漫画家が主人公のマンガが熱い!おすすめ作品はコレ!
更新日:2019/9/24
漫画家って、憧れますよね。でも、実際にデビューしてプロの漫画家になれるのはほんの一握りと言われています。
プロになってからもコンスタントに売れる漫画を描き続けることは、生半可なことではありません。
ここでは、そんな漫画家の生活や、漫画業界を描いたおすすめのマンガをご紹介します。
「週刊少年ジャンプ」での連載する2人の漫画家
『バクマン。』
『バクマン。』
小畑健(漫画)、大場つぐみ(原作)、集英社
作画担当の真城最高(もりたか)と、ストーリー担当の高木秋人(あきと)がコンビを組み、漫画家を目指し奮闘する様子が描かれます。
物語は真城と高木が中学3年生のころからスタートしますが、漫画にかける2人の情熱がとにかくスゴイんです!
特に本気になった真城が「一分一秒でも無駄にしたくない」「絵の上達は際限がない」と、時間さえあれば絵の練習をする姿に心打たれます。
作者の大場さんと小畑さんも、作画とストーリーを分担して漫画を描いています。実際に2人の制作過程を漫画で表現しているかのようで、なんだかワクワクドキドキ……。
人生をかけて夢を叶えようと努力する姿って、カッコイイですよね。元気が欲しいときにおすすめの漫画です。
とにかくアツい熱血漫画家!
『吼えろペン』
『吠えろペン』
島本和彦(著)、小学館
熱血漫画家の炎尾燃(ほのお もゆる)が主人公の、『燃えよペン』の続編となる作品。前作『燃えよペン』を読むと本作の理解がより深まりますが、未読でも十分楽しめる内容です。
普段は攻めの姿勢でアツい燃。一方で、煮詰まったとき、担当編集者に内容を酷評されたときなどに見せる弱気な姿は、人間臭くて共感できます。
島本さん独特のアツ~~いセリフは「クサイ」と思いつつも、落ち込んだときに読むと元気が湧いてきます。綺麗な言葉でまとめた自己啓発本よりも、ガツンと胸に来るものがありますよ。
藤子不二雄の自伝漫画
まんが道
『まんが道』
藤子不二雄A(著)、中央公論新社
漫画家「藤子不二雄」を、安孫子さんの視点で描いた自伝漫画。
「藤子不二雄」とは、藤本弘さん(藤子・F・不二雄)と、安孫子素雄さん(藤子不二雄A)の2人の漫画ユニットのペンネームです。
藤子不二雄として漫画家デビューをするまでの道のりや、漫画家になってからの苦悩や喜びが鮮明に描かれています。
大きな成功を収める人は、コンプレックスをバネにのし上がっていくのだなあと実感しました。
2人を取り巻く漫画家や出版社が実名で登場。当時の漫画界の状況もかなり詳しく描かれています。昭和の漫画史として後世に残したい、完成度の高い作品です。
東村アキコ氏のルーツがわかる!
かくかくしかじか
『かくかくしかじか』
東村アキコ(著)、集英社
『海月姫』や『東京タラレバ娘』の東村アキコさんが描くエッセイ漫画。
わたしは個人的に、東村さんは天才型の漫画家だと思っていました。
しかしこの作品を読んで、その考えは変わりました。東村さんの絵や漫画にかける情熱がヒシヒシと伝わってきて、今の地位を得るまでに努力を感じられます。
また、東村さんと、恩師である日高先生との関係も素敵です。特に後半に進むにつれて涙なしには読めなくなります。
漫画家は奴隷!?
『Stand by me 描クえもん』
『Stand by me 描クえもん』
佐藤秀峰(著)、リイド社
未来の自分(おっさん)に「漫画家目指すのやめろ」と言われながらも漫画を描き続けている満賀描男(まんがかくお)を主人公にした漫画家マンガ。
自分が漫画家になったことはないのですが、リアル……もしや実話? と思ってしまうほど生々しい描写がたくさんあります。
『海猿』や『ブラックジャックによろしく』で知られる漫画家の佐藤秀峰さんが描く、現代の漫画家の姿とは……!?
夢に向かって努力する大切さを教えてくれる!
漫画家が困難を乗り越えて努力する姿や漫画にかける情熱。これは、漫画家志望の人ではなくても学ぶべきものがあります。
最近、「やる気がない」「努力しても無駄」と思っている人は、漫画を通して彼らの熱い思いに触れてみませんか?
夢や目標に向かってやる気になるきっかけになるかもしれません。
【おすすめ記事】世界が広がる! あまり知られていない「お仕事漫画」の傑作
漫画家以外にも、さまざまなお仕事をテーマにした漫画が沢山あります。こんな仕事のマンガもあるんだ!と新たな発見もあるかもしれません。