おすすめ大人女子漫画|恋愛、仕事、家族がリアルに描かれる!
更新日:2019/11/7
ここ最近、アラサー女性やアラフォー女性を主人公にした漫画をよく見かけますね。映像化作品も多く、世の女性たちをトリコにしています。
恋愛や結婚だけが女の幸せじゃないとはわかっているのに、アラサーになると何だか焦ってしまうこの気持ちは、少数派が苦手な日本人特有の呪縛なのかもしれません。
不器用で一筋縄ではいかない働く女性のリアルな悩みと、ドキドキするような展開に夢中になってしまう!
大人の女性がきっとハマる、大人女子たちが主人公の漫画に注目してみました。
恋愛、仕事、友情に悩む女性たちの姿に、共感すること間違いなしです。
大人女子漫画 目次
『東京タラレバ娘』
『東京タラレバ娘』
東村アキコ(著)、講談社
恋も仕事もうまくいかない、アラサー独身女子3人の笑えるけど心がヒリヒリするラブコメディ。
2017年に放送されたドラマでは吉高由里子さんが主演しました。
イケてないわけじゃないのに、気が付けばアラサーになっていた未婚女性たちが、恋愛に振り回される様子を描いています。
著者の東村さんの鋭いツッコミと愛のムチが、読者の心にグサグサ刺さります。そりゃもう抉られます……。
とはいえ、いつもの東村作品らしいギャグシーン満載なので、笑いながら読めるのでご安心を。
『きょうは会社休みます。』
『きょうは会社休みます。』
藤村真理(著)、集英社
処女のまま33歳を迎えたOLの花笑が、誕生日の夜に会社のアルバイト田之倉と一夜を共にして――!?
アラサー女子が体験する、年下男子との初めての恋愛体験を描いた『きょうは会社休みます。』。2014年に綾瀬はるかさん主演でドラマ化されました。
「こんな展開ありえない!」と思いつつも、トキめいてしまいます。こんな夢のような出来事をほんのちょっとでも期待しているからでしょうか……。
どこかにこんな年下男子いるのかなぁ~(ブツブツ)。
『逃げるは恥だが役に立つ』
『逃げるは恥だが役に立つ』
海野つなみ(著)、講談社
“契約結婚”することになった森山みくりと津崎平匡、不器用な2人のラブコメディ。
2016年に放送されたドラマでは新垣結衣さんが主演しました。
「結婚すると、経済的に楽になる」という言葉、聞いたことがあるのでは? この作品は、そんな経済的な利害の一致から結婚をすることになった男女の“契約結婚生活”を描いています。
恋愛禁止で夫=雇用主、妻=従業員として生活する2人。結婚って何なんだろう? と考えさせられました。
『ダメな私に恋してください』
『ダメな私に恋してください』
中原アヤ(著)、集英社
年下の男にだまされ、無職なのにお金を貢いでいたミチコの恋を描くラブコメディ。
2016年に放送されたドラマでは深田恭子さんが主演しました。
なんと主人公のミチコは、貢ぎ体質のダメダメ女性。借金をしてまで……とはいかなくても、身近に似たような人がいる! なんて方もいるのではないでしょうか。
大嫌いだった元上司と再会し、彼女がどう変わっていくのか? 『ラブ☆コン』の作者らしいテンポのいい会話が楽しい作品です。
『午前3時の無法地帯』
『午前3時の無法地帯』
ねむようこ(著)、祥伝社
イラストレーターを志して入社したはずが、そこはパチンコ専門のデザインを扱う事務所だった。しかも、午前3時にも関わらず、多くの人がオフィスで働くブラック企業で――。
ブラック企業で働くデザイナーの物語。2013年に本田翼さん主演でドラマ化されています。
著者のねむようこさんの、デザイン会社勤務時代をベースにした作品で、作中の仕事内容はとてもリアル。
仕事に忙殺されたせいで彼氏に浮気されたり、辞職の決意をしたもののやりがいを感じて踏みとどまったりと、ブラック企業らしいエピソードも多く登場します。
こんな仕事は嫌だ! と思いつつ、こんなに仕事に打ち込めているのが羨ましい……そう感じました。
『サプリ』
『サプリ』
おかざき真理(著)、祥伝社
7年間つき合っていた彼氏と別れてしまったミナミの日常は、残業・徹夜・休日出勤が当たり前。仕事と恋に揺れ動く、強くて弱い働く女性のリアルストーリーです。
2006年に放送されたドラマでは伊東美咲さん、亀梨和也さんが主演しました。
人間関係の悩み、仕事での立場、仕事と恋愛の両立など、実際に働いている女性たちが共感できる作品。
著者のおかざきさんは、かつてミナミと同じく広告代理店で働いたことがあるのだとか。その経験を活かして描かれた作品だからこそ、物語がよりリアルに感じられます。
『Real Clothes』
『Real Clothes』
槇村さとる(著)、集英社
天野絹恵は、新宿にある大手百貨店の布団売り場のエース。その仕事ぶりが認められ、花形部署である婦人服売り場への人事異動が決まるが――。
服のことなど全く興味がなかった絹恵が、異動先の上司や同僚に揉まれるうちに成長していく物語。
2008年に香里奈さん主演でスペシャルドラマ化、その後2009年に連続ドラマ化されました。
自分の意思に反して異動が決まった絹恵が、与えられた仕事に対して真摯に向き合い、一生懸命目の前の仕事をこなしていく姿には好感が持てます。
仕事と恋愛の間で揺れる姿など、働く女性なら共感できることだらけの作品です。
『Good Job~グッジョブ~』
『Good Job~グッジョブ~』
かたおかみさお(著)、講談社
営業課の「上ちゃん」こと上原草子(そうこ)を主人公に、周囲の人々との交流を描いた作品。2007年に松下奈緒さん主演でドラマ化されています。
課のみんなから頼られる草子は、課の人間関係を円滑にし、みんなが気持ちよく働けるように気を配っています。
草子は、空気を読んで波風を立てないように気を遣っているわけではありません。ときには嫌われ役を買ってでも、全員にとって本当の意味で居心地のいいオフィス作りを目指しています。
読み進めるうちに「草子みたいになれたら」、「オフィスに草子がいてくれれば」と思わずにはいられません。
『コスメの魔法』
『コスメの魔法』
あいかわももこ(著)、講談社
2004年、2005年に萬田久子さん主演でドラマ化された『コスメの魔法』。
マ・ベール化粧品のカリスマ美容部員である高樹礼子は、「コスメの魔女」の異名をもつ美のプロフェッショナルです。
悩みを抱えてカウンターにやってくる客にカウンセリング。美への努力を怠る客にはとことん厳しく接しながらも、礼子は世の女性を美しく変えていきます。
女性客を美しくするため、その先の幸せを手にしてもらうために女性客と真剣に向き合う礼子の姿は、美容部員以外の仕事でも学べることばかり。
美容知識がたくさん紹介されているので、美容のモチベーションを上げたいときにおすすめです。
『ハッピー・マニア』
『ハッピー・マニア』
安野モヨコ(著)、祥伝社
理想の彼氏を求めてイイ男に猛然とアタックするシゲカヨと、その親友の福永ヒロミ(通称:フクちゃん)。果たして2人の「しあわせさがし」の行方は――?
スーパー肉食女子を描いた、安野モヨコさんの代表作。1998年に稲森いずみさん主演でドラマ化されました。
素敵な男性との恋愛を夢見て恋に一直線! だけど超面食いなシゲカヨは、いつもどこかで失敗してしまい失恋してしまいます……。
フラれても遊ばれてもめげずに攻めまくるシゲカヨは、もはやイタい!
それでも痛快で思わず笑ってしまうのは安野モヨコさんマジックでしょう。常にパワフルなその姿は、なんだか羨ましくもあります。
『研修医なな子』
『研修医なな子』
森本梢子(著)、集英社
『ごくせん』などの作品で知られる森本梢子さんが手掛けるお仕事漫画『研修医なな子』。新人研修医のなな子が、研修医から医師へ成長する姿や医療現場のリアルを描いたコメディー作品です。
1997年に佐藤藍子さん主演でドラマ化されました。
一人前の医師を描く作品は多く存在しますが、研修医に焦点を当てた作品は少なく、医療漫画として読むにもかなり新鮮。
森本さんの実姉が勤務する大学附属病院で取材を重ねたうえで描かれているので、内容もとても本格的です。
基本はコメディーなので、医療系の専門知識がなくても読みやすく、最後まで飽きません。
『クローバー』
『クローバー』
稚野鳥子(著)、集英社
中学時代の初恋を引きずる沙耶は、ある日上司の柘植に突然告白される。
そんなとき、初恋相手の結婚を知った沙耶がバーでひとり落ち込んでいると、柘植からとある提案をされ――?
沙耶と柘植の恋愛模様、仕事や家族との関係が描かれます。2014年には武井咲さん主演で映画化されました。
クールだけど、実は優しいイケメン上司との社内恋愛には、ついついときめいてしまいます。連載当時、大人になったらこんな恋愛できるのかしら……と考えたものです。
沙耶の同期を主役にしたスピンオフ『クローバー trèfle』もおすすめですよ。
『NANA』
『NANA』
矢沢あい(著)、集英社
小松奈々(通称:ハチ)と大崎ナナ。新感線の中で出会い、同居することになった2人のナナの恋愛模様や生き様が描かれる『NANA』。
2005年に中島美嘉さんと宮崎あおいさん、2006年に中島美嘉さんと市川由衣さん主演で映画化されました。
ミュージシャンであるナナが所属するBLACK STONESと、ナナの恋人である蓮が所属するTRAPNEST。2つのバンドメンバーを交えて物語は進んでいきます。
驚きの展開が何度も続き、先が気になって仕方ありません! 2019年現在連載休止中なので、再開が待ち遠しいです。
『ベル・エポック』
『ベル・エポック』
逢坂みえこ(著)、集英社
主人公は雑誌の編集者で、独身のまま30歳の誕生日を迎えた鈴木綺麗(きれい)。
大学の後輩で恋人の音無と綺麗の恋愛を軸に、大人の仕事や恋愛をオムニバス形式で描いた作品です。1998年に石田ひかりさん主演で映画化されました。
90年代の作品んですが、年齢を重ねて仕事と恋愛、結婚などの間で揺れる女性の姿は当時も今も変わりません。そのため、芸能人の名前などの小ネタに時代を感じても、物語の核となるテーマは現代にも通じます。
初めて彼の実家に行く前日に寝られなかったり、育児休業に入り、働ける夫を羨ましく思ったり……。働く女性なら誰もが共感できるエピソードが詰まった一冊です。
『ずっと独身でいるつもり?』
『ずっと独身でいるつもり?』
おかざき真里(著)、祥伝社
36歳で独身のまみは、仕事は順調で、好きなものにも囲まれて幸せだった。ところがある日、親から独身であることを「かわいそう」だと言われてしまい――。
「かわいそう」と言われたまみをはじめ、「独り」に不安を感じる由紀乃、「仕事」が大切なシミズの、独身女性3人が、人生のあり方について考えるオムニバス作品です。
女性の社会進出に伴って進む「晩婚化」の現代にマッチしたテーマで、そのリアルな描写には共感するところやそれとは反対に思うところもあり、考えさせられます。
作品の内容は独身であることに対して否定的なものではなく、そんな女性たちを応援してくれます。
『うどんの女』
『うどんの女』
えすとえむ(著)、祥伝社
ちょっぴり自意識過剰な35歳バツイチの村田チカと、草食男子な美大生の木野。村田の職場であり、木野の通う学校にある学食で毎日顔を合わせているうちに2人は――。
離婚して出戻った村田さんが働く学食のうどんコーナーに、美大生の木野くんが毎日うどんを買いにくるところから始まります。
そこから始まる、ちょっと自意識過剰な村田さんと木野くんの妄想が面白い恋愛漫画です。
2人のとめどない妄想に、思わずクスリと笑ってしまうはず。とりあえず、読んだ後はうどんが食べたくなります……!
『おんなのいえ』
『おんなのいえ』
鳥飼茜(著)
彼氏にフラれて実家に戻ったら喝を入れられ、今度は妹と東京で同居することになってしまった――。
友達とも恋人とも違う、家族。恋人に振られた有香は、妹のすみ香と生活することになります。女家族とのやりとりのなかには、さまざまな共感どころが。
なにかとぐずぐずしている優柔不断な姉と、さっさと決断して自由に生きる妹の対比が面白くもあり、切なくもあります。
最初は少し重い気持ちになりますが、前向きに生きよう! と明るい気持ちにさせてくれる作品です。
『チョコレート・コンフュージョン』
『チョコレート・コンフュージョン』
三池ろむこ(著)、星奏なつめ(原作)
KADOKAWA
バレンタインデーなのに残業だった千紗は、お気に入りの靴のヒールが折れて悲しみに暮れていた。
そんな千紗にガラスの靴……ではなく携帯用スリッパを手渡してくれたのは、超コワモテサラリーマンの龍生だった! 千紗はお礼のつもりで龍生にチョコレートを渡すけど――!?
仕事に対してひたむきに頑張るOLの千紗と、顔が怖いと恐れられている龍生の激甘ラブコメディです。
20代後半を過ぎた女性ならきっと共感してしまうと同時に、まるで少女漫画のような展開に胸キュンさせられること間違いなしです!
「仕事を頑張りすぎて、なんだか疲れた……」そんなオトナ女子におすすめの作品ですよ。
『林檎と蜂蜜』
『林檎と蜂蜜』
宮川匡代(著)、集英社
ブライダル業界でコーディネーターとして働く渡辺歩は、会社の同じ課で働く同期の大西に片想い中。
今まで好きになった人とは「いい人」止まりで、一度も彼氏ができたことがないことにコンプレックスを抱いていて――。
歩が、恋に仕事に奮闘する姿を描いた物語です。華やかなイメージのブライダル業界。しかし、実際には生易しいものではないことが良く分かります。
作中で多く描かれるブライダル業界の裏方仕事も見どころのひとつ。お仕事漫画としても楽しめます。
続編『林檎と蜂蜜 walk』もあわせて読んでみてくださいね。
『YES!』
『YES!』
槇村さとる(著)、集英社
女子アナウンサーの入江みどりは、局の看板番組を任され、もっと成長したいと意気込んでいた。そんなとき、伯父の訃報と担当番組からの降板を聞かされる。
これをきっかけに人生に悩み始めたみどりは、ひょんなことから同じ名前のみどり(クロ)と共同生活を始めることになり――?
29歳になると職場に後輩が増え、職場における自分の価値に悩むことは少なからずあります。
華やかなイメージで、自分の仕事に自信を持っていた女子アナのみどりにとっても、それは同じです。すごく共感できました。
自分がなりたい自分になるために進んでいくみどりの姿に元気をもらえます。
大人女子漫画にパワーをもらおう!
気になったタイトルはありましたでしょうか?
20代もあっという間でしたが、30代は毎日が光の速さのごとく過ぎ去っていきそうです……。
30代もアクティブに過ごせるように、「夢」「恋愛」「仕事」「友情」「遊び」などに全力に立ち向かっていく大人女子たちからパワーをもらってみるのもいいですよ♪
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大人の女性が楽しめるおすすめ作品はまだまだたくさんあります!