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司馬遼太郎 著書『坂の上の雲』あらすじ・感想


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坂の上の雲
司馬遼太郎(著)
文藝春秋
発売日:1999/01/07

 

 

 

あらすじ

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同じ松山で生まれ育った、貧乏士族の出である信さんと弟の淳さん、そして竹馬友達の升さん。
上京した彼らが、やがて明治という激動の時代を動かす人物に成長するとはだれも予想していなかった。司馬遼太郎氏の描く長編歴史小説。

 

明治期の重要な役割を担った3人の主人公

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これまで制限されていた欧米の文化が次々と民間にも浸透していき、日本の歴史の中でも大きな変遷を迎えた明治期。そんな明治期の中でも大きな役割を担った3人は、同じ故郷で生まれ育った幼馴染でした。
その3人とは、日本騎兵を育てた秋山好古、日露戦争で重要な役割を担った海軍戦術に貢献した弟の秋山真之、日本文学界をリードした正岡子規。本作はこの3人がキーパーソンとして描かれています。

史実に基づき3人の著名人を司馬遼太郎氏の視点から描いた人間味のある内容、そして難しい話題を取り扱っているものの読みやすいという点が読者から支持されました。

本書が出版されたのは、日本がちょうど高度経済成長期に差し掛かっていた時代。
さまざまな反響はありましたが、本書で描かれている3人の生き方と決断力には大いに学ぶ部分があるということで、特に会社を指揮する立場にある人やビジネスパーソンに好まれています。

司馬遼太郎氏の代表作であると同時に、一般的な評価も、堅苦しすぎない、大志を実現する姿が希望になるなど、高い評価を受けた本作。
そうした人気を受けてスペシャルドラマ化され、さらには『坂の上の雲』を題材にしたミュージアムまで創設されるなど、初版は1969年ですが、今なお多くの人に愛されています。

 

今回ご紹介した書籍
坂の上の雲』(新装版)
司馬遼太郎(著)、文藝春秋

 

『坂の上の雲』や『功名が辻』など、多くの歴史小説を発表した司馬遼太郎氏。
他にも紀行文や対談集など、司馬氏の作品を紹介した特集はこちら。