集結！「りぼん」のアニメ化された漫画

更新日：2018/12/12

昔、少女漫画を読んでいた方たちはどんな作品を読んでいたでしょうか？
「りぼん派」「ちゃお派」「なかよし派」に分かれて休み時間に漫画の話をした、という方も少なくないでしょう。

 

ここでは、そんな少女漫画雑誌の中から、集英社「りぼん」で連載された作品をピックアップ。その中でも、過去にアニメ化された作品をご紹介します！

原作の漫画とアニメとでは内容が異なることがあります。また、小さい頃に慣れ親しんだ作品を大人なってから読み返すと、新しい発見があるかもしれませんよ。

 

1992年～1993年にアニメ放送
『姫ちゃんのリボン』

『姫ちゃんのリボン』
水沢めぐみ(著)

中学生の姫子（通称：姫ちゃん）は、ある夜自分と同じ顔をした魔法の国の王女エリカに出会う。
エリカにもらった「魔法のリボン」のおかげで他人に変身する能力を得た姫ちゃんが、ライオンのぬいぐるみ・ポコ太とともにさまざまな事件に立ち向かっていく！

 

『姫ちゃんのリボン』は、数多くある「変身ヒロイン×ファンタジー」作品の中でも、コメディ・恋愛・友情など、さまざまな要素がバランス良く詰め込まれている名作です。

「行け行けゴーゴージャンプ！」という決めゼリフとともに、ポーズを真似していた方もいるのでは？

コメディだけではなく、淡い恋の様子が描かれた漫画を探している方にもおすすめですよ。

 

1994年～1995年にアニメ放送
『赤ずきんチャチャ』

『赤ずきんチャチャ』
彩花みん(著)

魔法使いのたまごであるチャチャが、同じく魔法使いのたまご・しいねちゃんや、狼少年のリーヤたちと繰り広げるギャグ漫画です。

 

個性的なキャラクターばかりが登場し、物語は常にハイテンション。
学園での日常はもちろん、冒険をしたり、旅をしたりと、読者を楽しませてくれます。

頭を空っぽにして楽しむことができる作品なので、落ち込んだときや気分をリセットしたいときにぴったりの作品です。
キュートで笑えるチャチャワールドをぜひ堪能してください。

 

1994年～1995年にアニメ放送
『ママレード・ボーイ』

『ママレード・ボーイ』
吉住渉(著)

光希の両親が突如離婚。さらに松浦夫婦とパートナーを変えてのダブル再婚が決まったため、全員が一緒に暮らすことになってしまった。
松浦夫婦には遊という息子もいて……。

 

「血の繋がらない兄妹」「素敵な男の子と同居」という少女漫画の王道ストーリー。
とても複雑な設定ですが、サラリと読めてしまうのは吉住さんの手腕によるものでしょう。

90年代の「りぼん」黄金期を支えた不朽の名作を読んでみませんか？ 思春期の甘酸っぱい恋模様が堪能できます。

 

1995年～1996年にアニメ放送
『ナースエンジェル りりかSOS』

『ナースエンジェル りりかSOS』
秋元康(原作)、池野恋(作画)

10歳になったりりかはその日の夜、戦士・カノン、そして王女ヘレナから、存亡の危機に瀕したもう一つの地球「クィーン＝アース」を助けてほしいと頼まれる。
かくしてりりかは「ナースエンジェル」として、緑のワクチンを探すことになり……。

 

内容は少女漫画とは思えぬほどシリアス。
ナースエンジェルとなったりりかは、侵略を企むダークジョーカーとの戦いに巻き込まれていきます。

読者の中には、シリアスな展開に耐えられず、途中で読むのをやめてしまった方もいるかもしれません。

しかし、大人になった今だからこそこの作品を読んでほしいと思います。
地球のために戦うりりかの苦悩や決意について、考えさせられるのではないでしょうか。

 

1995年～1996年にアニメ放送
『ご近所物語』

『ご近所物語』
矢沢あい(著)

矢澤芸術学院（通称：ヤザガク）に通っている実果子の夢は、自分のブランドを立ち上げお店をもつこと。
そんな実果子には、ツトムという幼なじみがいる。子供のころから一緒にいた2人だが、高校生になり関係に変化が……？

 

個性的な登場人物たちが織り成す恋と成長の物語。古臭さを感じさせないおしゃれで可愛らしい服や小物の数々も魅力的です。

夢に向かって頑張る実果子たちの日常を読むと、なんだかワクワクしてくるはず。笑って泣ける、キラキラした青春を感じられる作品ですよ。

 

1996年～1998年にアニメ放送
『こどものおもちゃ』

『こどものおもちゃ』
小花美穂(著)

人気子役としてテレビなどでも活躍する紗南は、自分のクラスが学級崩壊し、まともに授業が受けられないことに悩んでいた。
ある日耐えられなくなった紗南は、学級崩壊の中心人物である羽山に宣戦布告。
羽山が問題を起こす原因を探ることに……。

 

学級崩壊、少年犯罪、親の離婚、育児放棄などのテーマを扱っており、社会派な一面を持つ少女漫画です。
シリアスなテーマを扱いながらもコメディタッチで、先の気になる展開が続きます。
羽山をはじめとする友人、家族たちの問題に立ち向かう紗南ですが、そんな紗南にも秘密が……。

少女漫画の枠を超えた作品であり、大人になった今だからこそ読んでほしい作品です。

 

1997年にアニメ放送
『ケロケロちゃいむ』

『ケロケロちゃいむ』
藤田まぐろ(著)

かえる国の姫・ミモリはある日、水をかぶるとかえるになってしまう魔法をかけられた男の子・アオイと出会う。
魔法を解く方法を探しに、ミモリとアオイは旅にでることに。

 

本作はとても可愛らしいメルヘンチックな冒険の物語。
さまざまな危機をかいくぐりながら、絆を深めていくミモリとアオイの姿は必見です。

子供の頃に、「可愛いお姫様」に憧れた経験をお持ちの方はきっとハマるはず。当時の気持ちを思い出しながら読んでみてはいかがでしょうか。

 

1999年～2000年にアニメ放送
『神風怪盗ジャンヌ』

『神風怪盗ジャンヌ』
種村有菜(著)

高校生・日下部まろんは、世間を騒がせている「怪盗ジャンヌ」の正体であり、ジャンヌ・ダルクの生まれ変わり。
準天使・フィンに渡されたロザリオで変身し、美術品に憑いた悪魔を回収しているのだが……。

 

まろんが戦う姿はもちろん、心の成長や恋愛、悲しい過去などが描かれます。さらには人間界や天界、魔界をも巻き込む壮大な物語です。
己の運命に翻弄されながらも、前向きに頑張るまろん。その姿には、大人になった今でも胸が熱くなるものがあります。

少女漫画特有のときめきを感じつつ、心理ドラマを楽しみたい方におすすめです。

 

2002年～2003年にアニメ放送
『満月をさがして』

『満月をさがして』
種村有菜(著)

歌手という夢を目指すも、喉の病気のせいで思い切り歌えない12歳の少女・満月(みつき)。
ある日突然現れた死神のめろこ、タクトに自分の余命があと1年しかないことを告げられ……。

 

死神の力を借りて16歳の姿になった満月が、愛する人との約束を叶えるために歌手「フルムーン」に。命や恋、過去に葛藤しながらも前向きに生きていく姿が描かれます。

「死」をテーマに扱っており非常に切ないストーリーですが、一生懸命夢に向かってひた走る満月に元気をもらえる作品です。

 

2004年にアニメ放送
『愛してるぜベイベ★★』

『愛してるぜベイベ★★』
槙ようこ(著)

ある日高校生の結平が帰宅すると、そこには1人の女の子と、深刻な顔で集まる家族の姿が。
なんと女の子の母親が失踪してしまい、しばらく預かることになったというのだが……。

 

家庭問題やいじめ、親の蒸発などの社会問題を扱い、そこに恋愛も絡んだホームドラマ作品。
女ったらしだった結平が、5歳の女の子・ゆずゆの面倒を見ながら、さまざまな問題に立ち向かいます。

重いテーマを扱いながらも爽やかな読後感がある作品です。

 

当時を思い出しながら読んでみて

アニメ化された「りぼん」の作品をご紹介しました。当時アニメを見ていた、という作品もあったでしょうか？

アニメと原作の違いを探してみるのも面白いですよ。今回ご紹介した作品以外にも、『GALS！』『ウルトラマニアック』などもアニメ化しています。

当時を思い出しながら、是非読んでみてくださいね。

 

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