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山口直樹『おいしいお酒の選び方』で自分好みのお酒を見つけよう!


 

『世界で一番わかりやすい おいしいお酒の選び方』
山口直樹(著)
ディスカヴァー・トゥエンティワン

この本ではお酒を選ぶために「絶対に」必要な情報だけを整理し、プロやマニアだけが知っていればいいようなウンチクは徹底的に省いています。

むずかしい「お勉強」など一切抜きで、

・誰でも、どんなお店でも、堂々とセンスよくお酒を注文できるようになる

・「あ~あ、失敗した」と後悔することも、値段やマナーにドキドキすることもなくなる

・しかも、ワインも日本酒も、カクテルの選び方まで、たった1冊で全部わかる!

そんな魔法みたいな本をつくりたくて、今回筆をとりました。(p3-4)

 

読者のみなさまは、お酒がお好きでしょうか。ビール派、ワイン派、日本酒派……みなさまは何をよく飲まれるでしょうか。

今回ご紹介するのは『世界で一番わかりやすい おいしいお酒の選び方』。私が本書をおすすめするのは、「ありがち」な指南本ではないからです。

 

なぜなら、本書が目指しているのは

・お酒における「自分の好み」を知る
・おいしいお酒を「(プロに)選んでもらう」ために、自分の好みや気分を伝える言葉を知る

ことだからです。

誰が食べても絶対においしい食べ物などないように、お酒も自分の「好み」です。誰かにとってはおすすめでも、自分にとってはおいしいお酒ではないこともあります。

そのため、自分の好みを知り、伝えることができればOKなんですね。

 

毎日お酒を飲むという方も多いかと思います。知識を身につけて、日々の楽しみをさらに広げていただけると幸いです。

 

たったこれだけ! ブドウの品種は「赤5白3」でOK

本書は、「おいしいワインの選び方」「おいしい日本酒の選び方」「おいしいカクテルの選び方」の3部構成となっています。

また、それぞれの章ごとに「基本編」「店飲み編」「宅飲み編」と細分化されており、シチュエーションに合わせた楽しみ方ができるのも嬉しいポイント。「好み」を知るうえで、基礎知識もたっぷりと掲載されています。

そこで、今回のコラムでは、「おいしいワインの選び方」から一部を引用したいと思います。

 

赤ワインはまず、大きく2つの「味の軸」があります。「酸味」と「渋味」です。この2つの軸の好みがわかりさえすれば、自分がどんな赤ワインが好きなのか判断することができます。

基本となるのが、次の2つの「派閥」です。

①ブルゴーニュ系(=酸味が強い)

②ボルドー系(=渋味が強い)

このどちらの味の傾向が好きか判断するのが、ファーストステップになります。(p50-51)

 

ワイン選びは品種こそすべて、とよく言われますが、数百種類と存在するブドウの品種。よっぽどのワイン好きの方でないかぎり、すべてを把握している方はいないでしょう。

作者いわく「赤ワイン5種類、白ワイン3種類」のブドウの品種を覚えればOKとのこと。そうはいっても、なじみのないカタカナの品種の特徴を覚えるのは、8種類といっても荷が重く感じられます。

 

そこで本書では、ブドウ8種類の品種を「女の子のキャラクター」に例えています。

たとえば、日照時間の長いあたたかな地域でつくられる「シラー」という品種=南国のピチピチした元気娘!その姿はまるで昔の安室奈美恵さんのよう。

このような調子です。イラストも付いており、表現が大変ユニークなんですね。

これまでワイン入門本を読んできたが、さっぱり頭に入ってこなかった……そんな方におすすめの一冊です。

 

「コーヒー派」か「紅茶派」かを聞けば、赤ワインの好みが一瞬でわかる

1問目の「コーヒーと紅茶、どちらが好きか」。

コーヒーは苦味が注目されがちですが、樽香の要素も持つ「ボルドー系」の飲み物です。一方で、香りが華やかな紅茶はブルゴーニュ系。薄めの色もピノ・ノワールを彷彿とさせます。

続いて2問目、コーヒーと紅茶を選んだ方へのそれぞれの質問「ミルク、砂糖は入れますか?」。「ミルク、レモンは入れますか?」レモンを入れる人は酸味が好きで、いつも砂糖を入れる人は苦いのが好きではないはず。(p71)

 

本書には、「味覚をもとに好みのワインをズバリ当てるチャート」が掲載されています。簡単な質問に答えていくだけで、自分にぴったりのワインを見つけることができるのです。

(たとえば、ブラックコーヒー好きであれば、ボルドー系・旧世界のカペルネ・ソーヴィニヨンがおすすめ、など。)

 

導き方も理に適っており、実際に私もチャートの結果(おすすめの銘柄)を試してみましたが、好みの味でした。

また、本書には白ワイン編も載っています。白ワインは「とある食べ物」の好みを聞けば、嗜好が一瞬でわかると書かれているのですが……続きはぜひ本編でご確認ください。

 

日々の生活にさらなる楽しみを

「自分の好み」に合ったお酒に巡り会えれば、日々の生活がさらに楽しくなるのは間違いありません。ぜひとも一度試してみてくださいね。

 


今回ご紹介した書籍

世界で一番わかりやすい おいしいお酒の選び方
山口直樹(著)
ディスカヴァー・トゥエンティワン


 

美味しいワインを飲みながら、ワインにまつわる小説を読んでみませんか?

 

 

ライター

飯田 萌
フリーランスのライター。一児のママ。出産前まではリクルートで結婚情報誌を担当。現在はWeb媒体にて書籍、音楽、育児など幅広く執筆中。影響を受けた作家は白石一文。趣味はスイーツを愉しむこととドラマ鑑賞。