ヨシタケシンスケおすすめ絵本|その発想力に大人もハマる!
更新日:2019/8/30
独特な切り口と世界設定、そしてかわいらしい絵柄。大人気の絵本作家ヨシタケシンスケさんをご存じですか?
新しい発想の絵本を次々と生み出しており、その魅力には子供だけでなく大人もハマる人が続出!
ここでは、そんなヨシタケシンスケさんとはどんな人なのか? そしてヨシタケさんのおすすめ絵本をご紹介します。
ぜひ手に取って親子で読んでみてくださいね!
ヨシタケシンスケとは?
神奈川県生まれの絵本作家、ヨシタケシンスケさん。
日常のなかにあるちょっとした不思議や、遭遇する些細な一コマを独自の視点で切り取ったオリジナリティあふれる作品が人気です。
『りんごかもしれない』でデビューを果たすと、今までにない作風が話題となり、2013年の絵本賞を総なめにしました。
さまざまな発想が楽しめるちょっとシュールな作風は、子供から大人まで虜にしています。
では、一体どんな絵本を発表しているのか? さっそくご紹介します。
そのりんご、本当にりんごですか?
『りんごかもしれない』
『りんごかもしれない』
ブロンズ新社
テーブルの上に置いてあったりんごを見た男の子。「もしかしたら これは りんごじゃないのかもしれない」と、考えました。
これはりんご型のメカかもしれない。それともさくらんぼの一部かも? 妄想を膨らませていきます。
本作がヨシタケさんのデビュー作。第6回 MOE絵本屋さん大賞など、数多くの賞を受賞しました。
子供の視野や発想力を広げてくれる絵本です。物事の見方を変えるだけで、こんなに物事は楽しくなるものなのかと感心させられました。
ぜひ親子で読んだ後は、「〇〇かもしれない」で遊んでみましょう。
“つまんない”がおもしろい
『つまんない つまんない』
『つまんない つまんない』
白泉社
「つまんない」
子供がそう言っているのを聞いたことはありませんか? でも、どうして今子供は「つまんない」と考えているのだろう? と、深く考えたことがある人は少ないのではないでしょうか。
本作は、男の子がどうして「つまんない」のか? を考える絵本です。
「つまんない」のに、それを描いた内容はとってもおもしろいんですよ。退屈な気分も、発想次第でおもしろく変えられるということを教えてくれます。
自分ってなんだろう?
『ぼくのニセモノをつくるには』
『ぼくのニセモノをつくるには』
ブロンズ新社
自分の分身が、自分の代わりにやってくれたらいいのに。そんなことを考えたことはありませんか?
この絵本に出てくるけんたくんも、やりたくないことをロボットにやらせてしまおうと、お手伝いロボットを買います。
ロボットは“ぼくのニセモノ”になるため、けんたくんの色んなことを知りたがりますが――。
本作は「自分のこと」を、ユーモアたっぷりに子供目線で描いた絵本。
自分のコピーを作るということは、自分をよく知るということです。子供と一緒に「自分とは何か」を、考えてみてくださいね。
どんな無茶ぶりにも応えてくれる
『あるかしら書店』
『あるかしら書店』
ポプラ社
町のはずれにある、本にまつわる本の専門店、あるかしら書店。
お客さんが欲しい本について「あるかしら?」と聞いてみると、店主は必ず本を差し出してくれます。
こんな本が本当にあったら良いなぁと思う本がたくさんでてきます。あなたなら、どんな本が欲しいですか?
本作には、本以外にも笑えるアイデアも盛りだくさん! ヨシタケワールド全開で、想像力がふくらむ1冊です。子供たちが本に興味を持つきっかけになるかもしれません。
このまま服がずっと脱げなかったら?
『もうぬげない』
『もうぬげない』
ブロンズ新社
子供の頃、服を脱ごうとして「ぬげないよ~」となった経験はありませんか?
この絵本では、このままずっと服が脱げなかったらどうしよう……と考えた男の子が、妄想を膨らませていきます。
このまま大人になったらどうする? 自分と同じ状況の仲間を見つけようか?
男の子は服が脱げないまま、あれこれ考えます。
想定外の展開に、大人も子供も笑ってしまうこと間違いなし!
困ったことがあっても、ヨシタケさんのようなユーモアで乗り越えられれば人生が楽しくなりそうですね。
発想がおもしろくてクセになる!
ヨシタケシンスケさんの絵本をご紹介しました。
ヨシタケさんの本は、子供から大人まで思わず笑ってしまうものばかり。意外な発想に考えさせられるものも多く、1冊読むとまた別の作品も読みたくなります。
ヨシタケワールドに、ぜひ足を踏み入れてみてくださいね。
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