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俳句初心者のための入門書!初俳句でオススメの本


たった十七音で自分の気持ちを表現する俳句。

自分の気持ちを表現したい時、さらっと俳句を詠めたら素敵ですよね。

もし自分で自由に俳句を作ることができたら、きっと一生の趣味になるはず。

また、俳句を理解することは、古典文学など難解な作品を読み解く力をつけることにもなります。

 

今回のコラムでは「初俳句でオススメの本」を紹介します。

読書好きな方、一度俳句にチャレンジしてみませんか?

 

又吉直樹×堀本裕樹『芸人と俳人』

芸人と俳人
又吉直樹、堀本裕樹(著)、集英社

作家としても注目を集める芸人が、気鋭の俳人に弟子入り。

ひそやかな2年の学びを経て、果たして俳句の上達ぶりやいかに…?

ピース又吉(35歳)、初めての俳句入門。(帯)

 

お笑い芸人と俳句のプロ。言葉を生業とする二人が「五七五」の世界を探求する一冊。

まえがきの「昔から俳句に対する憧れがあった」「ただ、俳句は難しくよく解らないので、俳句に詳しい人から馬鹿にされる恐怖があった」という又吉さんの気持ちは、まるで自分のことのようでした。

そのため、本書に描かれた「俳句が上達するまでのプロセス」は大変役に立ちました。

季語を何一つ知らない、花の名前も知らない。ならば、歳時記を開けばいい。

俳句を楽しむには、まず「季語はどれかな?」と考えてみる。次に、季語の本意・本情に思いを馳せてみる。

又吉さんは、俳句を学ぶことで、見える世界が鮮明になり、世界を捉える視界の幅が広がったことを実感しているのだそう。

ぜひ、みなさまも俳句にチャレンジしてみませんか?

 

船団の会『季語きらり100―四季を楽しむ』

季語きらり100―四季を楽しむ
船団の会(編)、人文書院

坪内稔典と池田澄子が選ぶ四季の名句

船団の会会員100のエッセーによる。新しい読む歳時記。豊富な例句付。

新年・春…正月、春暁、冴え返る、卒業、バレンタインデー、猫の恋

夏…梅雨、噴水、夏休み、日傘、雲の峰、トマト

秋…爽やか、鰯雲、水澄む、秋思、俳句の日、柿

冬…小春、寒、木枯らし、おでん、クリスマス、蜜柑(帯)

 

各季の代表的季語100を集めた歳時記。

単に単語の説明だけでなく、1ページほどのエッセーも付いているので、読み物としても楽しく読んでいただけます。

装丁も、内容も、とても美しい本です。たとえば春の季語「春の雪」。

春の陽気の中、積もることもなく降ってはすぐに消えてしまう雪のことで、「淡雪」とも呼ばれるものです。

朝のうちはまだ残っていても、日が昇り人が動き始めると消えていく。

 

夏の季語「雲の峰」。夕立や雷を呼ぶ、入道雲のこと。

本書を読んでいると、日本人であることを嬉しく思うことができるんですね。

季語を通して四季を楽しむには最適の一冊です。

 

夏井いつき『超辛口先生の赤ペン俳句教室』

超辛口先生の赤ペン俳句教室
夏井いつき(著)、朝日出版社

これなら私もつくれそう! 初めての人でもうまくなるやさしい俳句入門書

人気芸能人62人を一刀両断! 話題のバラエティ番組「プレバト」(MBS・TBS系/木曜よる7時~)俳句コーナーの本! (帯)

 

本書は俳句のはじめの一歩を踏み出すために書かれた「超入門書」。

他の入門書と違い、季語や字余りのような定型的なやり方が書かれているわけではありません。

芸能人が作った俳句が、ちょっとした添削によって全く違った俳句に変容する、そのプロセスが書かれていて面白いんです!

クイズ形式なので読んでいて飽きません。

 

問・次の二句の中に、季語は合計いくつ入っているでしょう?

万緑の若葉にそそぐ滝の声(和田正人)

滝飛沫芽吹く若葉に架かる虹(西川貴教)(p22)

 

問・この句の作者はどこに立っているのでしょう?

「雲海や朝日を産みて富士光る」(梅沢富美男)

A:富士山頂 B:富士山が見えるどこか高い場所(p98)

 

などなど。答えはぜひ書籍でご確認くださいね。

 

神野紗希『30日のドリル式 実践「お題別」俳句の練習帳』

30日のドリル式 実践「お題別」俳句の練習帳
神野紗希(著)、池田書店

魅力ある句を作るためには、俳句らしく作ろう、桜らしく詠もう……としないこと。

「らしさ」にとらわれると、句は平凡になり、人の心に響くものにはなりません。

打開策は、「らしく」作ろうとせず、自分の体験に即して、具体的に詠むこと。

本書では、そのための言葉選びや表現のしかたについて、穴埋め問題、添削例、NG例などを紹介しながら、実践的でわかりやすい内容となっています。(表紙裏)

 

では、俳句を実際に作ってみましょう!

まず、「桜」という春の季語で一句詠んでみてください。「さくら」が3音なので、残り14音です。

……といっても、なかなかすぐに思いつきませんよね。

そんな初心者のために、本書は、17音で「何を詠むか」を提案する本です。

30日のドリルと解説が載っており、1日わずか4~6ページなのも、スタートしやすいですね。

1日のドリルと解説は、10~15分ほどで終わります。30日間続けるだけで、間違いなく世界が変わります。

ぜひ俳句のある生活をお楽しみくださいね。

 

俳句を楽しむ

俳句は一生の趣味になります。

もし興味を持っていただけたなら、今回ご紹介した作品たちを読んで、俳句を楽しんでみてくださいね。

 

今回ご紹介した書籍

芸人と俳人
又吉直樹、堀本裕樹(著)、集英社

季語きらり100―四季を楽しむ
船団の会(編)、人文書院

超辛口先生の赤ペン俳句教室
夏井いつき(著)、朝日出版社

30日のドリル式 実践「お題別」俳句の練習帳
神野紗希(著)、池田書店

ライター

飯田 萌
フリーランスのライター。一児のママ。出産前まではリクルートで結婚情報誌を担当。現在はWeb媒体にて書籍、音楽、育児など幅広く執筆中。影響を受けた作家は白石一文。趣味はスイーツを愉しむこととドラマ鑑賞。