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さくらももこのおすすめ漫画|『ちびまる子ちゃん』以外の作品も!


2018年8月15日、『ちびまる子ちゃん』の作者であるさくらももこさんが乳がんのため亡くなりました。

さくらさんは1984年「教えてやるんだありがたく思え!」で漫画家デビュー。以来『ちびまる子ちゃん』をはじめ、数々の漫画やエッセイをこの世に送り出してきました。

読者の中には、『ちびまる子ちゃん』のアニメや漫画を見たことはあっても、それ以外の作品はあまり読んだことがないという方も多いのではないでしょうか。

そこでここでは、『ちびまる子ちゃん』をはじめ、ぜひ一度読んでほしいさくらさんの漫画作品をご紹介します。

 

誰もが知る国民的小学生
『ちびまる子ちゃん』

『ちびまる子ちゃん』表紙

ちびまる子ちゃん
集英社

誰もがその名を知るであろう、さくらさんの代表作『ちびまる子ちゃん』。さくらさんの小学生の頃の実話を元に作られています。

昭和の静岡県清水市を舞台に、「まる子」と呼ばれる小学3年生のももこと、家族や学校の友人たちとの日常が描かれた本作。

1987年に発売された1巻から現在までで絵柄はかなり変わっていますが、変わらぬギャグやほのぼのさは、読む人をいつでも笑顔にしてくれます。

現在もアニメが放送されており、幅広い世代の方に愛されている国民的漫画です。

 

コジコジはコジコジだよ。
『コジコジ』

『COJI-COJI (コジコジ)』表紙

COJI-COJI (コジコジ)
ソニー・マガジンズほか

謎の宇宙生命体・コジコジと、メルヘンの国の住人たちのちょっとおかしな日常が描かれたファンタジー作品。アニメを見ていたという方もいるかもしれません。

表紙の可愛らしい見た目とは裏腹に、さくらももこさんの描くシュールでちょっとブラックな世界観を味わうことができます。

なかなか言葉では言い表せない内容ですが、一度読んだら何度も読みたくなる中毒性の高い作品です。

本作では、コジコジが『ちびまる子ちゃん』の世界を行き来したり、他の作品のキャラクターも登場したりしているので、それらを探してみるのもいいかもしれません。

 

大人になっていくまる子
『ひとりずもう』

『ひとりずもう』表紙

ひとりずもう
集英社ほか

小学5年生から高校生という、まる子の青春時代が描かれた自伝エッセイが漫画化。

馬鹿な男子を好きになれなかったり、周囲に影響を受けておしゃれしてみたりなど、思春期ならではの悩みや葛藤に女性ならばきっと共感してしまうことでしょう。

なかでも、親友・たまちゃんとのエピソードは涙なしには読めません。

ギャグ要素は少なめですが、切なくもほっこりとさせられる作品です。

 

ブラックユーモア炸裂!
『ちびしかくちゃん』

『ちびしかくちゃん』表紙

ちびしかくちゃん
集英社

さくらももこさんの遺作となった漫画。自身で『ちびまる子ちゃん』をパロディ化した、ブラックユーモア溢れる作品です。
本作を一言で言うならば「理不尽」。これに尽きます。

主人公はまる子、ではなく「しか子」。まる子と違って気が弱く、いつも家族や友達に罵られています。

たとえば親友のたまちゃん、ではなく「だまちゃん」。優しいたまちゃんはどこへやら、常にしか子に対して怒り狂っているキャラクターに変貌を遂げています。

もともと強烈な個性を持つ他のキャラクターたちはどう描かれているのか? ぜひ確認してみてくださいね。

【関連記事】さくらももこセルフパロディ作品『ちびしかくちゃん』の気になる内容は?

 

玉ねぎ頭・永沢君の青春時代
『永沢君』

『てんこ盛り!!永沢君』表紙

永沢君
小学館ほか
※画像は『てんこ盛り!!永沢君』

玉ねぎ頭の永沢君の中学生時代が描かれている『永沢君』。藤木君や小杉君とのジメッとした青春がたっぷり詰まっています。

小学生のときの永沢君といえば、嫌味や小言をネチネチと言っている暗いキャラクターと思っている方も多いのでは?
なんと中学生になった永沢君はパワーアップ! さらに卑屈で嫌味なキャラクターになっています……。

本作にはまる子やたまちゃんは登場しませんが、野口さんや花輪君などお馴染みのキャラクターが多数登場します。また、永沢君の恋にまつわる物語は見逃せませんよ。

【関連記事】漫画『永沢君』って? 永沢君は中学生になっても「卑屈」だった。

 

この世の不条理。
『神のちから』

『神のちから』表紙

神のちから
小学館

神様をテーマにした、シュールでナンセンスな17の短編集。非常にバカバカしくてくだらない物語ながら、なぜか読むことを止められない不思議な力のある作品です。
ちなみにこの作品に登場したキャラクターデザインは、いくつか『コジコジ』に流用されてます。

『ちびまる子ちゃん』のさくらももこさんを想像して読むと、あまりのギャップに衝撃を受けるかもしれません。

筆者が個人的におすすめしたいのは「おくられてきたひとの巻」。
ある日部長から「ヤマモト」が送られてきた香川。ヤマモトを気に入った香川は、自宅の床の間に飾るのですが……。

「ヤマモト」とは一体何者なのか謎が深まるこの物語ですが、なぜだか病み付きになりますよ。

 

ビートたけし×さくらももこ
『さくらももこのCalbeeひとくち劇場』

『さくらももこのCalbeeひとくち劇場』表紙

さくらももこのCalbeeひとくち劇場
ビートたけし(原案)、集英社

ビートたけしさんが原案、さくらももこさんがイラストを担当している、カルビーのアニメーションCMシリーズ「カルビーひとくち劇場」が漫画となった作品。
ひとくち町に住む人々の個性的すぎるエピソードがフルカラーで描かれています。

各エピソードは数ページの短編となっており、シュールなものからブラックジョークが冴えわたるものまでさまざまです。

下巻には、さくらももこさんの父・ヒロシが考案したキャラクターと、一般応募から選ばれたキャラクターも登場しており、この作品を盛り上げていますよ。

 

なんだか切なくて懐かしい。
『ほのぼの劇場』

『ほのぼの劇場』表紙

ほのぼの劇場
集英社

りぼんマスコットコミックス『ちびまる子ちゃん』の巻末に収録されていた「ももこのほのぼの劇場」がまとめて1つとなったのがこの作品。
まる子の幼稚園生だった頃や大人になってからの話など、小学3年生の頃以外のエピソードが描かれています。

筆者が印象的だったのは、まる子の中学生時代が描かれた「フランス人形とちび姫」。フランス人形に例えられた美人なお姉ちゃんのことを、まる子はうらやむのですが……。

誰かをうらやむまる子の気持ち、そしてお姉ちゃんの切ない気持ちが心にしみるはずです。
子供の頃に戻れるような、なんだか懐かしい気持ちになる作品が満載ですよ。

 

さくらももこワールドに浸ってみて!

読んだことのある作品はあったでしょうか?

爆笑必死の作品からノスタルジーに浸れる作品など、さくらさんはさまざまな作品を発表してきました。日々の生活にちょっと疲れたな……というときに、読んでみてはいかがでしょうか。

筆者にとって、初めて読んだ漫画が『ちびまる子ちゃん』でした。訃報は本当に残念で仕方ありません……。心からご冥福をお祈りいたします。