられます。

シリーズ1作目『黒猫の三角』から読む

【関連記事】『黒猫の三角』から始まる! 森博嗣「Vシリーズ」各巻あらすじ

 

おすすめシリーズ3「百年シリーズ」

『女王の百年密室』表紙

百年シリーズ
新潮社ほか

西暦2113年、発電システムの改革により、さまざまな国家が点在する世界が舞台。
エンジニアリング・ライタのサエバ・ミチルと、パートナーで自律型のヒューマノイドのロイディが、取材に訪れた先でさまざまな事件に巻き込まれていきます。

その他のシリーズとの関わりも示されていますが、森作品初心者にも比較的読みやすいシリーズです。

ちなみに、主人公たちの名前から「M&Rシリーズ」と呼ばれることもあります。

シリーズ1作目『女王の百年密室』から読む

 

おすすめシリーズ4「スカイ・クロラシリーズ」

『スカイ・クロラ』表紙

スカイ・クロラシリーズ
中央公論新社

民間企業が戦争を担う世界で、戦闘機のパイロットとして生きる子供「キルドレ」たちの姿を描いたSFシリーズ。

戦闘の様子や日常がキルドレたちの一人称で描かれており、世界設定に関する説明がほとんどないまま物語が進むのが特徴です。

スピード感のある描写と透明感のある文体によって、森ワールドに惹きこまれます。
初めて森さんの作品に触れる方はもちろん、ミステリーとは違う森さんの魅力に出会いたい人にもおすすめのシリーズです。

シリーズ1作目『スカイ・クロラ』から読む

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おすすめ長編小説1『奥様はネットワーカ』

『奥様はネットワーカ』表紙

奥様はネットワーカ
メディアファクトリーほか

スージィ(内野智佳)が秘書をしている大学の周りで、暴行事件が多発する。自分の周りでも奇妙なことが起こり、ついには友達のルナまで巻き込まれ――。

暴行事件はやがて連続殺人事件に。その謎を、スージィを含む登場人物6人が追っていきます。

犯人は誰なのか? そこには驚きの結末が待っています。あなたもきっと騙されるはず。やや複雑ではありますが、軽快で読みやすいです。

 

おすすめ長編小説2『少し変わった子あります』

『少し変わった子あります』表紙

少し変わった子あります
文藝春秋

失踪した後輩が教えてくれたのは、名前がなく、毎回場所が変わる不思議なレストラン。そこでは必ず女性が相伴してくれるのだが、女性も毎回変わる。
そんなお店に、「私」は魅了されていくが――。

不思議な空間の中で繰り広げられる「私」と女性たちとの会話。綺麗な食べ方をする女性たちが、とても美しく繊細に描かれています。

先の読めない展開がクセになる作品です。

 

おすすめ長編小説3『喜嶋先生の静かな世界』

『喜嶋先生の静かな世界』表紙

喜嶋先生の静かな世界
講談社

森博嗣さんの自伝的小説。子供の頃に「電波」に出会った「僕」が、大学で喜嶋先生の研究室に配属されてから助教授になるまでの数年を描いた作品です。

「研究」というものがとことん掘り下げられており、森さん独特の美しい文章で綴られています。

タイトルにあるとおり、非常に静かな世界を楽しめますよ。大学院っていいな、そう思えてきます。

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おすすめエッセイ『モリログ・アカデミィ』

『モリログ・アカデミィ』表紙

モリログ・アカデミィ
メディアファクトリー

森博嗣さんのブログ日記を文庫した『モリログ・アカデミィ』。森さんの日常や基礎科目のことなど、独特な発想やジョークも満載の一冊です。

はたして人気作家の頭の中はどうなっているのか? どんな生活を送っているのか? が垣間見られます。

通学や通勤のおともにもおすすめですよ。

 

おすすめ自己啓発本『自由をつくる 自在に生きる』

『自由をつくる 自在に生きる』表紙

自由をつくる 自在に生きる
集英社

「自由」がテーマの自己啓発本。
自由とはそもそもどんなものか? どうしたら手に入れられるのか? が、森さんの視点で綴られています。

変化することを恐れて挑戦しないことを改めようと感じました。人生に迷ったときに読んでほしい一冊です。

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森ワールドを体感してみよう!

 多くの人を魅了してやまない森博嗣さん。
シリーズ作品はもちろん、そのほかの長編小説やエッセイなども読み応え抜群でおすすめですよ。

【おすすめ記事】鋭い視点! 森博嗣作品の「名言」に生き方を学ぶ

 

もっと森博嗣さんの作品を読みたい方にはこちらの特集がおすすめです!

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