今も続いている!懐かしい名作漫画の続編
更新日:2018/11/26
昔、夢中になって読んでいた名作漫画の数々。
漫画好きな人なら、そんな作品がいくつもあるのではないでしょうか?
大好きだった漫画の世界を、新たなストーリーで楽しめる。そんな夢を叶えてくれるのが続編漫画です。
完結したと思っていた名作が時を超えて、今、ふたたびストーリーが動き出す! そんな続編漫画をご紹介します。
ゆでたまご『キン肉マン』
『キン肉マン』
ゆでたまご(著)、集英社
1979年から1987年にかけて「週刊少年ジャンプ」で連載されていた『キン肉マン』は、ギャグ漫画でありながら、本格的なプロレス系の格闘技漫画としても絶大な人気を誇った漫画です。
主人公のキン肉マンはもちろんのこと、ロビンマスクやウォーズマン、ラーメンマンなど個性的なキャラクターがたくさん出てくるところも大きな魅力。
「ゆで理論」とも呼ばれている、常識ではありえないツッコミどころ満載の超理論も見どころの一つでした。
そんな一世を風靡した『キン肉マン』。2011年から「週刊プレイボーイNEWS」のWebコミックで、24年ぶりとなる続編が連載されています。
これまでに、外伝や絵本は発表されていましたが、今回は本編がそのまま続いていくという形の続編! 往年のファンは大歓喜です。
当時の興奮がそのまま味わえる続編漫画です。
あだち充『MIX』
『MIX』
あだち充(著)、小学館
『MIX』は「月刊少年サンデー」で2012年から連載されている、伝説の名作漫画『タッチ』の続編漫画です。
『タッチ』は1981年から1986年にかけて「週刊少年サンデー」で連載されていた野球漫画で、人気漫画家 あだち充氏の一番のヒット作。今でも老若男女問わず愛されています。
一卵性双生児の達也と和也、そして隣に住んでいる浅倉南。
個性あふれる登場人物が織りなす物語は、いわゆるスポ根ものの野球漫画とは一線を画しており、ラブコメ要素も強いため、野球を知らない人でも楽しめます。
『タッチ』で舞台となっていたのは明青学園高等部。『MIX』では達也たちが卒業してから26年後の明青学園が描かれています。
『MIX』で活躍するのは、達也と和也を彷彿とさせる、投馬と走一郎という兄弟。同じ誕生日なので双子のように思えますが、連れ子同士の再婚で兄弟になったのです。
『タッチ』に出てきたキャラクターも出てくるので、前作のファンにとってはたまりませんよ。
満田拓也『MAJOR 2nd』
『MAJOR 2nd』
満田拓也(著)、小学館
『MAJOR 2nd』は「週刊少年サンデー」で1994年から2010年まで連載されていた『MAJOR』の続編漫画。幅広い年齢層の人から支持を集めた、大人気の野球漫画です。
『MAJOR』では主人公 茂野吾郎の幼少時代から始まり、メジャーリーグや日本のプロ野球界で活躍していく姿が描かれています。
次々に訪れるアクシデントにもめげず勝利を収めていくストーリーは、一度読み始めると止まらなくなるくらい熱く、そして感動的でした。
そんな『MAJOR』の続編として始まったのが、『MAJOR 2nd』。2015年から連載が始まっています。
『MAJOR 2nd』は、前作の主人公だった茂野吾郎の息子である茂野大吾が主人公です。数々の試合で伝説を残した吾郎の息子ですから、読者も息子の大吾の活躍に期待したいところですが、そう簡単にいかないのが続編漫画の面白いところ。吾郎の女房役だったキャッチャー佐藤寿也の息子も登場して、新たな熱い展開が繰り広げられています。
吉住渉『ママレード・ボーイ little』
『ママレード・ボーイ little』
吉住渉(著)、集英社
『ママレード・ボーイ little』は、1992年から1995年に「りぼん」で連載された人気少女漫画『ママレード・ボーイ』の続編です。「Cocohana」で2013年から連載が始まりました。
『ママレード・ボーイ』は光希と遊、互いの両親がパートナーを交換して再婚。2世帯が一緒に暮らして共同生活を送るという、少女漫画とは思えない設定が衝撃的な漫画です。
コメディタッチでありながら、時にシリアスになるストーリーは、カリスマ的な人気を集めました。
続編の『ママレード・ボーイ little』は、ママレード・ボーイから13年後、パートナーを交換して再婚した後の両親から生まれた子供、立夏と朔がメインのストーリーになっています。
生まれてからずっと同じ家で暮らしているけれど、血はつながっていない2人。2人の恋の行方も楽しみですが、前作の主人公カップルも、まだまだ悩みがあるようです。
30代になった前作キャラの大人の恋愛模様と、子供たちの初々しい恋愛模様を堪能してください。
高屋奈月『フルーツバスケット another』
『フルーツバスケット another』
高屋奈月(著)、白泉社
『フルーツバスケット another』は、1998年から2006年にかけて「花とゆめ」で連載されていた『フルーツバスケット』の続編です。2015年から「花とゆめONLINE」で続編の連載が始まりました。
『フルーツバスケット』は、異性に抱きつかれると、十二支のもののけに変身してしまうという草摩家の人々と、母親を亡くして一人で生きていくことになった女子高生 本田透をめぐるストーリーです。
時に楽しく、時に切なく、名シーンや名セリフが多い作品で、何度も読者の涙を誘いました。
続編漫画の『フルーツバスケット another』は、フルーツバスケットで出てきたキャラクターたちの子供たちが活躍する物語です。
新キャラが出てくるたびに、「あっ、これはもしかして〇〇の子?」と、続編漫画ならではの楽しみ方ができるのも、前作ファンにとっては嬉しいですね。
前作と続編の無限ループを楽しんで!
名作漫画の続編たち。
昔のままの姿が楽しめるものや、世代交代したものなど、それぞれ設定は異なりますが、いずれも世界設定は変わることなく楽しむことができるものばかりです。
続編を読んだら、前作も読みたくなるし、前作を読んだら、また続編が読みたくなる……。
この無限ループをあなたも味わってみませんか?
今回紹介した漫画
『キン肉マン』
ゆでたまご(著)、集英社
『MIX』
あだち充(著)、小学館
『MAJOR 2nd』
満田拓也(著)、小学館
『ママレード・ボーイ little』
吉住渉(著)、集英社
『フルーツバスケット another』
高屋奈月(著)、白泉社
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