おすすめの泣ける小説10選【感動で涙がとまらなくなる名作】
なんだか泣きたいときって、ありますよね。
そんな気分のときに読める、「泣ける小説」をあつめました。悲しい話、せつない話、あたたかい話……。いろいろな泣ける小説を10冊、お届けします。
『いま、会いにゆきます』
『いま、会いにゆきます』
市川拓司(著)、小学館ほか
1年前に大好きな妻の澪を亡くした巧は、6歳の息子とひっそりと暮らしていた。
ふたたび訪れた雨の季節、いつもどおり散歩に出かけた父と子の前に死んだはずの澪が現れ――。
わずか6週間の奇跡を描く、感涙必至の恋愛小説。
映画も有名なこの作品、何度読んでも涙してしまいます。悲しくて、でも心があたたまる素敵な作品です。「愛している」という言葉がシンプルだけどとても深い……。
『泣きながら、呼んだ人』
『泣きながら、呼んだ人』
加藤元(著)、小学館
反目し合ってきた母親に先立たれてしまったハルカ、ずっと母と仲良しだと信じてきた妊婦の菜摘など、4人の女性を主人公の物語。
彼女たちを軸に、家族や友人などのエピソードが加わった感動の母と娘の物語です。
心にグサっとささるような言葉がたくさん出てきます。
「母」「娘」の立場になったことがなくても、家族と上手につきあえている人もそうでない人も、きっと共感できる部分があるはずです!
『天国までの百マイル』
『天国までの百マイル』
浅田次郎(著)、朝日新聞社ほか
主人公は、会社・金・妻子を失ったろくでなしの中年男。
そんな彼が、心臓病の母を救うために百マイルの道のりをひた走る。果たしてその先に奇跡は待っているのか――。
泣ける小説といえば、浅田次郎作品は欠かせませんね。
『アルジャーノンに花束を』
『アルジャーノンに花束を』
ダニエル・キイス(著)、早川書房ほか
世界中が涙した、永遠のベストセラー。32歳にして幼児の知能しかないパン屋の店員・チャーリィ。ある日、ネズミのアルジャーノンと同じ画期的な脳外科手術を受ければ頭がよくなると告げられ……。
最後のチャーリィの言葉に……、涙涙です!
『夏の庭 The Friends』
『夏の庭 The Friends』
湯本香樹実(著)、新潮社ほか
「死ぬ瞬間が見たい」という好奇心から、3人の少年は1人の老人を観察し始める。老人のもとに通ううちに、いつしか深い交流へと姿を変え、ひと夏の友情がうまれる……。
じんわり、あたたかい素敵なお話。流れる涙もあたたかいです。
『その日のまえに』
『その日のまえに』
重松清(著)、文藝春秋ほか
ある日突然、これからも続くはずだった毎日を断ち切る家族の死――。それを目の当たりにして、自分にはいったい何ができるのだろうか?
死にゆく妻を静かに見送る父と子たちを中心に、日常のなかにある“幸せの意味”を見つめます。
『蝉しぐれ』
『蝉しぐれ』
藤沢周平(著)、文藝春秋ほか
舞台は清流と木立にかこまれた城下組屋敷。
淡い恋、友情、お家騒動など、過酷な運命の中で生きる1人の少年・牧文四郎の成長を追う、せつなくて美しい作品となっています。
普段時代小説を読まない方にもおすすめできる1冊です。
『ハッピーバースデー』
『ハッピーバースデー』
青木和雄、吉富多美(著)、金の星社
「あすかなんて、生まなきゃよかったなあ」――。誕生日さえ忘れられてしまった娘のあすかは、声を失ってしまう。
祖父母のもとで暮らし始めたあすかは、どう変わっていくのか……? そして母親の愛は戻ってくるのでしょうか…?
『午前0時の忘れもの』
『午前0時の忘れもの』
赤川次郎(著)、集英社ほか
バスの転落事故で亡くなった人たちが、愛する人たちに別れを告げるためにたった1時間だけ帰ってきた――。
愛していれば奇跡は起こる。とってもせつないファンタジー小説です。午前0時のバス・ターミナルでの不思議な出会いが描かれます。
『アイの物語』
『アイの物語』
山本弘(著)、角川書店
機械に支配された数百年後の未来。ひとりの青年と美しきアンドロイド・アイビスが出会う。アイビスはかつてヒトが書いた6つの物語を、毎日読んで聞かせてくれた。
そして7番目の物語に、僕の知らなかった真実が隠されていて……。
「機械×ヒト」の感動の物語。
泣ける、感動する小説を読んでみよう
気になる作品はありましたか?
どれもじんわりと涙がでてしまうような、素敵なお話です。ぜひ参考にしてみてくださいね。
泣ける……ということで、今回は小説をご紹介しましたが、泣ける絵本があるのはご存じですか?
子どもも大人も関係ない、泣ける絵本をご紹介します。