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解説!映画「イニシエーション・ラブ」の“映像化不可能”“必ず2度読みたくなる”原作とは?


2015年5月23日公開 松田翔太×前田敦子主演映画『イニシエーション・ラブ』。150万部突破のベストセラーとなった恋愛(恋愛ミステリー)小説の映画化ですが、2004年4月の刊行から11年という長い年月に加え、“映像化不可能”“必ず2度読みたくなる”といわれた、その映画と原作小説が今、注目を集めています。

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「イニシエーション・ラブ」とは

「イニシエーション・ラブ」とは

【イニシエーション】・・・出生、成人、結婚、死などの通過儀礼

【ラブ】・・・愛、恋愛

舞台は、1980年代・バブル期の静岡。女性経験のないド真面目な大学生・鈴木夕樹(松田翔太さん)が初めての合コンで成岡繭子(前田敦子さん)と出会い、その後二人は恋に落ちる。順調に交際を続けていくが、鈴木の東京転勤が決まり、遠距離恋愛が始まる。当初は東京と静岡を行き来していた二人だったが、しだいにすれ違いが生まれ、東京本社で出会った美弥子(木村文乃さん)に鈴木の心が揺らぎ始める―。

著者は、小説家・ミステリー作家の乾くるみさん。

名前から女性に間違われやすいですが、結構ガッチリした男らしい男性です。

衝撃の結末が魅力。著名人からも絶賛の声

“読み終わった後は必ずもう一度読み返したくなる”と称された「イニシエーション・ラブ」は、終盤までピュアで甘酸っぱいラブストーリーですが、最後の2行で恋愛ミステリーへと変貌するのが魅力の小説。衝撃のラストには思わず「えーっ!?」と叫んでしまいます。

著名人からもその評価は高く、アンジャッシュ渡部さん・UVERworldのTAKUYA∞さん・ふかわりょうさんなどが絶賛。くりぃむしちゅー有田さんがバラエティー番組で『最高傑作のミステリー』と発言したことにより、さらなるヒットとなりました。

エンディングが異なる「映画と原作」

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小説ならではの文章上の仕掛けで構成させている叙述トリックゆえ、長年“映像化は不可能”と言われてきた小説が今回実写化となり、映画もまた注目を集めています。

そのメガホンを引き受けたのは、「トリック劇場版」シリーズや「劇場版SPEC」シリーズの堤幸彦監督。“イニシエーション・ラブが映画化!?”と驚かれた原作既読済の方も、監督が堤さんなら安心!

原作とは異なるエンディングのようですが、原作の“最後の2行”同様に、映画のキャッチコピーも“最後の5分”で全てが覆る!

原作者の乾さんですら驚いた実写化に、堤さんは原作のトリックをどう演出しているのか楽しみですね!

2度読みたくなるのは「本当だった」

単なるラブストーリーも良いですが、「イニシエーション・ラブ」が映画・原作ともにこれだけ注目を浴びているのは、やはり衝撃の結末に思わず「えっー!?」と驚き、読み返して「なるほどー!」と納得感を味わえる独創性&意外性。

驚愕のどんでん返しが待っている「イニシエーション・ラブ」。まだ原作を読んでない方は、ぜひ思いきり騙されてください!!

『イニシエーション・ラブ』/乾くるみ


「イニシエーション・ラブ」の他にも、叙述トリックやどんでん返しで思わず読み返したくなる小説があります。その中でも人気・おすすめ小説を6点ご紹介します。難透難解のトリックを体験してみてはいかがですか?

記憶を持ったまま10カ月前の自分に「リピート」。綿密に練り込まれたSFサスペンス

リピート/乾くるみ

うりふたつな女が二人。衝撃の恋愛ミステリー(亀梨×深キョンドラマではありませんっ)

セカンドラブ/乾くるみ

必読!叙述トリックの代表。SMAP中居くんもおすすめ(意外です)

葉桜の季節に君を想うということ/歌野晶午

甘くて切なくて泣ける。彼女の秘密に読み返すこと必須です。

ぼくは明日、昨日のきみとデートする/七月隆文

ゲーム・ドラマにもなった不可思議密室ミステリー(S&Mシリーズ)

すベてがFになる/森博嗣

大どんでん返し&叙述トリックの傑作ミステリー(館シリーズ)

十角館の殺人/綾辻行人

ブックオフオンライン2015年間ランキングで総合1位に!

中古ショップならではのランキングが魅力のブックオフオンライン年間ランキング。
2015年はどんなラインナップになるかと楽しみにしていましたが『イニシエーション・ラブ』が総合1位を飾りました!

個人的な推測ですと1位になった要因は以下の二点だと思います。
・「メディアでの著名人の絶賛発言」で流通量が増え、お売りいただく量も増加した。
・映画化で「読んでみよう!」と思う人が急激に増え、販売量も増加した。

また、作品のキャッチコピーのように一度手放した後もう一度読み返したくなったのかもしれませんね。

そんな話題作やちょっと意外な作品もランクイン!?
ブックオフオンラインの2015年売り上げ総合ランキングでは、今年最も売れた人気の作品をご紹介しています↓

ライター

アイウチ
アイウチ
絵本が好きなアラサー主婦です。休みの日は、カラフルなデコケーキを作ったり、衝動買いしてしまう生地で裁縫をしています。