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【初心者向け】初めてでもハマる! 森博嗣のおすすめ小説


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工学博士でもある森博嗣さんが生み出す小説は、独特な切り口と個性的な登場人物が特徴です。特に『すべてがFになる』から始まるミステリー小説群は、「理系ミステリー」として多くの人に親しまれています。今回は、数ある作品の中でも特に森博嗣さんの魅力を感じられる作品をご紹介します。

 

理系ミステリーの出発点『すべてがFになる』

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すべてがFになる』(講談社)

森博嗣さんのデビュー作『すべてがFになる』は、森博嗣さんの小説が「理系ミステリー」と評されるきっかけになった作品です。

孤島の研究施設で起こった不可解な殺人事件を、大学教授の犀川創平とその教え子である西之園萌絵が解き明かしていきます。王道ミステリーが好きな方から、ミステリー初心者まで、いろいろな人に驚きをもたらす作品です。

■「S&Mシリーズ

『すべてがFになる』から続くシリーズは、主人公の犀川創平と西之園萌絵の頭文字を取って「S&Mシリーズ」と呼ばれています。建築物や構造物を使った密室がテーマになっているのが特徴で、理系大学教授であった森博嗣さんの専門知識が活かされています。様々な事件を解決する中で進んでいく、主人公ふたりの関係性や人間性の変化や成長にも注目です。

■「Vシリーズ

『すべてがFになる』より古い時代を描いたシリーズである「Vシリーズ」は、瀬在丸紅子の活躍を楽しめるミステリー小説群です。テンポの良い謎解きはそのままに、個性豊かな登場人物たちの鮮やかな活躍も見られるのが特徴です。さりげなく「S&Mシリーズ」との関連が示されることもあり、1冊ではわからない、森博嗣さんの広くて深い世界観を感じられます。

■「Gシリーズ

タイトルの中にギリシャ文字が含まれることから「Gシリーズ」と呼ばれている作品群は、『すべてがFになる』よりも未来に起こった事件のお話です。大学生の加部谷、海月、大学院生の山吹の3人を主人公にして物語が展開していきます。別のシリーズの主人公たちも登場する「Gシリーズ」は、「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」の世界をつなげるシリーズでもあります。

■「Xシリーズ

「Gシリーズ」と同時期に発表された「Xシリーズ」は、「Gシリーズ」より未来の事件についての物語です。大学生の真鍋と、真鍋がアルバイトで働く探偵事務所の小川、探偵事務所の所長椙田の3人が中心となり物語が進みます。謎解きに加え、人間関係にも焦点が当てられているのが特徴で、他のシリーズで登場した人物も絡む人間模様を楽しめます。

 

独特の世界観に浸れるSF『スカイ・クロラ』

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スカイ・クロラ』(中央公論新社)

民間企業が戦争を担う世界で、戦闘機のパイロットとして生きる子供「キルドレ」たちの姿を描いたSF小説です。

戦闘や日常などをキルドレたちの一人称で描いており、世界設定に関する説明がほとんどないまま物語が進むのが特徴です。スピード感のある描写と透明感のある文体は、森博嗣さんの描く独特の世界に読む人を引き込みます。
初めて森博嗣さんの作品に触れる方はもちろん、ミステリーとは違う森博嗣さんの魅力に出会いたい人にもオススメです。

 

まとめ

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森博嗣さんの作品はクロスオーバーが多いので、初心者は「すべてがFになる」「スカイ・クロラ」から始めるのが間違いないです。ご紹介した作品は両方とも読み応えがあるので、シリーズの1作目というのを意識せずに読んでみるのもオススメですよ。シリーズの時系列なども、森博嗣さんの作品を読み進める際には、ぜひ参考にしてみてください。

 

鉄道・自動車など多趣味なことでも知られる森博嗣さんの、小説をはじめとした多岐にわたる作品をご紹介!