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子供のころきっとハマった!もう一度読みたい傑作絵本


 幼いころに好きだった絵本を、大人になって無性に読みたくなることはありませんか?

かく言うわたしも、子どものころに好きだった絵本を、大人になって読み返したことがあります。

 

今回は、子どものころに大好きだった絵本のなかから、現在も名作として愛されている傑作絵本をご紹介します!

 

不安とワクワク!
『はじめてのおつかい』

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筒井頼子(著)/林明子(画)
福音館書店

 5歳のみいちゃんが、ママに頼まれて赤ちゃんのために牛乳を買いに行くお話。誰もが経験する「はじめてのおつかい」を温かく描いた作品です。

これと言って大きな事件が起こるわけではないけれど、今までひとりで出かけたことのないみいちゃんにとっては大冒険。

今ではなかなか見ることのできない昭和の街並みが描かれた、ほのぼのとしたタッチの絵も魅力です。

 

「食べたい!」きっとそう思ったはず!
『ぐりとぐら』

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なかがわりえこ(著)/やまわきゆりこ(画)
福音館書店

多くの人が一度は読んだことがあるであろう名作絵本『ぐりとぐら』。

森へどんぐりを拾いに来た小さな野ネズミのぐりとぐらが、卵を拾うところから物語は始まります。その卵を使ってぐりとぐらが作ったものは、おなじみのカステラ!
大きな卵や調理器具と格闘している姿がとても微笑ましく描かれています。

この絵本を読んだ多くの子どもたちが、大きなカステラに憧れ、お父さんやお母さんに作ってもらったのではないでしょうか?

 

ホットケーキが食べたくなる?
『ちびくろ・さんぼ』

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ヘレン・バンナーマン(著)/フランク・ドビアス(画)
瑞雲舎

 30代以上の世代だったら、ほとんどの人が読んだことがあるのではないでしょうか。トラがぐるぐると回ってバターになるシーンが大好きでした。そのバターで作ったホットケーキの美味しそうなこと……。

1988年に人種差別という理由で絶版になりましたが、多くの人からの要望の声を受け1999年に復刻しました。
とても夢のある名作です。

 

時の流れは止められないけれど……
『ちいさいおうち』

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バージニア・リー・バートン(著/画)
岩波書店

 のどかな田舎の丘の上に建てられたちいさなおうちのお話。

じょうぶでキレイに作られたちいさいおうちは四季の移ろいを眺めながら過ごします。
やがて時代が流れ、文明の力によってすっかり大都会に変貌したなかに、ちいさいおうちは取り残されてしまうのです。

子どものころは絵がキレイで好きだったのを覚えていますが、実は、便利な生活と引き換えに消えてゆく自然の美しさや人々の心の豊かさを問いかける奥深い作品であることに気づきます。

 

パリの名所めぐりも!
『げんきなマドレーヌ』

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ルドウィッヒ・ベーメルマンス(著/画)
福音館書店

 パリの学校の小さな寄宿舎で暮らす12人の女の子たちのお話。

女の子たちはいつもいっしょ。毎日決まった時間に必ず2列になって散歩に出かけます。
女の子たちのなかでもいちばん小さなマドレーヌはいちばん元気な女の子。しかし、ある夜マドレーヌは盲腸になってしまうのです。

先生のミス・クラベルと暮らす女の子たちが何ともほのぼのとかわいらしく、パリの街の情景を思い起こさせる絵もとても素敵な絵本です。

 

エルフの運命は、可哀そう? それとも……
『かたあしだちょうのエルフ』

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おのきがく(著/画)
ポプラ社

 草原に暮らす若くて大きいだちょうのエルフは仲間たちの人気者。
ある日、平和な草原にライオンが現れ仲間たちを襲います。エルフは勇敢に戦いますが、そのせいで片足を失ってしまうのです。
仲間と走り回れなくなったエルフは次第に仲間たちから忘れられていきます。ところが、そんなある日今度はクロヒョウが襲ってきて……。

「本当の優しさや強さとは何か?」を思い出させてくれる物語。親になってもう一度読むと、子どものころとは違う感慨深さがあるのではないかと思います。

 

自分が咲かせた花はあるだろうか
『花さき山』

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斎藤 隆介(著)/滝平二郎(画)
岩崎書店

 『モチモチの木』の作者である斎藤隆介氏によるせつなくて優しい物語です。

物語は “山ンバ”と呼ばれる山のババの語り部で進んでいきます。

ある日、10歳のあやは山で見たこともない美しい花々を見つけます。その花は、優しいことをすると咲くそうです。そのなかには、いつも小さな妹のためにガマンしているあやが咲かせた花もありました。

とてもシンプルで短いお話ですが、胸にグッと迫ってくるものがあります。また、『モチモチの木』と同じ、切り絵作家の滝平二郎氏が描く絵が、物語をさらに奥深いものにしています。

 

どんどん増えていく住人
『てぶくろ』

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ウクライナ民話/エウゲーニー・M・ラチョフ(画)
福音館書店

 ある雪の日、おじいさんは森のなかでてぶくろを落とします。暖かそうなてぶくろを見つけた動物たちが、次々にてぶくろの住人となり、ついには7匹の動物でてぶくろの家はいっぱいになってしまうのです。
やがて、おじいさんがてぶくろを落としたことに気づき……。

てぶくろを見つけた動物たちが「入れて」「どうぞ」を繰り返し、住人が増えるたびにどんどん家らしくなっていくさまはとても夢があります。
夢からふと現実に引き戻された後にも、心に温かいものが残っていそうな、そんな気持ちにしてくれるお話です。

 

大人になっても絵本は楽しい!

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幼いころに好きだった絵本の記憶は意外に鮮明に残っているものです。すっかり忘れていても絵本を見たら思い出す人も多いのではないでしょうか。

幼い日の思い出を懐かしく感じるだけでなく、大人になってから読むと子どものころとはまた違った捉え方をするのだと思います。

 

今回ご紹介した絵本
■『はじめてのおつかい』筒井頼子(著)/林明子(画) 福音館書店
■『ぐりとぐら』なかがわりえこ(著)/やまわきゆりこ(画) 福音館書店
■『ちびくろ・さんぼ』ヘレン・バンナーマン(著)/フランク・ドビアス(画) 瑞雲舎
■『ちいさいおうち』バージニア・リー・バートン(著/画) 岩波書店
■『げんきなマドレーヌ』ルドウィッヒ・ベーメルマンス(著/画) 福音館書店
■『かたあしだちょうのエルフ』おのきがく(著/画) ポプラ社
■『花さき山』斎藤隆介(著)/滝平二郎(画) 岩崎書店
■『てぶくろ』ウクライナ民話/エウゲーニー・M・ラチョフ(画) 福音館書店

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