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老後資金を考えるためのおすすめ本|不安に思っているだけでは解決しない!


老後資金を考えるためのおすすめ本

「老後破産」「下流老人」といった言葉をテレビや雑誌で目にしたことはありますか?

将来きちんと年金がもらえるのか、不安になっている方も多いはず。
年金や介護保険など制度だけでは不十分であることがわかっている今、20年後、30年後に備えるためには何が必要なのでしょうか。

ここでは、老後資金にまつわる、今のうちに読んでおきたい本をご紹介します。

 

『下流老人 一億総老後崩壊の衝撃』

『下流老人 一億総老後崩壊の衝撃』表紙

下流老人 一億総老後崩壊の衝撃
藤田孝典(著)、朝日新聞出版

「このままだと高齢者の9割が貧困化し、貧困に苦しむ若者も増える」

高齢者の貧困が社会問題として注目されるようになったきっかけの本です。高齢化の現実を世間に知らしめた内容は、各所で取り上げられました。

この衝撃的な内容とともにインパクトのあるタイトルが、2015年の流行語大賞にノミネートされるなど、社会現象を巻き起こしました。

 

著者の藤田氏は、生活困窮者支援を行うNPO法人ほっとプラスの代表理事です。
悲惨な状況に追い込まれてしまった高齢者の実態を多く見てきた藤田氏だからこそ書ける、老後の貧困問題への危機感を感じられます。

本著では、下流老人の定義を「生活保護基準相当で暮らす高齢者及びその恐れがある高齢者」と定義。
この下流老人に転落する人には「収入が少ない」、「貯蓄がない」、「頼れる人間がいない」という3つの特徴が共通することを挙げています。

社会制度の問題点や、社会保障・社会福祉制度の利用の仕方などにも触れられている一冊です。高齢化の現実について知らないことを知っておくために是非読んでみてはいかがでしょうか。

 

『老後破産 長寿という悪夢』

『老後破産 長寿という悪夢』表紙

老後破産 長寿という悪夢
NHKスペシャル取材班(著)、新潮社

本書は、2014年に放送されたNHKのテレビ番組をもとに作られた一冊。

これに続き「老後貧乏」「老後貧困」「難民老人」などの造語が生まれ、老後のリスクや不安要素がさまざまなメディアで取り上げられるようになりました。

 

テレビ番組のなかで取材された高齢者の貧困の事例を、都市部や地方、社会保障制度の問題などに切り分け、高齢化することで起こりうるリスクの事例が数多く載せられています。

いずれも「こんな老後になるとは思わなかった」という予想外の人生の終盤であり、受け入れなければならない「現実」に気付かされる内容です。

『下流老人』とともに、老後不安の本質を知るために必読の書です。

 

『お金のプロに聞いてみた!どうしたら定年までに3000万円貯まりますか?』

『お金のプロに聞いてみた! どうしたら定年まで3000万円貯まりますか?』表紙

お金のプロに聞いてみた!どうしたら定年までに3000万円貯まりますか?
坂下仁、宮大元(著)、フォレスト出版

老後資金として必要な金額はその人の環境によって異なるものです。一つの目安としてあげられることが多いのが、3,000万円。
本書は、資産運用の観点から「3,000万円を貯める方法」が解説されています。

 

著者は、お金のソムリエをとして活動する坂下仁氏と、元保険代理店役員でファイナンシャルプランナーとして数多くの実績を持つ宮大元氏。
金融業界の裏事情まで知り尽くしたお金のプロが説く、お金を増やすための原理原則と仕組みには信頼が置けます。

お金の定理として、
1.分散投資
2.手数料と税金を減らす
3.複利運用の3つの原則
を提示。

それに反する金融商品の実態や正しい選び方、銀行の内情を逆手に取る手数料と税金の減らし方、保険料を抑えて保障を最大化する方法など、目からウロコの内容が満載です。

やはり、まとまった資金をつくるためには金融リテラシー(解釈・理解)を高めないことにはおぼつきません。お金の勉強のための1冊としておすすめです。

 

『やってはいけない老後対策』

『やってはいけない老後対策』表紙

やってはいけない老後対策
大村大次郎(著)、小学館

元国税調査官の大村氏が書いた老後対策の本。

「老後資金に3,000万円を用意できるのは一部の人たちだけ」とし、そこまでの準備ができない人向けの、生活の効率化や資産防衛のための知識が数多く紹介されています。

 

退職金の賢いもらい方など、元国税マンならではの、知らないと損をするお金の知識は是非読みたいところ。

そして、少ない年金の足しにする収入の増やし方や住居の重要性、節約の技術や節税プラス元本保証のおすすめ金融商品まで、幅広い老後資金対策はどこをとっても参考になると思います。

 

『普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話』

『普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話』表紙

普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話
佐藤治彦(著)、扶桑社

オープンにお金の話をすることで、家族や周囲との人間関係を大切にしていくことが老後の人生に一番大事なことと説いています。

しかしながら、老後の資金対策について実践的な内容も多く書かれており、お金の本にありがちな難しい専門用語は少なく、わかりやすくて読みやすいところが他とは違うところです。

 

老後資金のための無理な節約や資産運用に走るのではなく、身の丈にあった堅実なお金のため方の指南。
消費に対する考え方を変えていくことでお金を残す方法。
そして、年金や保険、教育費について、自分の老後に本当に必要なものは何なのかについての考え方を教えてくれる本です。

老後の生活不安を煽る老後資金対策のほかの本とは、一線を画していると言えるでしょう。

 

老後資金の対策は人それぞれ

高齢者の貧困の実態を知り老後のリスクを知ることは大切です。
しかし不安に煽られるだけでなく、ライフスタイルや環境に合わせ、前向きに取り組んでいくことが実り多い老後の人生につながります。

お金は大切なもの。そして必要な金額はひとそれぞれです。まずは、お金について知ることから始めてみませんか?

 

節約や貯蓄、資産運用など自分に合った情報・知識を取り入れるために以下も参考にしてみてはいかがでしょうか。