おすすめのパニック系サバイバル漫画|絶望の中で繰り広げられるバトル!
更新日:2015/6/2
当たり前だった日常の崩壊。次第に明らかになっていく人間の本性。「死」がすぐ隣にある極限状態におかれた時、自分ならどう行動するでしょうか?
ここでは、「死」が迫るパニック系のおすすめサバイバル漫画をご紹介します。
グロテスクな内容を多く含む作品もありますが、苦手でなければぜひ読んでみてくださいね。
『漂流教室』楳図かずお
『漂流教室』
楳図かずお(著)、小学館
母親とケンカしたまま学校へ行ってしまった翔。「帰ったら謝ろう」そう考えながら授業を受けていると、突然、激しい地震が!
中庭から悲鳴が聞こえ、外を見てみると……一面、砂漠の荒れた土地に変わっていた。なんと翔たちは、校舎ごと別の世界に飛ばされたのだ。
自分たちがどこにいるかも分からない。頼りになるはずの先生たちも理性を失い、生徒たちもパニック状態。
おかしな生物も現れ、翔たちは過酷な状況に追い込まれていきます。
それでもなんとか生き延びようと仲間たちで協力し、飢えや恐怖と戦っていく姿は頼もしいです。翔を必死に助けようとする母親も印象的でした。
『アイアムアヒーロー』花沢健吾
『アイアムアヒーロー』
花沢健吾(著)、小学館
35歳の漫画家の英雄だが、再デビューを目指すもうまくいかず、職場の人間関係もよくない……。夜には得体の知れない不気味なものが近付く妄想に囚われ、恐怖で眠れない。
そんなさえない日常が、気が付かないうちに静かに崩壊し始めていた――。
ハラハラする展開が好きな人におすすめのゾンビ系漫画です。
他の作品にない現実感がこの作品の特徴。もし現実で同じことが起こったら、人はこんな感じになるのかもしれません。
なかでも、1巻での見せ方は衝撃的です。まだ読んだことがない人は、あまり作品の情報を聞かずに一度読んでみてください。
『神さまの言うとおり』藤村緋二、金城宗幸
『神さまの言うとおり』
藤村緋二(著)、金城宗幸(原作)、講談社
高校生の瞬は、いつもと変わらぬ日常を送っていた。ところが、そんな日常が「だるま」の出現によって一変する。
退屈だった日々が、何の前触れもなく終わった――。
主人公たちを襲う、突如はじまった試練の数々。「だるまさんがころんだ」など誰もが知るような遊びによって、生徒たちの生死が天秤にかけられます。
びっくりするぐらい人が死んでいくので、苦手な人はご注意を。
『魔法少女オブ・ジ・エンド』佐藤健太郎
『魔法少女オブ・ジ・エンド』
佐藤健太郎(著)、秋田書店
突如学校に現れた「魔法少女」によって、人々が次々と殺されていく。
高校生の貴衣は、幼なじみのつくねや他の生存者とともに学校を脱出するが、すでに外は地獄に変わっていた……。
「魔法少女」とタイトルにありますが、魔法のステッキを持ったかわいい女の子なんて登場しません。それどころか、この魔法少女、人間を次々と虐殺していくんです……。
グロイ! そしてなんとも不条理!! な物語。
彼女たちがなぜ現れたのか? 黒幕は誰か? ラストを予想しながら読んでみてくださいね。
『ドリィ キルキル』ノ村優介、蔵人幸明
『ドリィ キルキル』
ノ村優介(著)、蔵人幸明(原作)、講談社
謎のハチと人形<ドリィ>の出現によって、たった半年で人類は1%にまで減少。
諦めることを知らない超前向きだったイルマも、親友も大切な人も守ることができなかったことに絶望するしかなく……。
絶望の中でも、希望を捨てずにいた射馬。しかしそんな射馬にとんでもなく過酷な運命が待ち受けます。
かわいいタイトルから想像できないくらい残酷なお話。謎が多く、先の展開が気になります。
『アポカリプスの砦』イナベカズ、蔵石ユウ
『アポカリプスの砦』
イナベカズ(著)、蔵石ユウ(原作)、講談社
無実の罪で更生施設・松嵐学園に収監されてしまった前田。
一癖も二癖もあるような不良たちに囲まれて生活する事になるが、ある症状の感染者が侵入したことで状況が一変し……。
「ある症状」とは、ゾンビになってしまうこと。本作は、前田や更生施設の不良たちが、ゾンビと対峙するパニック系漫画なのです!
ゾンビを操る黒幕の存在も徐々に明らかになっていき、物語が進むごとに読む手が止まらなくなります。アクションが好きな人や、サクサク読みたい人におすすめですよ。
『自殺島』森恒二
『自殺島』
森恒二(著)、白泉社
自殺未遂の常習者たちが強制的に送られる「自殺島」。
青年・セイも、自殺未遂を繰り返し自殺島に送還された1人だった。
自殺者が続出する中、死にたいけれど死ぬことができない人たちが。「死ねないなら生きるしかない」と、セイたちは協力しながらなんとか島で生活していくが……。
本作は、“生きること”と向き合った作品です。生きていることの意味や、なぜわたしたちは生きているのか? と考えさせられることでしょう。
グロテスクな描写も多いですが、苦手でなければぜひ読んでほしいと思います。人生観が変わるかもしれません。
『インセクツ』杉山敏
『インセクツ』
杉山敏(著)、幻冬舎
製薬会社が開発したウィルスによって虫が巨大化!
凶暴な虫に襲われ、街中はパニック状態になるが、研究員達はこの騒動が仕組まれたものではないかと考えるようになり……。
巨大な虫だなんて、想像するだけでもゾワッとしますよね。実際のイラストも、なんとも不気味で恐ろしい虫が描かれています。
ゾンビものとはまた違った恐怖を味わうことができますよ。
極限状態の中でもなんとか生きようと足掻く人々。生きるすべはあるのでしょうか……?
『コープスパーティー BloodCovered』篠宮トシミ、祁答院慎
『コープスパーティー BloodCovered』
篠宮トシミ(著)、祁答院慎(原作)
スクウェア・エニックス
いつまでも友達でいられるように。
おまじないをしたら古くて奇妙な学校へと飛ばされてしまった直美たち。死体や亡霊が次々に現れ、ついには犠牲者も。しかも怖いのは亡霊だけとは限らず――。
原作のホラーゲームに負けない怖さとグロさ。ゲームをやった人も納得の内容だと思います。ハラハラする展開を味わうことができますよ。
伏線が張り巡らされており、それを回収していく楽しさもある作品です。
『いばらの王』岩原裕二
『いばらの王』
岩原裕二(著)、エンターブレイン
体が石化してしまう謎の病気。人類は未来に可能性をかけ、選ばれた160人をコールドスリープさせることに。
しかし160人が眠りから覚めると、施設は廃墟状態になっていた……。
情報も遮断されてしまい何が起こっているのか分からないという過酷な状況。獰猛なモンスターと病気の恐怖に戦いながら、手さぐりで進む展開にドキドキします!
ミステリアスな雰囲気を味わいたい方におすすめです。
徐々にハマっていく面白さ!
パニック系の漫画をご紹介しました。気になった漫画はありましたか?
恐ろしい表現の作品も多いため、最初は読むのを躊躇してしまう方も多いかもしれません。
しかし、読んでいくうちにハマってしまう面白さがその作品にもあります。ぜひ一度読んでみてくださいね。
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