角川つばさ文庫のおすすめ作品|大人もハマる! 読書が苦手な人にもぴったり
更新日:2019/3/1
多くのエンターテイメントコンテンツを持つKADOKAWAが発行する、児童向け小説のレーベル「角川つばさ文庫」。
オリジナル作品はもちろん、ノベライズ、角川文庫で長年愛されている作品など、そのジャンルは多岐に渡ります。
ここでは、読書が苦手な人にもおすすめしたい角川つばさ文庫のオリジナル作品10作をご紹介します。
『めざせ!東大お笑い学部』
『めざせ!東大お笑い学部』
針とら(著)、あきづきりょう(絵)
日本有数の東大進学率を誇る中学校に入学した花菜。ところがそんな進学校に、東大受験のスペシャリストとしてなぜかハゲヅラをかぶった女性教師が招かれる。
さらに花菜のクラスが、東大の「お笑い学部」を目指す選抜メンバーとして選ばれたことを知らされて……!?
進学校に通う子たちが「お笑い」を学ぶという物語。それだけでも気になるところですが、東大がお笑い学部を新設したという設定にも驚きです。
いつもはネコをかぶっている花菜も、「なんでやねーーん!」とツッコまずにはいられません。
真剣にお笑いについて学び始めた花菜たちはどうなるのでしょうか?
『いみちぇん!』
『いみちぇん!』
あさばみゆき(著)、市井あさ(絵)
書道好きな小学5年生のモモは、お隣に引っ越してきた匠と出会ったことで突然生活が一変!
モモは「ミコトバヅカイ」の後継者であり、自分のパートナーだという匠。鬼と戦わなくてはならないと知ったモモは……?
「いみちぇん(意味をチェンジ)」とは、漢字の一部を書き換えて違った意味の漢字にするということ。
その能力を駆使して、モモと匠は次々と向かってくるピンチを切り抜けます。
大人でも悩んでしまうような漢字の問題がたくさん登場!
楽しく色んな漢字が学べるので、お子さんと一緒に読んでみてもいいかもしれません。
『こちらパーティー編集部っ!』
『こちらパーティー編集部っ!』
深海ゆずは(著)、榎木りか(絵)
中学1年生のゆのは、5年ぶりに故郷の町へ戻ってきた。そんなゆのの夢は、亡くなった父親が作ったという伝説の雑誌「パーティー」を復活させること。
さっそく編集部を作り、個性豊かなメンバーたちと雑誌の復活に奮闘するけれど……!?
著者の深海ゆずはさんは編集経験者であり、雑誌編集部の様子がリアルに描かれています。
個性派揃いのメンバーを、持ち前の元気とゴリ押しで引っ張る編集長ゆのの成長も注目していきたい作品です。
『オンライン!』
『オンライン!』
雨蛙ミドリ(著)、大塚真一郎(絵)
ある日、高校2年生の舞のカバンの中に、見知らぬ黒い箱が。その中に入っていたのは、謎のゲーム機「ナイトメア」だった。
そして、どこからともなくゲームに参加するよう促す声がして……。
いわゆる「デスゲーム」ものの本作は、毎日ゲームをしないと自分の体の機能を1つ奪われる……という、なかなか怖い設定です。
そんな恐ろしいゲームに挑むことになった舞は、仲間の朝霧や杉浦とともにさまざまな困難を乗り越えていきます。
実際にゲームに参加しているような気分を味わえるので、読書が苦手な方にもおすすめですよ。
『怪盗レッド』
『怪盗レッド』
秋木真(著)、しゅー(絵)
もうすぐ中学生になるアスカと、いとこのケイ。ある日父親たちに、自分たちが世間を騒がせている「怪盗レッド」の正体であること、その2代目を2人に継いで欲しいことを告げられて……。
父親仕込みの運動神経を持つアスカは盗みの実行役、そして頭脳明晰なケイはナビ役として、悪党たちに盗まれた美術品を盗み返していきます。
正反対の性格ながら、2人の息はぴったり! ハラハラしたりワクワクしたり、軽快な物語です。
アクションシーンも読み応えたっぷりですよ。
『イケカジなぼくら』
『イケカジなぼくら』
川崎美羽(著)、an(絵)
中学1年生のアオイはモデルを目指している女の子。ある日転校生の桜庭くんに言われた一言をきっかけに、幼馴染みの一弥を巻き込んでカンペキな家事力を身に付けるべく「イケカジ部」を創設することに!
アオイ、一弥、桜庭くん。微妙なお年頃の男の子と女の子のやり取りには思わず胸キュンさせられます。
さらに、夢を持つアオイが恋や夢に一生懸命になる姿に勇気づけられますよ。
『四年霊組こわいもの係』
『四年霊組こわいもの係』
床丸迷人(著)、浜弓場双(絵)
四年一組生徒番号四番の友花。始業式の帰り、才色兼備の麗子先輩に呼び出された友花はそこで「四年霊組こわいもの係」を引き継ぐことになると告げられる。
ワケが分からず困る友花だったが、先輩に言われて壁に寄り掛かると……!?
「第1回角川つばさ文庫小説賞」で大賞を受賞した作品であり「こわいもの係シリーズ」の第1作目。
学校での不思議な出来事や幽霊話が実現するなど、非常にユニークな物語です。
基本的にほのぼのしたテイストで、ホラー系のお話が苦手な方でも読めると思います。
不思議で楽しい世界をぜひ読んでみてくださいね。
『恋する新選組』
『恋する新選組』
越水利江子(著)、朝未(絵)
近藤勇の妹として育てられた空の夢は剣士になること。立派な剣士になるべく、空は近藤勇がいる試衛館を目指し、男の格好に扮装して家出する。
試衛館にいる若者達と出会った空の行く末は……。
激動の時代を生きる幕末の志士達と空の青春物語。
近藤勇、沖田総司、土方歳三など、新選組お馴染みのメンバーが勢揃いし、にぎやかなお話を楽しむことができます。
お子さんであれば、歴史に興味を持つきっかけにもなるかもしれません。
『恐怖コレクター』
『恐怖コレクター』
佐東みどり(著)、鶴田法男(監修)、よん(絵)
町で噂される都市伝説は、ただの噂話にすぎないとされてきた。しかしあるときから、都市伝説に関係した被害者が続出。
赤いフードつきの服を着たフシギは、そんな都市伝説を追って町から町へと旅を続けていた。
都市伝説にまつわるの物語が収録された作品。大人が読んでもゾクッとしてしまうような怖い話が詰まっています。
毎巻、SNS上で繰り広げられている会話から始まるところも、他にはない演出です。
『絶体絶命ゲーム』
『絶対絶命ゲーム』
藤ダリオ(著)、さいね(絵)
10人の少年少女達のもとに届いた「絶体絶命ゲーム」への招待状。ゲームの賞金は1億円だが、1度参加すると命の保証はないという。
そんな命がけのゲームに、誰もが自分の夢や欲望のために臨むのだが……。
ゲームを通して繰り広げられる参加者達の駆け引きや人間模様など、読み応えは抜群。
参加者1人1人のバックグラウンドがしっかり描かれているので、感情移入しやすいところも魅力の1つ。
妹の手術費用が欲しい、自分の映画を撮りたいなど、参加の目的はさまざまです。
はたしてゲームの勝者となり、賞金を手に入れるのは誰なのでしょうか……?
エンターテイメント性溢れる角川つばさ文庫作品を読んでみよう!
新しい切り口を常に展開してくれる角川つばさ文庫の作品。
長く愛される名作が生まれ続ける理由はそんなところにあるのかもしれませんね。
ぜひ角川つばさ文庫の作品を手にとって、本を読む楽しさを発見してみてください。
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