【不朽の名作】続編が描かれた少女漫画・女性漫画
更新日:2019/8/8
多くの人から愛されている数々の少女漫画。子供の頃に夢中になった作品、辛かったときに勇気をもらった作品、読むだけで幸せになれた作品など、色々な漫画がありますよね。
そのなかでも、名作と呼ばれる作品であればあるほど、続きが読みたいという声も多いものです。
ここでは、続編が描かれた漫画の中から、不朽の名作だと思う作品をピックアップしてご紹介します。
『ママレード・ボーイ』の続編
『ママレード・ボーイ little』
『ママレード・ボーイ little』
吉住渉(著)、集英社
桐稜大学付属中学に通う松浦立夏。姉・光希と兄・遊はひとり立ちし、同い年の朔と父二人、母二人の6人暮らし。ふつうの家族だと思っていたけど実は結構、複雑みたいで…?(表紙裏)
『ママレード・ボーイ』の続編。あのハッピーエンドから13年後が描かれています。
『ママレード・ボーイ』といえば、自由奔放すぎる両親が「パートナーを交換して再婚」することになり、突然6人家族となった小石川光希・松浦遊が繰り広げるラブコメディ。
今作の主人公は、光希・遊ではありません。光希と遊の兄妹である、松浦立夏、小石川朔の姉弟(二人は同級生)が主人公です。そして、名村碧(なっちゃん&茗子の息子)というキャラクターも新しく登場!
大人になった光希と遊、銀太、亜梨実、すずなど、懐かしの面々も登場しますので、『ママレード・ボーイ』世代の方にはぜひ読んでいただきたいシリーズです。
『フルーツバスケット』の続編
『フルーツバスケット another』
『フルーツバスケット another』
高屋奈月(著)、白泉社
『フルーツバスケット』は、1998年から2006年にかけて雑誌「花とゆめ」で連載されました。最も売れている少女漫画として「ギネス世界記録2008」に認定されたほど大ヒットした作品です。
その続編である『フルーツバスケット another』は、「花とゆめ ONLINE」で2015年から不定期で連載されています。
透や由希など『フルーツバスケット』の登場人物の、子供たちが登場。懐かしの草摩一族の子供たちがたくさん出てきて、「誰が誰の子供かな?」と前作ファンの方ならワクワクすること間違いなしです!
前作では、決して幸せな人生を歩んでいたとは言えなかった草摩一族の面々ですが、本作を読んでいると、みんな幸せになれたのだなと感じることができて、胸が温かくなります。
『ぼくの地球を守って』の続編
『ボクを包む月の光』
『ボクを包む月の光』
日渡早紀(著)、白泉社
『ぼくの地球を守って』は、1986年から1994年にかけて雑誌「花とゆめ」で連載されました。『ぼくの地球を守って』が連載されていた当時私は中学生でしたが、クラスの女の子がみんな夢中で読んでいたのを覚えています。
そんな作品の続編は、『ボクを包む月の光』。2003年から2015年にかけて「別冊 花とゆめ」で連載されました。
次世代編ということで、前作の主人公・坂口亜梨子と小林輪の息子である小林蓮が主人公として活躍しています。前作の主人公たちもたっぷり出てくるので、完結後の様子が知りたかったというファンにとってはたまらない、満足度の高い続編です!
また、そのさらに続編となる『ぼくは地球と歌う』が2018年1月現在「別冊 花とゆめ」連載中です。
⇒前作『ぼくの地球を守って』はこちら
⇒さらに続編『ぼくは地球と歌う』はこちら
『生徒諸君!』の続編
『生徒諸君! 教師編』
『生徒諸君! 教師編』
庄司陽子(著)、講談社
『生徒諸君!』は1977年から1985年にかけて「週刊少女フレンド」で連載されました。当時絶大な人気があったのを覚えています。
続編『生徒諸君! 教師編』が始まったのは、なんと完結から約18年後の2003年のこと。掲載されたのはヤングレディース誌の「BE・LOVE」でした。
大人になったナッキーをはじめ、登場人物たちの未来の姿が描かれており、内容に関しては正直なところ賛否が分かれるでしょう。現実を突きつけてくるような内容に、ハッピーエンドで終わる未来を信じていたファンは、複雑な気分になってしまうかもしれません。
前作から20年以上過ぎ、十分大人になった当時の読者がどのように感じるのか、色々な人の意見を聞いてみたくなります。
2018年1月現在は、さらに続編となる『生徒諸君! 最終章・旅立ち』が同雑誌で連載中です。
⇒前作『生徒諸君!』はこちら
⇒さらに続編『生徒諸君! 最終章・旅立ち』はこちら
『花より男子』の続編
『花のち晴れ 花男Next Season』
『花のち晴れ 花男Next Season』
神尾葉子(著)、集英社
英徳学園からF4が卒業して2年…。F4のリーダー・道明寺司に憧れる神楽木晴は、「コレクト5」を結成し、学園の品格を保つため“庶民狩り”を始めた!! 隠れ庶民として学園に通う江戸川音はバイト中に晴と遭遇し!?(表紙裏)
『花より男子』の続編。舞台はF4が卒業して2年後の英徳学園になります。
『花より男子』といえば、TVドラマでもお馴染みの「日本一売れた少女漫画」。
貧乏少女の牧野つくしが、超お金持ちの名門高校である英徳学園に入学し、学園を牛耳る「F4(フラワーフォー)」というチームに立ち向かうラブコメディです。
F4のメンバー(道明寺司、花沢類、西門総二郎、美作あきら)の中で誰と付き合いたい? と、友人と話したことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今作『花のち晴れ』では、F4ではなく「C5(コレクトファイブ)」というグループが結成されています。面白いのは、C5のリーダー・晴の趣味が、F4グッズ収集であること。少々オタク気質なところが笑いを誘います。
また、主人公の音は、まるで牧野つくしのよう。理不尽なことに立ち向かい啖呵を切るシーンは、前作同様スカッとします。
気になる現在のF4も登場しますので、『花より男子』にハマった方なら必読のシリーズですよ。
『花ざかりの君たちへ』の続編
『花ざかりの君たちへ After School』
『花ざかりの君たちへ After School』
中条比紗也
『花ざかりの君たちへ』は雑誌「花とゆめ」で1996年から2004年にかけて連載されました。
ドラマ化されたことでも話題になりましたね。ドラマで興味を持って、漫画を読んでみたという人も多いのではないでしょうか?
この『花ざかりの君たちへ』も、連載終了後に何度か外伝として読み切りが掲載されました。それをまとめたものが、『花ざかりの君たちへ After School』。
残念ながら、その後の瑞稀と佐野のラブラブな様子はあまり出てきませんが、他のメンバーの番外編などがたっぷり収録されています! 特に霊感体質の萱島が大活躍しているので、萱島ファンの方は必見です。
『クローバー』の続編
『クローバー trefle』
『クローバー trefle』
稚野鳥子(著)、集英社
沙耶と柘植さんの結婚から3年後。オフィスでは、沙耶の同期で「最後の独身」と呼ばれる鈴木妃女子が黙々と働いていた。同じ会社で働く妹・花音は結婚が決まり、柚葉は彼氏が切れないモテ女子だが、妃女子はもう10年彼氏がいない。30歳の誕生日を機に人生を変えようと決意した妃女子は、思いきった行動に──!? 大ヒットコミックス「クローバー」の新章スタート!(表紙裏)
『クローバー』の続編。沙耶と柘植さんが結婚してからの3年後が描かれています。
『クローバー』は、ホテル東洋で働く鈴木沙耶と、エリートで冷酷な上司の柘植さんとのラブストーリー。
沙耶は、中学時代の初恋の相手・時和くんのことをずっと忘れられずにいましたが、柘植さんと「(恋の)リハビリ」として交際することになります。
柘植さんのツンデレにドキドキ……こんなオフィスラブがしたい! 読者ならば一度はそう思った方が多いのではないでしょうか?
本書では、沙耶が会社を辞めてからの話が描かれます。主人公は、沙耶の同期・鈴木妃女子。30歳の節目を控え、仕事に恋にプライベートに奮闘する姿には元気をもらえます。
もちろん沙耶や柘植さんも登場するので、ぜひ懐かしい気持ちに浸ってくださいね。
『グッドモーニング・コール』の続編
『グッドモーニング・キス』
『グッドモーニング・キス』
高須賀由枝(著)、集英社
菜緒と上原くんは、中学時代の同居(!?)を経て、現在は大学生で半同棲中の普通のカップル。一緒に住んでる状態のことをもちろんずっと両親に内緒にしていた菜緒だけど、ある日突然、お父さんが部屋に来て…!?(表紙裏)
『グッドモーニング・コール』の続編。中学生だった菜緒と上原くんは、本シリーズで大学生になっています。
『グッドモーニング・コール』は、中学卒業を半年後に控えた菜緒が、両親の帰郷に伴い一人暮らしをすることになったものの、悪徳不動産会社の二重契約に引っ掛かり、同級生の上原くんと仕方なく一つ屋根の下で暮らすことになってしまう……というラブストーリー。
高身長、イケメン、頭脳明晰の上原君に、トキメキを覚えたことがある方もいらっしゃるのでは?
続編『グッドモーニング・キス』では、菜緒と上原くんのカップルが、就職やら結婚やら、さまざまなライフイベントに奮闘しています。色々波乱はあるものの、二人のほっこりした雰囲気には相変わらず癒されますよ。
続編が描かれている漫画は名作が多い!
続編や外伝が描かれている少女漫画は他にもたくさんありますが、個人的に大好きだった作品をご紹介してみました。
続編が描かれただけあって、どれも名作揃いだと思います。
まだ読んだことがない方は、これを機会に手に取ってみませんか?
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