本棚を見栄え良くしたい! 本の並べ方のコツ
持っている本を本棚にただ並べただけでは、素敵なディスプレイにはなりません。
せっかくお気に入りの本があるのなら、収納の仕方を工夫して立派なインテリアにしてみませんか?
バランス良く、見栄えのする本棚にするには、ちょっとしたコツを抑えれば簡単です。
ここでは、本棚にある本の並べ方を工夫して素敵に見えるポイントをお伝えします。
見栄え良く収納するメリット
電子書籍が手軽に読めるアイテムとして普及してきていますが、手にとってページをめくることのできる本はデジタルにはない心地よい味わいがあります。
特に装丁の美しい本は、置いておくだけでインテリアになり、表紙を見せて飾れば、絵画のようにも感じます。
また、本棚は家の中では脇役に徹することが多い家具ですが、魅せ方次第では主役級に変身させることができます。
わざわざ新しい本棚を購入しなくても、本を並べ替えたり、本の隣にお気に入りのオブジェを置いたりするだけのちょっとしたことでできるのです。
今ある本棚の印象をガラリと変えてみませんか?
本を種類ごとに分類する
本棚の中をよく見ると、高さや奥行きの同じ本を無造作に入れていることがあります。
本を見栄え良く収納するには、まずは本を分類することから始めましょう。
最初に、本棚に入れたい本を、本の種類(小説・実用書・児童書など)に分けて、収納場所を決めます。
たとえば旅行やガーデニング関連なら玄関に、レシピ本ならキッチンに、美しい表紙の大型本はリビングになどと、必要になる場所の本棚に置くのがポイントです。
次に、本棚に収納する本の高さや色を揃えて収納します。色が多少バラバラでも、出版社やシリーズものの本に分けるだけでも統一感が生まれます。
ちなみに、写真のダークカラーの本棚は、暗い色の本を並べるとさらにダークなイメージになってしまうのでご注意を。
あえて児童書に多いカラフルな本を並べて色の対比を作り、全体のバランスを整えるのがおすすめです。
並べ方をひと工夫
奥行きのある本棚に納めるとき、つい本を奥まで差し込むため、並べたときの背表紙面がでこぼこになっていることがあります。
見栄えが悪いだけでなく出し入れもしづらくなるため、背表紙の面は揃えましょう。揃えるときは長い定規のようなものを使うと簡単です。
また、あまり他の人に本のタイトルを見られたくないときは、奥まで本を差し込んで、デザインの綺麗な本やお気に入りの本の表紙を飾ってアート作品のように見せます。本棚だからとすべて背表紙を見せて入れる必要はないのです。
もしカラーボックスのように仕切りのある本棚であれば、インナーボックスを部分的に使用するとメリハリができます。
こまごまとしたものはボックスに入れて隠してしまうことで生活臭が感じられなくなります。
本棚に余白を作る
本棚のスペースに余裕があれば、適度に余白を作ってみましょう。
余白に写真立てや小物、グリーンを置けば圧迫感がなくなり、インテリアとして機能します。コツは本棚にテーマを決めるとワンランク上のディスプレイに。
ナチュラルなイメージにしたいなら自然素材の小物、スタイリッシュにしたいならオブジェにするなど、テーマを持ったコーディネイトがおすすめです。
我が家では、遺品として受け継いだ古い本をオーク材の本棚に立てて飾っています。
思い出の品が本棚の片隅にあるだけでほっこりした気持ちになり、故人をふと思い出すきっかけにもなります。
なお、ディスプレイに使っているブックスタンドはタブレット用の折り畳み式スタンドです。角度や幅が調整できる便利なアイテムですが、タブレットにはほとんど使用しないため転用しました。
雑誌もディスプレイ
本棚の見せ方ではありませんが、家にある多くの雑誌も配置の仕方でオシャレに飾ることができます。
我が家では定期購読している雑誌が複数あるため、気が付くとあっという間に部屋の中は雑誌だらけです。
そこで、最新号の雑誌は使わなくなった大きなサラダボールに投げ込んで一箇所に集約。見える場所に置いてあると、時間があるときに手を伸ばします。
トイレの中でゆっくり本を読む、という人も意外にも多いのではないでしょうか?
狭いトイレに本棚を置くことは難しいですが、雑誌なら絵画のように壁にぶら下げて飾ることができます。
実はこのフック、壁を傷つけることのないテープ式のフックです。雑誌の重さにも耐えられるため、壁にいくつか貼って雑誌や絵画をディスプレイしています。
本は魅せ方次第で素敵なインテリアに
本棚を見栄え良くするアイデアをお伝えしました。
理想はオシャレなカフェの飾り棚ですが、保有する本が多いため、収納もしっかりしつつ、すっきり見せる工夫をしています。
特に、本棚の圧迫感を取り除くためには、適度な余白は効果的。グリーンや小物をちょこんと置くだけで表情が豊かになりますよ。