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辻村深月著『朝が来る』あらすじ


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朝が来る
辻村深月(著)
文藝春秋
発売日: 2015/06/01

 

 

『朝が来る』あらすじ

栗原佐都子は夫と6歳の朝斗と平穏に暮らす主婦。そんな佐都子のもとに、ある日不審な電話がかかってきます。
電話口の女性が告げたのは「息子を返してほしい。」という言葉。
女性が名乗った「片倉 ひかり」という名は間違いなく息子の生みの母の名前でした……。

 

朝はやって来るのか……

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『朝が来る』は、2012年に『鍵のない夢を見る』で直木賞を受賞した辻村深月さんが描いた社会派ミステリー。2016年には女優の安田成美さん主演で連続ドラマ化、また「2016年本屋大賞」にもノミネートされました。

「特別養子縁組」で朝斗の育ての母となった佐都子と、生まれたばかりの子どもを手放さなければならなくなったひかり。トンネルを抜けた女性と、長いトンネルから抜け出せない女性の6年間を通して、2人の母の葛藤と親子の絆を描いた感動作です。

「特別養子縁組」という制度は、一般的に知られる「普通養子縁組」とは異なります。親権者と養親との合意で成立するのが普通養子縁組ですが、特別養子縁組は民間団体などが斡旋し、家庭裁判所の承認を得て成立します。

普通養子縁組は戸籍上、実親と養親の2組の親を持ちますが、特別養子縁組は初認された時点で実親との関係は完全に消滅します。実親と養親とが対面することも、実親が実子に面会することも基本的に許されていません。

にもかかわらず、栗原家の前に姿を現すひかり。現実を受け入れひかりと向き合おうとした佐都子でしたが、そこには思ってもみない展開が待ち受けていました。様々な事実が、ひかりの半生を通して明らかになっていきます。

果たして、栗原家とひかりに朝はやって来るのでしょうか?

親子の絆や家族の在り方についても考えさせられる感動の長編です。

 


今回ご紹介した書籍
朝が来る
辻村深月(著)、 文藝春秋


 

普段意識していない「家族」について、考えてみるきっかけになるかもしれません。