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ミステリーにダークさが入り交じる湊かなえ著『贖罪』あらすじ


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贖罪
湊かなえ(著)
双葉文庫
発売日:2012/06/06

 

 

 

あらすじ・本内容

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小学生の美少女・エミリが田舎町で惨殺された。殺される前まで一緒に遊んでいて、犯人と思われる男を見たはずの4人の少女たちは、口をそろえて顔を覚えていないと言う。
エミリの母は、4人に激情の言葉を投げかけた。
事件から15年、被害者の母から投げかけられた言葉を忘れられない4人の元少女たちの日常は、大きく変わろうとしていた…。

 

同著者、湊かなえ氏の『告白』に次ぐ、注目作として2009年に発行された本書は、大賞は逃したものの、第63回日本推理作家協会賞の候補作として選ばれた作品です。2012年には、黒沢清監督によってテレビドラマ化もされました。

 

人間のダークな部分が入り交じった作品

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ポイントとなるのは、タイトルにもなっている「贖罪」。罪を償うということ。
形式的には、前作の『告白』のような一人一人に視点を置いたスタイルで物語は進んでいきます。

湊かなえ氏のほかの作品にも共通するように、人間のダークな部分が入り交じった作品になっています。
ダークな作品だけに衝撃的なシーンがあるものの、「湊かなえワールドにグッと引き寄せられた」という感想や、「のめり込める面白さがある」という感想も多い作品です。

また、『贖罪』は、起こった事件を解決するというミステリー作品にありがちな内容に落ち着いていないのも特徴。
読者の感想にもあるように、ミステリーとダークなストーリー展開が織りなす、独特な雰囲気が『贖罪』のストーリーを盛り上げる形となっています。

今回ご紹介した書籍
贖罪
湊かなえ(著)、双葉文庫

 

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