司馬遼太郎『竜馬がゆく』あらすじ・内容|坂本竜馬の生涯とは
更新日:2017/7/6
『竜馬がゆく』
司馬遼太郎(著)、文藝春秋
『竜馬がゆく』あらすじ・内容
千里の駿馬になることを期待されて名づけられた竜馬。しかし、近所の子にからかわれてばかりで、寺子屋の師匠には見捨てられる始末だ。
そんな竜馬に変化が見られ始めたのは、小栗流の道場に通い出した14歳の時。そこから坂本竜馬はどのように維新回天の立役者になったのだろうか。
龍馬を好きに、そして司馬遼太郎を好きになる1冊!
本書は、明治維新を先導した坂本龍馬(竜馬)を主人公とする長編時代小説。司馬遼太郎さんの代表作でもあります。
一般的にイメージされる坂本龍馬像は、本書により作り上げられたといっても過言ではないでしょう。
実際、「坂本龍馬=土佐弁」というイメージは、本書によるものという研究結果もあるようです。
また、本書を読んで龍馬ファン、あるいは司馬遼太郎ファンになったという方も少なくありません。ちなみに、「竜馬」というのは、司馬さんが実在の「龍馬」と区別するためにつけた当て字です。
本書の最大の魅力は、田舎の次男坊に生まれた冴えない子どもが、激動の時代に維新回天の立役者にまで上りつめるまでを壮大なスケールで描いている点です。
さらに、司馬氏が描き上げた魅力的な「竜馬像」とその劇的な生涯、同じ時代を生き抜いたひたむきな若者たちの姿は、現代を生きる人々に大きな活力を与えてくれます。
歴史小説は苦手という方でも、あっという間に物語に引き込まれ、竜馬ファンになることでしょう。
大河ドラマを含め、何度となくテレビドラマ化。
1965年版は中野誠也さん、1968年版は北大路欣也さん、1982年版は萬屋錦之介さん、1997年版は上川隆也さん、2004年版は市川染五郎さんが竜馬を演じています。
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今回ご紹介した書籍
『竜馬がゆく』
司馬遼太郎(著)、文藝春秋
『坂の上の雲』や『功名が辻』など、多くの歴史小説を発表した司馬遼太郎さん。
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