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映画化『屍人荘の殺人』とは?|あらすじや魅力をご紹介


更新日:2019/12/2

屍人荘の殺人TOP

国内のミステリーランキング4冠を達成した『屍人荘の殺人(しじんそうのさつじん)』をご存知ですか?
これまでのミステリーでは考えられなかった「奇想」と「本格ミステリー」が見事に融合した本作は、多くの選考委員から絶賛されています。

2019年12月13日からは実写映画も公開。
ここでは、そんな『屍人荘の殺人』がどんな作品なのか? 面白さと魅力に迫っていきます。

 

『屍人荘の殺人』とは?

屍人荘の殺人表紙

屍人荘の殺人
東京創元社

『屍人荘の殺人』の著者は、元放射線技師である今村昌弘さん。

本作がデビュー作品でありながら、第27回 鮎川哲也賞を受賞。ほかにも、第18回本格ミステリー大賞、第18回週刊文春ミステリーベスト10など、国内のミステリーランキングで4冠を達成しました。
今、ミステリー界で最も注目されている小説家の一人です。

2019年12月には本書を原作とした映画が公開。神木隆之介さん、浜辺美波さん、中村倫也さんらが出演します。

 

『屍人荘の殺人』あらすじ

大学でミステリー愛好会に所属している葉村譲と明智恭介は、美人探偵の剣崎比留子の誘いで、映画研究会の合宿に参加することに。
ペンション紫湛荘にやってきた一行は、その夜肝試しに出かける。ところがそこで緊急事態が発生し、メンバーらは紫湛荘から出られなくなってしまった。
不安の中で一夜を明かすが、部員の一人が変わり果てた姿で発見される――。

 

『屍人荘の殺人』の面白さと魅力

『屍人荘の殺人』がなぜ絶賛されているのか? 作品の面白さと魅力をご紹介します。

 

・衝撃的なトリックの数々

昨今、ミステリー小説で用いられるトリック――特に密室殺人のトリックは出し尽くされたと言われています。
しかし『屍人荘の殺人』で用いられるトリックは、今までにない驚き溢れるものばかり。「こんなのあり!?」と思わずにはいられません!

・パニックホラーとしても楽しめる!

本書は、ただ事件の謎を追うだけのミステリー小説ではありません。
葉村たちは、一体なぜ紫湛荘に立てこもるしかなかったのか? その理由を知ったとき、作品はパニックホラーにも変化します。
これまでにない新しいミステリー作品を読みたいあなたにピッタリですよ!

・緊張感と閉塞感が生み出す新感覚の恐怖

ミステリー小説の定番シチュエーション「クローズド・サークル」。何らかの事情で外との往来や通信が隔絶された状況を指す言葉ですが、本作もこれに当てはまります。

紫湛荘には殺人鬼が! でも、外にも出られない!
もはや絶望とも言える状況下で起こる事件、やり取りひとつひとつに恐怖すること間違いなしです。

 

続編『魔眼の匣の殺人』もおすすめ!

魔眼の匣の殺人表紙

魔眼の匣の殺人
東京創元社

『屍人荘の殺人』の続編にあたる『魔眼の匣の殺人』が、2019年2月に発売されています。
葉村譲と剣崎比留子も引き続き登場するので、あわせて読むのがおすすめです。

今村さんのインタビューによると、本格ミステリーマニア以外の方にもわかりやすく書かれていて読みやすい作品になっているのだとか。

 

『魔眼の匣の殺人』あらすじ

予言者の老女を訪ね、人里離れた場所にやってきた葉村と剣崎ら9人の男女。なんと彼らは、この中の誰か4人が死ぬと老女に告げられてしまう。
外界へ行く唯一の手段である橋が燃えてしまい、閉塞された土地には混乱と恐怖が蔓延していく――。

 

ミステリー初心者でも楽しめます

デビュー作ながら、さまざまな国内ミステリーランキングで1位を獲得した『屍人荘の殺人』。本格ミステリー好きでなくても、ぜひ読んでおきたい作品です。
映画公開前に予習として読むのもおすすめですよ。

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ライター名:aoi_suitou