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「ガリレオシリーズ」の読む順番と見所|東野圭吾の大ヒットシリーズ!


更新日:2019/1/30

数々のヒット作を生み出している作家、東野圭吾さんの「ガリレオシリーズ」を読んだことはありますか?
天才物理学者・湯川学が活躍する理系ミステリで、ドラマ化も映画化もした超人気作です。

2019年1月現在出版されているシリーズ作品は、全部で9冊。
なかにはタイトルを見ただけでは、どれが「ガリレオシリーズ」なのか、順番はどうなっているのかわからないという人も多いかと思います。

ここでは、まだ「ガリレオシリーズ」を読んだことがない……という方に向けて、見所と読む順番をご紹介します!

 

東野圭吾「ガリレオシリーズ」とは?

考える湯川学

東野圭吾さんの「ガリレオシリーズ」とは、1988年5月に発売した『探偵ガリレオ』から始まるミステリ小説です。

原作をもとにしたドラマや映画も作られました。
実写版の主演は福山雅治さん。推理シーンで出てくる「実に面白い」という名言も話題になりましたね。

 

数々の謎に挑むのは、天才的な頭脳を持ち、帝都大学教授の物理学者である湯川学(ゆかわまなぶ)。現実にはありえないと思われる事象を科学の力で解明し、事件を解決していきます。
その姿を評して警察が湯川を「ガリレオ」と呼んでいるので、この作品も「ガリレオシリーズ」と呼ばれています。

ガリレオシリーズは1冊完結型なので、どの本から読んでも楽しむことができます。しかし、前作を読んでいるともっと楽しめるので、せっかくなら出版順で読んでみて下さいね。

 

シリーズはここから始まった!第1巻『探偵ガリレオ』

『探偵ガリレオ』表紙

探偵ガリレオ

ガリレオシリーズの記念すべき第1作目となるのは『探偵ガリレオ』です。この本は短編小説5作、「燃える(もえる)」「転写る(うつる)」などが収録されています。

ある日、人通りの少ない「花屋通り」で若者が焼死する事件が発生。
警察はガソリンが入ったポリタンクに火がついただけの事故として処理しますが、目撃者の証言から「謎の発火」があったことがわかります。
警視庁捜査一課の草薙俊平は、謎の正体をつきとめるために大学時代の友人である湯川のもとを訪ねて、事件の真相に迫っていく、というストーリー。

作者の東野圭吾さんはもともと理系出身者で、ガリレオ内の推理も理論的に証明可能なトリックになっています。読者自身が知恵比べにチャレンジできることもシリーズ作品の魅力です。

 

オカルト要素の強いガリレオシリーズ異色作『予知夢』

『予知夢』表紙

予知夢

ガリレオシリーズ2作目となる短編集『予知夢』。「夢想(ゆめみる)」や「霊視(みえる)」など5作品が収録されています。

ガリレオシリーズといえば、物理学者である湯川が、理系の知識を駆使してトリックを暴いていくのがみどころなのです。
しかしこの『予知夢』はオカルトの要素が強く、他のガリレオシリーズとはちょっと雰囲気が違います。

湯川の性格や、草薙刑事との関係がより深く描かれているので、湯川のことをもっと知りたいという人におすすめですよ。

 

5冠を獲得した超ヒット作!『容疑者Xの献身』

『容疑者Xの献身』表紙

容疑者Xの献身

第6回本格ミステリ大賞や第134回直木三十五賞を受賞し、「このミステリーがすごい!2006」で1位を獲得した人気作。
「ガリレオシリーズ」から試しに1冊だけ読んでみたいという人におすすめするなら、断然この1冊です!

『容疑者Xの献身』では、湯川に並ぶ頭脳を持つ、もう1人の天才でありキーマン・石神哲哉が登場します。
家庭の事情により高校教師になった石神は、隣の家に住む花岡靖子に思いを寄せていました。ところがある日、靖子が自分の元夫を殺してしまい、アリバイ作りのために石神は協力することに……。

『容疑者Xの献身』は石神の立場から読むと、片想いの女性を守ろうとする純愛小説としても見ることができます。
容疑者Xはなぜ、どのように献身したのか、その全貌を解き明かすストーリーに惹きこまれますよ!

 

内海刑事初登場!『ガリレオの苦悩』

『ガリレオの苦悩』表紙

ガリレオの苦悩

ガリレオシリーズ4作目となるのが『ガリレオの苦悩』。
こちらは1作目、2作目と同様の短編集で、「落下る(おちる)」「操縦る(あやつる)」など5作品が収録されています。

実は次にご紹介する5作目の『聖女の救済』と『ガリレオの苦悩』は同時発売。
ただ、雑誌に掲載されたのは、『ガリレオの苦悩』に収録された第1章の「落下(おちる)」の方が先なので、こちらが4作目となっています。

ドラマで柴咲コウさんが演じた女刑事の内海薫が初登場するのがこの「落下(おちる)」です。

 

読後に唸る!タイトルにも注目『聖女の救済』

『聖女の救済』表紙

聖女の救済

ガリレオシリーズの5作目となるのは『聖女の救済』。大ヒットした『容疑者Xの献身』に次ぐ、シリーズ2作目の長編作品です。

この作品では、誰が犯人なのか、読者は初めに知ることになります。完璧なアリバイとトリックを、いかに湯川先生が暴いていくのかが見所となっている作品です。

湯川先生も大苦戦し、普通なら完全犯罪間違いなしともいえる驚愕のトリック、そして最後の最後でわかるタイトルの意味は鳥肌ものですよ!

 

湯川先生と少年の交流が微笑ましい『真夏の方程式』

『真夏の方程式』表紙

真夏の方程式

ガリレオシリーズの6作目は、長編作品『真夏の方程式』。

他の作品では、警察から頼まれて事件解決に協力しています。しかしこの作品では湯川先生が事件に遭遇し、自ら真相究明に乗り出すという他とは違うアプローチが取られているのが特徴。

この作品の見所は、子供嫌いの湯川先生と小学5年生の少年の交流です!
子供相手でも、大人に対するかのように対等に扱う湯川先生と少年のやりとりは、微笑ましいものがあります。

 

人間ドラマに重点を置いた『虚像の道化師』

『虚像の道化師』表紙

虚像の道化師

ガリレオシリーズの7作目となるのは『虚像の道化師』。こちらは短編集ですが、実は単行本と文庫本では収録作品数が違います。

単行本では「幻惑(まどわす)」や「心聴る(きこえる)」など4作品が収録。
文庫本では8作目となる『禁断の魔術』の単行本に収録された3作品を加えた7作品が収録されています。

今まで湯川先生は、謎に対する興味のみで事件に関わっている人間といった感じでしたが、この作品では湯川先生が人間そのものにも興味を持ち始めたことが伺えます。
トリックの秀逸さはもちろんのこと、人間ドラマも見所となっている作品です。

 

単行本と文庫本を読み比べてみて!『禁断の魔術』

『禁断の魔術』表紙

禁断の魔術

ガリレオシリーズ8作目『禁断の魔術』。単行本には3つの短編と1つの中編が収録されています。

単行本に収録された中編の「猛射(うつ)」は、長編にしようか迷った作品だったとのこと。発売されたあとも心残りがあり、文庫化にあたり長編へと書き直すことを決意したそうです。

そのため文庫版の『禁断の魔術』は、長編となった「猛射(うつ)」のみが収録。
単行本に収録された3つの短編は、7作目の『虚像の道化師』の文庫本へ収録されることになりました。

同じ作品の中編と長編を読み比べてみるという、変わった楽しみ方ができますよ!

 

待望の新作!『沈黙のパレード』

『沈黙のパレード』表紙

沈黙のパレード

シリーズとしては6年ぶりの新作となる長編作品『沈黙のパレード』。全作『禁断の魔術』から少し経過したあとの物語です。

町の人気者だった佐織が行方不明になって数年後、とある火災現場で白骨遺体となって発見されるところから始まります。

かつて草薙刑事が担当した少女殺害事件で無罪となった蓮沼が容疑者に挙げられるも、証拠不十分で釈放。
そして町のパレードの日、復讐劇が起こるのです。一体どうやって復讐は成し遂げられたのか? 湯川が挑みます。

まず、ストーリーの冒頭から惹きこまれます。意外な結末まで一瞬たりとも目が離せませんよ。

 

さっそく「ガリレオシリーズ」を読もう!

東野圭吾さんのガリレオシリーズの順番と見所をご紹介しました。どの作品から読んでも楽しめることは間違いないです。

湯川先生をはじめとする癖のある登場人物達と、難解なトリックに、きっと虜になりますよ。ぜひガリレオワールドをお楽しみ下さい!

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