男性が読んでも面白いおすすめ少女漫画10選
更新日:2013/3/18
少女漫画といえば、ヒーローはイケメンで、ヒロインはモテモテ。これが定番であり、王道です。
胸キュン要素がたくさんあるため、男性にとっては気恥ずかしくて敷居が高いと思われるかもしれません。
しかーし! 男性でも楽しめる少女漫画もたくさんあるんです!
ここでは数ある少女漫画の中から、自信を持っておすすめできる、男性にも読んでもらいたい少女漫画をピックアップしました!
苦手……と言わずに、まずは一度手に取ってみてくださいね。
ヒロインが恋をしたのはまさかのヒーロー?
『俺物語!!』
アルコ(絵)、河原和音(原作)
集英社
高校生とは思えぬ渋さ、ガタイの良さ、太~いまゆげ! 本作の主人公である剛田猛男は、少女漫画のヒーローにあるまじきルックスの持ち主です。
しかし猛男は男の中の男! 気は優しくて力持ちを体現したかのような猛男に、ヒロインの凛子は恋してしまいます。
少しずつ距離を縮めていく、不器用な2人の笑って泣けるラブストーリーをとくとご覧あれ!
「かるた」にかける! 少女たちの青春
『ちはやふる』
末次由紀(著)、講談社
『ちはやふる』は、競技かるたをテーマにした漫画です。競技かるたに重点が置かれているため、スポ根漫画としても楽しめるんですよ。(むしろその要素の方が強いです)
「努力」「友情」「勝利」といえば少年漫画の十八番。しかし『ちはやふる』もその観点からいえば、少年漫画にカテゴリーでもおかしくないほど熱いです。
きっと男性でも受け入れやすいと思います。
絵が細やか 中華風ファンタジー
『暁のヨナ』
草凪みずほ(著)、白泉社
高華王国で大切に育てられてきた姫のヨナ。ところが父王を殺されたことで、その人生は大きく変わります。
恋愛だけでなく、冒険、戦いの要素も読みたい方におすすめの作品。特に戦闘シーンは迫力があります。
父の死、大切だった人の裏切りなど、さまざまな困難にぶつかりながらもたくましく成長していくヨナ。ヨナを支える主従で幼馴染のハクら仲間たちと共に、旅する様子が描かれます。
一度読み始めると、ページをめくる手を止められなくなりますよ。
新感覚のラブコメディ作品!
『僕と君の大切な話』
ろびこ(著)、講談社
『となりの怪物くん』で知られるろびこさんの作品。
ストーカー気質で残念美人の相沢のぞみと、理屈っぽい東司朗が繰り広げるちぐはぐな会話。男女の違いはこんなにも大きいものなのかと感心させられます。男性が読んでも共感したり噴き出したりすること間違いなしです!
ろびこさんの作品の特徴である、セリフ選びの秀逸さと、ツッコミどころ満載なキャラクターが織りなす独特な雰囲気を余すところなく堪能できますよ。
キラキラ青春ストーリー
『君に届け』
椎名軽穂(著)、集英社
ホラー映画の主人公から取ったあだ名「貞子」と呼ばれ、クラスのみんなから遠巻きにされている黒沼爽子と、気さくな性格と爽やかさで人気の風早翔太が織りなす青春ストーリー!
王道の恋愛漫画ですが、単なる少女漫画にありがちなラブストーリーにとどまらない魅力あふれる作品です。恋愛、友情、進路、未来について悩む主人公たちにはきっと共感できる部分もあるのではないでしょうか。
スーパーキャリアウーマンの不器用な恋
『きみはペット』
小川彌生(著)、講談社
バリバリのキャリアウーマン、巖谷澄麗(スミレ)。彼女がある日拾ったのは可愛い子犬……ではなく、人間の青年だった!!
青年に「モモ」と名付けたスミレは、彼と同居することになります。
彼氏の前や会社ではパーフェクトウーマンを演じているスミレですが、実際には泣き虫で素直になれない普通の女性です。
そんなスミレがモモの前でだけ見せる素顔。スミレにとって、モモは大切な存在になっていきます。
なんでもできるのに色恋沙汰はからっきしなスミレと、不器用に生きるモモの温かい日常に癒される作品です。
恋に仕事にイマドキ女子の生態
『午前3時の無法地帯』
ねむようこ(著)、祥伝社
パチンコ専門のデザイン会社に就職したももこは、理想と現実のギャップに悩み、悶々とした日々を送っています。
夢抱いた社会人生活は、意外と地味だったり、うまくいかずに落ち込んだりしますよね。
そんな日常をゆるく淡々と描きながら、ハッとさせられるようなエッジの効いた場面が挟み込まれていてなかなか侮れない作品です。
シンプルで可愛い作風は読みやすく、現実社会の「あるある」もあって少女漫画初心者の男性にもおすすめです。
ラストまで展開が読めない!
『11』
いがわうみこ(著)、幻冬舎
春義という1人の男性の過去と現在、そしてタイトルどおり11話の物語が11人の女性目線で描かれている『11』。
春義を客観的に見て物語が進んでいく構成に驚かされます。また、独特の間やシリアスと笑いの振り幅が大きくて、ラストまでどう話がつながっていくのか最初は展開が読めません。
ギャグ漫画かと思って笑顔で読んでいくと、春義の悲しい過去が描かれていて、泣いたり笑ったり考え込んだり、とにかく感情を右往左往させられますよ。
”いじめ”にスポットを当てた衝撃作
『ライフ』
すえのぶけいこ(著)、講談社
中学3年生の歩は、親友と仲違いしてしまったせいで自傷行為を行うようになり、高校に上がってもなかなか周囲と打ち解けられませんでした。そんな中、愛海に声をかけられて徐々に本来の明るさを取り戻しますが……。
「いじめ」にスポットを当てた本作。
些細なことからいじめが始まり、やがてエスカレートして。子供たちだけでは片付けられない問題へと発展していきます。
葛藤しつつも、いじめに立ち向かっていく歩の姿に勇気づけられ、考えさせられる漫画です。
キュンキュンが止まらない不器用な恋愛模様
『胸が鳴るのは君のせい』
紺野りさ(著)、小学館
よく話していて仲が良いし、友達からも両思いだと言われたのに、片思いだった同級生の有馬に振られたつかさ。
「高校も同じだし」と諦めずに奮闘するつかさは、友情も壊したくない、でも有馬のことをどんどん好きになってしまう自分に悩んでいた――。
「ザ・青春」なラブストーリーですが、まっすぐなつかさの姿には勇気づけられます。
高校生の頃に戻りたい! そんな気持ちにしてくれる、まさに胸が鳴る漫画です。
少女漫画の魅力を発見してみて!
男性でも読みやすい、少年漫画のような雰囲気を持つ少女漫画から、王道の少女漫画までご紹介してみました。どの作品も自信を持っておすすめできる名作揃いです。
ぜひ一度手に取ってみて下さい。きっと、少女漫画も悪くないと思えるはずです!
長編を読むのは大変……という方にはこちらの特集がおすすめです!