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ミヒャエル・エンデの小説『モモ』のあらすじ


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『モモ』

ミヒャエル・エンデ(著者),大島かおり(訳者)
岩波少年文庫
発売日:2005/06/16

 

 

『モモ』のあらすじ

廃墟となった円形劇場に住みついた、粗末な身なりをした小さな女の子「モモ」。町の人たちは、不思議な力を持つモモに話を聞いてもらうだけで、硬くなった心が柔らかくなり悩みが消えていきます。しかし、時間泥棒の「灰色の男たち」が現れて、町の人々は落ち着きを失っていき…。

 

ミヒャエル・エンデが描いたモモと時間どろぼうの世界とは…?

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本書の副題は「時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語」です。

「時間貯蓄銀行」と称し、「時間を貯蓄すれば命が倍になる」という甘言を弄して人々の時間を盗む「灰色の男たち」。小さなモモが、彼らに奪われた時間を取り戻すというストーリーの絵本児童書です。

本書はドイツの児童文学作家であるミヒャエル・エンデ氏によって、1973年に刊行されました。ミヒャエル・エンデ氏は、翌1974年にこの作品でドイツ児童文学賞を受賞し、世界各国で翻訳され今も多くの人に親しまれています。1986年にヨハネス・シャーフ監督により、ラドスト・ボーケルさん主演で映画化され、ミヒャエル・エンデ氏自身もエンデ役で出演しました。

ミヒャエル・エンデ氏の作品は日本でも根強い人気があり、長野県の黒姫童話館には自身が提供した多数の資料を見ることができます。また、エンデ夫人は、エンデ氏作の『はてしない物語』の翻訳者である佐藤真理子さんです。

作品中に

「人間とは時間を感じとるために心というものがある。」

という1節がありますが、時間に追われて人間らしさを忘れてしまったかのような現代の生き方に警鐘を鳴らしているようにも感じられます。

時間は何をもたらすのか、本当の豊かさとは何か、そんなことを考えさせられる、大人も楽しめる1冊です。

■今回ご紹介した書籍
モモ
ミヒャエル・エンデ(著者),大島かおり(訳者),岩波少年文庫

『モモ』のように、大人も楽しめる本はまだまだあります。
児童書だと思って手に取らないのは勿体ない!
そこで、大人も楽しめるファンタジー小説作品をご紹介します。
大人だからこそ胸が熱くなるファンタジーがある…そんな1冊に出会ってみませんか?

ライター

アオノ
アオノ
本と芝居とミュージカルが好き。小説と児童書が特に好きです。週末の楽しみは、劇場へ行くこと。舞台を観るため各地へ飛び回るアラサ―女子です。