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知る人ぞ知るミステリ作家!驚愕の「どんでん返し」ミステリ4選!


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昨今のミステリ界において欠かせない「どんでん返し」。

張り巡らされた多くの伏線、想像もつかない展開、衝撃の結末……鳥肌がたつようなゾワっとした感覚を求めてミステリを読む人は多いのではないでしょうか。

今回のテーマは「どんでん返し」が秀逸なミステリ。かつ、大御所の作家ではなく、知る人ぞ知るミステリ作家の作品のみを集めました。

作品をご紹介する中で、人によってはネタバレと感じる記述があるかもしれません!

ですが、どれもおすすめの作品ばかりです!

ぜひ、怒涛の「どんでん返し」に絶句してください。

 

現役の内科医が書いた本格ミステリー

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『仮面病棟』
知念実希人(著)、実業之日本社

強盗犯により密室と化す病院 息詰まる心理戦の幕が開く!

療養型病院に強盗犯が籠城し、自らが撃った女の治療を要求した。事件に巻き込まれた外科医・速水秀悟は女を治療し、脱出を試みるうち、病院に隠された秘密を知る―。閉ざされた病院でくり広げられる究極の心理戦。そして迎える衝撃の結末とは。現役医師が描く、一気読み必至の“本格ミステリー×医療サスペンス”。著者初の文庫書き下ろし!(文庫裏)

累計70万部突破のシリーズ第1作。

医療小説といえば、難解でとっつきにくいと考えている人も少なくないはず。ですが、知念さんの描く作品はなんといってもわかりやすく、読みやすい。ライトノベルのような軽快なタッチは、読み手をグイグイ引き寄せて行きます。

しかも、知念さんは現役の内科医。医者目線での専門的見解のもと執筆されているので、単なるエンターテイメントではない点も魅力です。

気に入った方は続編の「時限病棟」もぜひご覧ください。

 

ミステリ界の奇才が描くパラレルワールドとは?

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『ifの悲劇』
浦賀和宏(著)、KADOKAWA

小説家の加納は、愛する妹の自殺に疑惑を感じていた。やがて妹の婚約者だった奥津の浮気が原因だと突き止め、奥津を呼び出して殺害。しかし偽装工作を終え戻る途中、加納の運転する車の目の前に男性が現れて…。ここから物語はふたつに分岐していく。A.男性を轢き殺してしまった場合、B.間一髪、男性を轢かずに済んだ場合。ふたつのパラレルワールドが鮮やかにひとつに結びつくとき、予測不能な衝撃の真実が明らかになる!(文庫裏)

人喰い作家(人を喰う小説を多く書いているため)として知られ、『ミステリ界の奇才』と評される浦賀和宏さんの作品。経歴はほとんど明かされておらず、その謎めいたところが好きだという読者も多いようです。

「絶対にだまされる!」というキャッチフレーズが売りのこの作品ですが、絶対にだまされないぞと思って読んだところ……どんでん返しにはやはり撃沈しました。

パラレルワールドものが好きな方に強くおすすめです。

 

元お笑い芸人ならではのミステリ大賞受賞作

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『神様の裏の顔』
藤崎翔(著)、KADOKAWA

神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙した。…のだが、参列者たちが「神様」を偲ぶ中、とんでもない疑惑が。実は坪井は、凶悪な犯罪者だったのではないか…。坪井の美しい娘、後輩教師、教え子のアラフォー男性と今時ギャル、ご近所の主婦とお笑い芸人。二転三転する彼らの推理は!?どんでん返しの結末に話題騒然!!第34回横溝正史ミステリ大賞“大賞”受賞の衝撃ミステリ!(文庫裏)

第34回横溝正史ミステリ大賞『大賞』受賞作。

有栖川有栖さん、恩田陸さん、黒川博行さん、道尾秀介さんという錚々たる選考委員において満場一致だったという驚愕の作品です。

「くすっと笑わせる絶妙なユーモアのセンスがあり、サービス精神に溢れている(恩田さん)」、「お笑い芸人として活動していらした経験からなのか、語り口が非常に愉快で、ユーモアのセンスは見習いたいほどだった(道尾さん)」という選評からもわかるように、とにかくユーモアに溢れた作品です。

そして、どんでん返しも秀逸。ぜひ読んでほしい作品です。

 

イヤミス好きにもおすすめしたい!

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『出版禁止』
長江俊和(著)、 新潮社

著者・長江俊和が手にしたのは、いわくつきの原稿だった。題名は「カミュの刺客」、執筆者はライターの若橋呉成。内容は、有名なドキュメンタリー作家と心中し、生き残った新藤七緒への独占インタビューだった。死の匂いが立ちこめる山荘、心中のすべてを記録したビデオ。不倫の果ての悲劇なのか。なぜ女だけが生還したのか。息を呑む展開、恐るべきどんでん返し。異形の傑作ミステリー。(文庫裏)

作者の長江さんは、もともとホラーやサスペンスを得意とするテレビディレクター。カルト的人気を誇った番組『放送禁止』(フジテレビ)の企画・脚本・監督も担当されていたのだとか。

本書は、そんな経歴を持つ長江さんが架空の事件をルポルタージュするという構成となっています。読んでいると、ノンフィクションのように思えてくるため、途中恐怖のあまり読み進めることができなくなりました……。

謎が謎を呼ぶ、スリリングで怖い作品ですので、イヤミス好きな方ならきっと気に入っていただける一冊です。

 

秀逸な「どんでん返し」を味わって

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今回紹介した作品は、すべて「どんでん返し」が秀逸なもの。

ぜひ「驚愕のどんでん返し」に絶句してくださいね。

 

今回ご紹介した書籍
仮面病棟』知念実希人(著)、実業之日本社
ifの悲劇』浦賀和宏(著)、KADOKAWA
神様の裏の顔』藤崎翔(著)、KADOKAWA
出版禁止』長江俊和(著)、 新潮社

 

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ライター

I.Megumi
フリーランスのライター。一児のママ。出産前まではリクルートで結婚情報誌を担当。現在はWeb媒体にて書籍、音楽、育児など幅広く執筆中。影響を受けた作家は白石一文。趣味はスイーツを愉しむこととドラマ鑑賞。