【積むと傷むって本当?】正しい本の保管方法と上手な収納の仕方
本好きなら「本がたまりすぎて収納に困る」という悩みをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
本棚に入りきらなくて本を積んでいる方もいらっしゃるでしょうが、この方法では大切な本を傷めてしまいます。
このコラムでは、本の保管方法と上手な収納方法をご紹介します。
次に読むときも気持ちよく読めるように、本が傷まない方法で保管しましょう!
本を積むと傷むのはなぜ?
本が増えて本棚や机などに収納できなくなってくると、つい積み重ねてしまいがちです。
1冊だけならそれほど重くはないかもしれませんが、積み重ねると下の方の本には圧力がかかり、歪みが生じたり、ページがくっついたりしてしまうことがあります。
書店では本が平積みされているで、抵抗なく本を積み重ねている方も多いでしょうが、大切な本が変形してしまうのは悲しいですよね……。
また、平積みすると読みたい本を探すのが大変というデメリットもあります。
本の山が高くなると、下の方の本が取りにくく、無理に取ろうとすると崩れてくる可能性もあります。本を大切に保管するなら積むのはやめ、立てて収納しましょう。
それでは次に傷まないための保管方法をご紹介します。
本が傷まない保管方法1
ブックエンドを使う
本は立てて保管するのが基本ですが、本棚のスペースに対して本が少ないと、立たずに斜めになってしまいます。斜めになったままだと本に歪みが出てしまうので、注意が必要です。
一度歪んでしまうと元に戻りにくいので、本がしっかり立つようにブックエンドを使うことをおすすめします。
ブックエンドを使えば本の量に合わせてぴったり調節できるので、本棚に対して本が少ない場合でも倒れずに収納できて便利です。
また、本が斜めになったり倒れたりしてこないので、見た目にもきれいですよね。
ブックエンドはデザイン性が高くてオシャレなものもありますが、100円ショップでも販売されていますので、手軽に手に入れることもできます。
本を大切に保管するために、ブックエンドを用意してはいかがでしょうか。
本が傷まない保管方法2
本棚に詰め込みすぎない
読書家は自宅に本がどんどんたまってしまうでしょうが、また読みたくなるかもしれないから処分したくないという方もいらっしゃるでしょう。
毎月たくさんの本を購入する方なら、本棚はぎゅうぎゅう詰めになりがちですが、無理に詰め込むと本が傷む原因となります。
無理やり本を収納すると、出し入れするときに本の表紙や帯が破れてしまうことがあります。大切にしている本を自分で破損させてしまったら、悲しくなってしまいますよね。
もう1冊くらい入りそうでも、本のために少し余裕を持たせておきましょう。本を破損させずにすむだけでなく、その方が出し入れしやすいので収納が億劫になりません。
本が傷まない保管方法3
年に一度は風を通す
読み返すことは少なくても、手元に置いておきたい本ってありますよね。
本棚の中で何年も眠っている本があるかもしれませんが、年に1度は取り出してページをぱらぱらとめくり、風を通すようにしましょう。
なぜなら本の大敵は”湿気”です。
湿気が多い場所に保管すると、カビやシミの原因となってしまいます。
本来なら虫干しをするのが一番ですが、本が多い人には大変な作業でしょうから、本のページをめくって風を通すだけでも効果的です。それも大変なら、本棚の扉を開けて換気をしましょう。
時々手をかけることで、本をきれいに保管することができます。この手間を惜しまないようにしておきましょう。
また、本棚に入らない本を段ボールに収納している方がいらっしゃるかもしれませんが、段ボールは湿気を吸収しやすいので本の収納には適していません。
本棚に入らないならプラスチックケースに収納しましょう。このとき乾燥剤を入れておけば、より湿気対策になります。
本が傷まない保管方法4
本棚は日光が当たらない場所に
部屋に本棚を設置するときは、日光が当たらない場所にしましょう。
日光が当たると本が変色したり、紙が劣化したりしてしまいます。
どうしても窓際しか本棚を置く場所がない場合は、本に日光が当たらないよう「本棚の向きを工夫する」「UVカット効果があるレースのカーテンをする」など、本が日焼けしないように対策をしましょう。
大切な本が変色してしまうのは悲しいものです。家の中でも紫外線の影響はありますので、油断しないようにしましょう。
増えたら処分も! 大切な本をきれいに保管しよう
読み終えた本を処分できない方は、本が増える一方ですよね。本が増えると収納場所がなくなってしまいますので、つい本棚に詰め込んだり平積みしたりしてしまうでしょう。
また読み返したい本、どうしても手元に置いておきたい本は別として、もう読むことがない本は「人に譲る」「買い取ってもらう」など定期的に処分することも検討してはいかがでしょうか?
もう読むことがない本で場所を塞いでしまうのはもったいないです。スペースにゆとりが出たら、大切な本に負担をかけずに収納できます。
ただし、保管している間に傷むこともありますので、日光や湿気など本を劣化させる要因を避けるようにして、上手に保管していきましょう!
本の収納や保管の方法をもっと知りたい方はこちら。