本と一緒に保管?別に保管?本の帯のいろんな保管方法
みなさん、本の“帯”はどうしていますか?
本を買ってすぐに取ってしまう人もいれば、コレクションとして大切に保管している人もいるかと思います。今回はそんな本の帯の保管方法をご紹介いたします。
帯の保存
本の帯は、本の魅力や情報を伝えたり、お客さんの購買意欲を高めるための重要な宣伝網ですが、「初版本」や「絶版本」などのものの中には、コレクターのあいだでプレミアがつく帯もあるそうです。
集めているわけではないけれど、意外と「捨てられない」という人が多い“本の帯”。
しかし、買ったときのまま保管すると、帯を捨ててしまう人の理由に多いように「ズレる」「破ける」といった事態になりやすくなってしまいますよね。
そこで帯を捨てない派のみなさん、以下の方法を試してみてはいかがでしょうか?
本と一緒に保管
方法1:カバーの内側につける
カバーの内側につけておくことで、どの本の帯か一目瞭然ですし紛失の心配もほぼありません。また破れなどのダメージも防げますね。
とてもお手軽でいい方法だと感じたのですが、本来カバーの上に付けられているものなので、カバーより帯のほうがサイズに余裕があり、「本⇒帯⇒カバー」の順につけると帯が少し波打ってしまいます(画像参照)。
この保管方法の場合は、帯の折り目を折り直すか、本棚のスペースに余裕をもたせて収納するほうが良さそうです。
方法2:ブックカバーをつける
ただ購入した状態のままブックカバーをつけるだけです。ブックカバーは書店で無料でつけてもらえ、公共の場で読むときに役立ちますし、自宅で保管する際にも日焼けなどを防いでくれるので一石二鳥ですね。
しかし、ブックカバーをつけたままだと本の表紙が見えないので、どれがどの本だかわからなくなるデメリットも。
最近では、100円ショップで“クリアブックカバー”なる優秀なアイテムが販売されているのでそちらもおすすめです。
詳しくは⇒「本をわかりやすく保管する!蔵書が多い人にオススメな透明ブックカバー」
方法3:本に挟む
この方法は『「本の帯」は、取る?取らない?【アンケート調査結果】』でも実践している方が多かった保管法。
本の最後のページに挟む方が多いようです。しおり代わりにもなるので便利ですし、これならどの本に付いていた帯なのかわからなくなる心配もないですね。
本に巻いてある状態より折れ目がしっかりついてしまうので、完璧な状態での保管を求める方には不向きです。また、挟み方によっては落とす可能性もあるので注意してください。
本と別に保管
方法4:クリアファイルに保管
本とは別に帯を保管する派の方に多く使われているのがファイル。
こちらも100円ショップなどで購入できるので手軽ですし、本と別に保管することで帯へのダメージの心配もほぼありません。
綺麗に並べて保管すれば、その本の内容や購入したときの思い出をアルバムのように振り返られるのが良いところですね。
しかし、画像はコミックの帯を保管したファイルなのでわかりやすいですが、記憶力に自信がない筆者はものによっては何の本の帯だったか忘れてしまいそうです……。
方法5:ケースに保管
蔵書の量が多い方は、ファイルよりもケースのほうがたくさん入るので便利です。
こちらも100円ショップで購入できますね。デメリットを上げるならばクリアファイルと同じく、何の本の帯なのかわからなくなってしまう可能性が高いことでしょうか。
ケースは、帯ではなく本についてきたチラシを保管するために使用している方もいるようです。
帯ヘのダメージを最小限にしたい場合、本と別々に保管するクリアファイルやケースは破れや折れも防ぐことができ、暗いところにしまっておけば日焼けの心配もなく綺麗に保管することができますね。
ただし、長年触っていないと帯にも紙を餌にする“本の虫”がつくかも知れませんのでご注意を。
詳しくは⇒あなたの本棚にも!?本の虫の駆除と予防方法
おわりに
以上、5つの保管方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
個人的には、帯の折れはさほど気にならないので「本に挟む」方法がベストです。
小さなお子様のいる方は、帯を破かれて泣く泣く取る……、ということもありますよね。筆者宅の絵本の帯は子ども達に破かれてしまいほぼ皆無なので、これからは絵本の帯も挟みたいと思います。
どの方法も手軽に試せるので、みなさんに合った帯の保管方法を見つけてくださいね。
【おすすめ記事】本を使いやすく収納するための5つのコツ