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映画化も期待!和田竜著『村上海賊の娘』あらすじ・内容


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村上海賊の娘(上巻)
和田竜(著)
新潮社
発売日:2013/10/21

 

 

あらすじ・本内容

織田信長が京から西へと勢力を伸ばしていた戦国時代、瀬戸内では天下一の海賊王村上武吉が勢力を張っていた。
信長の策で兵糧攻めの危機にあった本願寺は、海路での兵糧入れ支援を毛利家に願い出る。
兵糧入れの成否は、毛利家と臣従しており、友好関係にあった村上海賊に託されることに…。

 

『村上海賊の娘』は、映画化されたことでも有名な『のぼうの城』を著した和田竜さんが4年をかけて作り上げた長編歴史小説です。

上下巻合わせて約1,000ページにもなる本作は、和田竜さんの小説第4作目。
週刊朝日「2013年 歴史・時代小説ベスト10」で第1位に選ばれ、2014年には第35回吉川英治文学新人賞と全国書店員が選ぶ第11回本屋大賞を受賞しました。
早くも映画化が期待されており、2015年には吉田史朗さん作画でコミック化もされています。
第一次木津川合戦の史実に基づいていながら、エンタテインメント作品として楽しめる仕上がりになっています。

 

海賊たちの戦いを見る

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主人公である村上武吉の娘「景(きょう)」は、海賊働きに明け暮れる荒々しい気性の持ち主。どんな女性かと期待していた読者は、描写に圧倒されていきます。
醜い容貌とされていますが、描写の様子で現代との美的感覚の違いが浮き上がり、想像力もかき立てられます。
景だけでなく、戦の迫力が印象深い魅力ある人物が次々と登場する楽しさも戦国時代の小説ならでは。
織田家側の泉州海賊、七五三兵衛の泉州なまりに親しみを感じる読者も多いとのこと。

 

下巻では、いよいよ海賊たちの戦いの幕が切って落とされます。半日に渡るすさまじい戦いは圧巻の一言。親子愛や友人、兵との絆も盛り込まれ、心を揺さぶられる時間も味わえます。読後に現代の穏やかな瀬戸内海を眺める機会があったなら、本書を読む前にはなかった感慨にたっぷり浸ることができるでしょう。

 

今回紹介した書籍
村上海賊の娘
和田竜(著)、新潮社

 

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