読書中にBGMを流すメリットとは? おすすめのBGMもあわせてご紹介!
更新日:2019/4/3
「読書する・勉強する=静かな場所」というイメージがありますが、人によっては無音よりも雑音や音楽があった方が集中できるようです。
そう、読書中にBGMを流すことで、集中できる場合もあるのです。
では、もし読書や勉強中に音楽を流すならどんなものが理想的なのでしょうか? 読書中にBGMを流すメリットと読書しながら聴くのにおすすめなBGMをご紹介します!
読書中にBGMを流すメリット
音楽を聴きながら読書や勉強をすると、良い効果をもたらす場合があります。
メリット1.集中できる
これは人にもよりますが、静かすぎる環境よりも多少音のある環境の方が集中力が高まるという方もいます。
集中することで想像力も向上し、作品の世界により深く入り込めるでしょう。
逆に、自宅以外の場所で読書をすると、人の話し声や車の音など気になるときがありますよね。
そんなときこそ、音楽を聴きながら読書してみてください。環境音をシャットダウンすることで、周りを気にせず読書することができます。
メリット2.リラックス効果
音楽を聴くと、リラックスできる、癒されると感じる方は多いでしょう。心を落ち着かせてリラックスすれば、心地よく読書に集中できます。
メリット3.記憶力が上がる
聴いたことのある曲を耳にすると、そのとき聴いた光景を思い出すことはありませんか? これは、音楽がその記憶を蘇らせているのです。
読書中にBGMを流せば、無意識に聴いていた音楽も記憶力を高めるのに一役買ってくれることでしょう。
BGMを選ぶときの注意点
読書中のBGMは、何を選んでもいいわけではありません。(もちろん好きな曲を聞いて集中できるのであれば、それが一番なんですが……)
ここでは、選曲する際の注意点をいくつかご紹介します。
激しい曲は避ける
曲が主張しすぎると、かえって読書に集中しづらくなってしまいます。ロックやダンスミュージックなど、激しい曲は避けたほうがいいかもしれませんね。
もしそういった曲を選ぶ場合は、音量を控えめにしましょう。
静かでゆったりとした曲がおすすめ
読書のお供にするなら、BGMはゆったりとしたクラシックやジャズなどがおすすめです。
川のせせらぎなど自然音の流れるヒーリング・ミュージックも良いですが、リラックスしすぎて眠くなってしまうことも。うっかり寝てしまわないように気を付けてくださいね。
歌詞の無い曲をチョイス
読書のための選曲ですので、歌詞が無い、もしくは歌詞があまり気にならない曲を選ぶことをおすすめします。
本を読んでいるはずが、気づいたら歌詞を追っていた……なんてことになりかねません。
歌詞がある曲でも、邦楽よりも洋楽を選ぶと歌詞が気になりにくくなります。
クラシックやジャズよりも敷居が高く感じないので、気軽に聴きやすいのではないでしょうか。(英語が話せる、聞き取れる方には効果は薄いかもしれません)
一方で、小説に出てくる曲を流すと、聴覚からもその世界を感じられます。この場合は歌詞のある曲でも、小説の世界を壊さず読み進められるでしょう。
読書におすすめのBGM
ご紹介してきたメリット、曲選びで気を付けたいことを踏まえて、おすすめのBGMをご紹介していきます。
『G線上のアリア〜バッハ名曲集』
『G線上のアリア〜バッハ名曲集』
日本コロムビア(株)
あまりクラシック音楽を聴かないという方でも、手に取りやすいオーソドックスな作品です。誰もが耳馴染みのある曲ばかりなので、構えることなく聴くことができます。
オーケストラの演奏が心地よく、リラックスして読書を楽しむことができるでしょう。
明るい曲調のものが多いので、程よいテンポが集中力を高めてくれそうです。
『エンヤ〜オールタイム・ベスト』
『エンヤ〜オールタイム・ベスト』
エンヤ、(株)ワーナーミュージック・ジャパン
エンヤの曲は、物語の世界に引き込まれてしまいそうなほど幻想的です。ヒーリング・ミュージックのような曲調は読書中のBGMにぴったりでしょう。
伸びやかで透明感のあるエンヤの歌声と、教会音楽を彷彿させる演奏が心を穏やかにしてくれます。
エンヤ自身も選曲に携わった、珠玉のベストアルバムです。
『ワルツ・フォー・デビイ』
『ワルツ・フォー・デビイ』
ビル・エヴァンス、ビクター音楽産業
ジャズピアニストであるビル・エヴァンスのライブを収録した名盤。ジャズはどれを聴けばいいのかわからない……という方にも入りやすく、おすすめです。
繊細で柔らかなピアノが特徴的な彼の演奏が、ゆっくり読書を楽しむ時間を演出するスパイスになってくれます。
かすかに聞こえてくる話し声やグラスの音、まばらな拍手などが非日常感を味わわせてくれるでしょう。
『ヒーリング・フォレスト』
『ヒーリング・フォレスト フィール・ザ・ネイチャー・シリーズ』
ルーマーズ・アンビエント・プロジェクト
(株)デラ
森の中にいるような、自然の音と音楽が融合したヒーリング・ミュージック。鳥のさえずりや木々の葉が風に揺れる音の中に、優しい音楽がかすかに聴こえてきます。
どちらの音も主張しすぎず、読書だけでなくいろんな場面でのBGMに使えそうです。家に居ながら、森林浴をしている贅沢な気分にさせてくれるでしょう。
『@Jazz Cafe bossa edition』
『@Jazz Cafe bossa edition』
ユニバーサルミュージック
本作は、ボサノヴァの名曲とジャズが融合したオムニバスアルバム。ボサノヴァに精通していなくとも、どこかで聴いた曲もあるかもしれません。
ブラジル音楽のボサノヴァは、明るい軽さと爽やかさを備えていて読書にはぴったり。
リズミカルな曲もスローテンポな曲もあるので飽きさせず、BGMとしても邪魔にならずリラックスできる選曲です。
「夜カフェシリーズ」
「夜カフェシリーズ」
(株)デラ
ジャズやボッサ、ピアノなど、ゆっくりしたい夜にピッタリなアルバム。
個人的には、有名な洋楽バラードがカヴァーされている『夜カフェ ジャズ』がおすすめです。
『Come Away With Me』
『Come Away With Me』
ノラ・ジョーンズ、ユニバーサルミュージック
グラミー賞で8部門を受賞した、デビュー作『Come Away With Me』。彼女の落ち着いた歌声に癒やされます。
こちらはジャズをベースにしていますが、カントリー系なら2作目の『FEELS LIKE HOME』がおすすめです。
リラックスして読書したいときこそ音楽を!
よりリラックスして読書がしたいときこそ、BGMを流すことはおすすめです。今まで手を出したことのないようなジャンルの音楽にも興味を持てるかもしれません。
どんな音楽を選べばいいのか……と迷ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね!
カフェで流れているおしゃれなBGM。これらも読書にはぴったりのものが多いです。こちらもあわせてぜひ。