「懐かしのサッカー漫画」と言えばなんですか?|80年代~2000年代始めの名作
11月11日といえばポッキーの日……ですが、サッカーの日でもあります。サッカーといえば11人対11人でやるスポーツ。これにちなんで制定されました。
サッカーの日ということで「サッカー漫画って最近読んでないなー」と思っていたら、いわゆる「懐かしのタイトル」しか思い出せない……!
そこでここでは、人気サッカー漫画をピックアップしてその歴史の変遷を調べてみました。
サッカー漫画・超ざっくり年表
今回の手順は、
1.20タイトルをピックアップ
2.1巻の発売年月をブックオフオンラインで調べて並べ替え
です!
膨大な量のサッカー漫画の中から20冊だけをピックアップしたので、名付けて「サッカー漫画・超ざっくり年表」です。
タイトル | 1巻の発売年月 | 著者(敬称略) |
---|---|---|
キャプテン翼 | 1982年1月 | 高橋陽一 |
オフサイド | 1987年6月 | 塀内夏子 |
シュート! | 1991年1月 | 大島司 |
リベロの武田 | 1991年8月 | にわのまこと |
俺たちのフィールド | 1992年7月 | 村枝賢一 |
Jドリーム | 1993年4月 | 塀内夏子 |
ホイッスル! | 1998年7月 | 樋口大輔 |
ファンタジスタ | 2000年1月 | 草場道輝 |
ORANGE | 2002年1月 | 能田達規 |
HEAVENイレブン | 2003年4月 | 大和田秀樹 |
U-31 | 2003年11月 | 綱本将也 |
龍時 | 2006年6月 | 戸田邦和/野沢尚 |
GIANT KILLING | 2007年4月 | ツジトモ |
LOST MAN | 2008年9月 | 草場道輝 |
蹴球少女 | 2010年2月 | 若宮弘明 |
フットボールネーション | 2010年5月 | 大武ユキ |
コラソン サッカー魂 | 2010年6月 | 塀内夏子 |
1/11 じゅういちぶんのいち | 2010年12月 | 中村尚儁 |
BE BLUES!~青になれ~ | 2011年6月 | 田中モトユキ |
こうして並べてみると、各誌で何かしら連載されていますね。なるほど、サッカー人気の程がわかる。
世界中で読まれているサッカー漫画の代表といえば『キャプテン翼』
『キャプテン翼』
高橋陽一(著)、集英社
ざっくり年表で最初にきたのはやっぱり『キャプテン翼』。
「キャプ翼(きゃぷつば)」の略称で、多くのサッカー少年に影響を与えたとされる名作です。
よくプロサッカー選手もテレビ番組や雑誌などで「ファンです」と公言していますよね。本作は、連載自体は現在も続いており、主人公の翼は世界で活躍するプレーヤーになっています。
この『キャプテン翼』が開始したのは1982年1月。いま40代くらいの人が小学生のころに読んでいた漫画ということになります。
懐かしい作品なのですが、翼がまだ現役で活躍しているのであまり懐かしい感じはない気がします。みなさんの中でも、まだ色あせていない! という方は多いのではないでしょうか?
Jリーグ開幕期のサッカー漫画
日本のプロサッカーリーグ「Jリーグ」が開幕したのは1993年です。
私はその頃小学生でしたが、友だちと近所のスーパーに行って「Jリーグチップス」を買い漁ったのを記憶しています。
当時のJリーグといえば、かなりの話題と人気を集めていましたよね。
『シュート!』
大島司(著)、講談社
ちょうどこの時期に各誌でやっていたサッカー漫画は、名作の呼び声高い『シュート!』『リベロの武田』『俺たちのフィールド』でした。
さらにJリーグ開幕を受けて、マガジンでは1993年に『Jドリーム』が始まっています。
私はジャンプ派だったので、『リベ武』はリアルタイムで読んでました。モンゴリアンチョップの白鳥を強烈に覚えているなあ。なんで白鳥なのだろう……。
1990年代後半~2000年代のサッカー漫画
『ホイッスル!』
樋口大輔(著)、集英社ほか
一時期『スラムダンク』人気による「バスケ」ブームってありましたよね。私は中学・高校時代がその時期にあたっていたのですが、その当時(1998年)に開始したのが『ホイッスル!』です。
これもジャンプ派の私にとってはジャンプ本誌で読んでいた作品。『ホイッスル!』の作者の樋口大輔さんが女性だと知ったのは、連載終了後でした……。
ちなみに2019年2月現在、続編となる『ホイッスル!W』が小学館「裏サンデー」で連載中です。
2000年代に入ると『ファンタジスタ』、『ORANGE』なども人気を博しました。
そして時代はくだって、2007年には『GIANT KILLING』が始まります。
『GIANT KILLING』
ツジトモ(著)、講談社
本作の特徴は主人公が監督であるということ。主人公=選手であることが多かったサッカー漫画の中では異色の設定によるヒット作です。
そして2010年以降開始の作品では『フットボールネーション』と『BE BLUES!~青になれ~』。
マニアックな視点の『フットボールネーション』と、ある種王道ストーリーでもありながら、そこが人気を集めていた要因でしょう。
ちなみに『コラソン』は2012年まで。『1/11 じゅういちぶんのいち』は2014年までの作品です。
あなたにとっての懐かしサッカー漫画は?
いやー、こうして振り返ってみると記憶に残っている作品は多いなあと感じます。サッカー漫画は侮れん。
でもやっぱり懐かしい漫画って、タイトルを聞くとうっすらと記憶がよみがえってきて「読みたいな~」って思うものですね。
私はジャンプ本誌で連載を読んでいた『ホイッスル!』の展開がかなりうろ覚えなのでちょっと読みたくなってきました。
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