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ハロウィンの由来がわかる!ハロウィンおすすめ絵本


更新日:2016/10/17

10月31日は、子供も大人もこの日ばかりは関係なくウキウキしてしまう「ハロウィン」ですね。

だけど、子供に「ハロウィンってなに?」と聞かれたら、わかりやすく教えられる自信もないし、正直大人もよくわからないですよね。

ということで今回は、ハロウィンの由来もよく知らずに毎年ハロウィンを楽しんでいた筆者が見つけた、おすすめのハロウィン絵本とハロウィンにまつわる豆知識をご紹介したいと思います。

 

ハロウィンの由来とは?

みなさんも「ハロウィンは“秋の収穫祭”」ってことは耳にしたことがあるのではないでしょうか?

もともとハロウィンは、ヨーロッパのケルト人のお祭りで、それがアメリカに伝わったそうです。

でも、どうしてそのお祭りにおばけが出てくるのでしょうか?ちょっとリアルなお話だと、子供も怖いですよね……。

 

ハロウィンの由来を知りたいならこの絵本!
『ハロウィンドキドキおばけの日!』

『ハロウィンドキドキおばけの日!』表紙

ハロウィンドキドキおばけの日!
ますだゆうこ(作)、文溪堂

こわがりな男の子レイとこわがりおばけシェイクの出会いの物語。
ハロウィンの日に、子供たちと仮装をして「トリック・オア・トリート!おかしをくれなきゃ、いたずらするぞ」と近所の家をまわってお菓子をもらい、おうちに帰ってからパーティーをする、ハロウィンの1日が描かれています。

ケルト人からすると、10月31日は夏と冬の境目であり、この日には家族の亡霊がこの世に帰ってくると信じられていたそうです。日本でいう「お盆」と似ていますね。

でも日本と違うのは、いいおばけだけでなく、悪いおばけや魔女もきてしまうというところ。
悪いおばけや魔女から自分たちの身を守るために、仮装をし、お祭りをするんだということが、やんわり書いてあります。

また、こちらの絵本の挿絵がかわいいのなんの……。
多くの絵本や雑貨なども手がける作家・たちもとみちこさんの色とりどりのコラージュイラストは飾りたくなるかわいさで、ついつい集めてしまいます。

ハロウィンのパーティ料理やおまじない、ジャック・オー・ランタンの作り方なども紹介されているので、ハロウィン前に読んで、親子で今年はどんなハロウィンにするか会話したりと、ハロウィンをより盛り上げてくれます♪

 

ジャック・オー・ランタンはカブだった!?

ハロウィンを象徴するアイテム、「ジャック・オー・ランタン」。
カボチャをくりぬいて作るという漠然としたことは知っていますが、そもそも「ジャック・オー・ランタン」って、どこからきたのでしょうか?

ハロウィンについて詳しくわかるこちらの絵本で調べてみました!

 

ハロウィンの豆知識満載!
『ハロウィーンってなぁに?』

ハロウィーンってなぁに?
クリステル・デモワノー(著)、主婦の友社

日本初のハロウィン絵本であるこちらの絵本に「ジャック・オー・ランタン」についての豆知識もありました!

昔、“ジャック”と呼ばれるアイルランド人の男がいたそうです。
その男はとてもずるい人間で、死んだあとに天国にも地獄にもいくことができませんでした。
そしてその男は悪魔からもらった赤い炭火をくりぬいたカブに入れ、ランタンにしてあの世とこの世のあいだを彷徨い続けている……そんな言い伝えがあるそうです。

その火を灯して悪いおばけを近づけないようにするためにジャック・オー・ランタンを作りはじめたのが起源だということですね。。

 

なんと、ジャック・オー・ランタン(ランタンを持つジャック)の正体は“人間”だったのです。そして、カ、カブ……!?

もともとランタンはカブで作られていたようですが、カボチャに変わったそうです。
(調べてみると、ハロウィンの文化がアメリカに渡ったとき、カブより身近だったカボチャが使われるようになったとのことですが、話が逸れそうなのでここまでに……。)

ふむふむ、これだけでもかなり勉強になりますよね。
こちらの絵本は、魔女の子ビビとおばあさん魔女のやりとりを描いたお話で、読み進めていくうちにハロウィンの起源や風習がよくわかります。

また、ハロウィンレシピや仮装の仕方などもたくさん紹介されているので、これ1冊あれば……! といえる、おすすめの絵本です。

 

仮装の定番といえば?

カブの話は『ハロウィーンってなぁに?』を読むまで知りませんでしたが、やはりハロウィンには仮装が欠かせないことがわかりました。

ハロウィンの仮装といえば、おばけにドラキュラ、フランケンシュタイン、魔女、ミイラなどが定番ですね。

これまでに筆者も色々な仮装(コスプレ?)を子供たちにさせてきましたが、小学生になった娘に「ハロウィンなんだから仮装は魔女でしょ!」とド正論を言われしまい、見つけた本が……

 

いろんな魔女がいるんです!
『魔女図鑑』

『魔女図鑑』表紙

魔女図鑑
マルカム・バード(著)、金の星社

こちらは96ページとボリュームのある図鑑なので、ちいさなお子様より5、6歳くらいからがおすすめなのですが、子供だけでなく大人もハマります!

表紙も中身のイラストもちょっぴり毒々しくてかわいい本書には、魔女のファッションに、ほうきの作り方、「ほこり入りビスケット」に「みみずスープ」などの魔女レシピ、魔法のかけ方、魔女の家の中も詳しく書かれていて、すべてに興味津々!
魔女のすべてがわかってしまうような満足の内容です。ぜひ一家に1冊……。

 

ハロウィンをもっと楽しめる絵本

まだまだあるハロウィンに読みたいおすすめ絵本はこちら!

 

♦あかちゃん向け絵本『ハッピーハロウィン!』

『ハッピーハロウィン!』表紙

ハッピーハロウィン!
新井洋行(作)、講談社

おばけがつぎつぎにドアを「トントン」と訪ねてくるリズミカルな繰り返しがたのしい絵本です。

 

♦ちいさな子もドキドキたのしい『ハロウィーンのおばけ屋敷』

『ハロウィーンのおばけ屋敷』表紙

ハロウィーンのおばけ屋敷
エリカ・シルバーマン(著)、ジョン・エイジー(絵)
セーラー出版

脱獄した二人の男がたどり着いたのは、ハロウィーンのおばけ屋敷だった!?

 

♦視覚トリックがたのしい『トリックアートおばけやしき』

『トリックアートおばけやしき』表紙

トリックアートおばけやしき
北岡明佳(監修)、グループ・コロンブス(構成・文)
あかね書房

人気「トリックアート」のおばけやしきにきっとあなたも騙されるはず! びっくりするしかけが満載です。

 

ハロウィンを楽しもう!

今回ご紹介した絵本以外にも、おすすめのハロウィン絵本はまだまだあります。ぜひお子さんのお気に入りの1冊を見付けてあげてくださいね。

【関連記事】ハロウィンお菓子♪ 牛乳パックをリサイクル

 

こちらの特集では今回ご紹介した絵本を含むハロウィン絵本を年齢別に紹介しているので、ぜひお子様に合った絵本を探してみてください。