小説「ハリー・ポッター」シリーズ全巻のあらすじ紹介
更新日:2019/11/18
こんにちは。USJで購入したハリー・ポッターの杖を、孫の手として常用しているアイウチです。
世界中で愛される児童書、「ハリー・ポッター」シリーズ。
作者J・K・ローリングが当時まだ無名だったにも関わらず、第1作目『ハリー・ポッターと賢者の石』は大ヒットとなりました。
2008年に発売された第7作目『ハリーポッターと死の秘宝』で本編は終了。本編の19年後を描いた『ハリー・ポッターと呪いの子』で物語は完結しました。
ここでは、『ハリー・ポッターと呪いの子』を含むシリーズ8作のあらすじと見どころををまるっとご紹介します。ネタバレにはご注意くださいね。
「ハリー・ポッター」シリーズあらすじ 目次
1作目『ハリー・ポッターと賢者の石』あらすじ
いじわるな親戚ダーズリー家の元でいじめられながら暮らしていたハリー・ポッター。11歳の誕生日を迎えようとしていたある日、ハリーの元に、ホグワーツ魔法魔術学校から入学許可証が届きます。
闇の魔法使いヴォルデモートと対峙した際に生き残った、魔法使いの男の子――。
自分が魔法使いだと知ったハリーは、ホグワーツの門番ハグリットとともに、入学のために必要な道具を揃えることに。
後日、キングズ・クロス駅にある9と4分の3番線から、ハリーはホグワーツ特急に乗り込みます。
全てはここから始まった!
「ハリー・ポッター」シリーズは、ここから始まりました!
ホグワーツの生徒や先生たちと出会い、魔法に触れていくハリー。そしてそのなかで、消滅したとされるヴォルデモートの肉体を復活できるという「賢者の石」の謎に迫っていきます。
後に親友となる赤毛の男の子ロン・ウィーズリー、完璧主義者の女の子ハーマイオニー・グレンジャー。そしてハリーのライバル的な存在となるドラコ・マルフォイとの出会いも描かれますよ。
現実の世界から魔法学校へ。あなたを壮大な魔法の世界へといざなってくれます!
2作目『ハリー・ポッターと秘密の部屋』あらすじ
2年生になったハリーは、夏休みを迎え、ダーズリー家に帰ってきていました。
そんなハリーのもとに、屋敷しもべ妖精のドビーが現れます。
ドビーのせいで、魔術を持たない人間(マグル)たちの前で魔法を使ったことになってしまったハリー。規定違反だと魔法省から警告を受けたうえ、ハリーを疎ましく思うダーズリー一家によって監禁されてしまいます。
ロンの協力もあって、なんとかホグワーツに戻ったハリーですが、周囲では次々と事件が起こり――。
「秘密の部屋の継承者」はハリーなのか!?
1作目では、賢者の石を狙うヴォルデモートを見事に退けたハリー。本作では、学校内で起こった、マグル出身の生徒が次々に石にされてしまう事件に迫っていきます。
伝説の秘密の部屋が「スリザリンの継承者」によって開けられたのではないか? その継承者がマルフォイだと疑い、ハリー、ロン、ハーマイオニーは奔走します。
しかし、ハリーがへび語を話せる「パーセルマウス」だと分かったことで、逆にハリーが継承者だと疑われることに……。
秘密の部屋の継承者であることを疑われたハリーの葛藤が描かれており、ハラハラドキドキする展開が見どころ。
マルフォイ家の屋敷しもべのドビーや、ハンサムだけどどこか胡散臭いロックハート先生など、新しく登場するキャラクターからも目が離せません!
3作目『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』あらすじ
夏休みになり再びダーズリー家に帰省したハリーですが、マージおばさんの嫌がらせに耐えられなくなり、魔法を使って家出をします。
ダイアゴン横丁のパブ「漏れ鍋」に辿りついたハリーは、魔法大臣コーネリウス・ファッジとの約束で、夏休みの間そこで生活することに。
そして夏休み最終日。ハリーは漏れ鍋で、牢獄アズカバンに収容されていたシリウス・ブラックが脱獄し、自分の命を狙っていることを知ります。
ハリーの両親はなぜ死んだのか……?
3作目では、ヴォルデモートの手下と噂されるシリウス・ブラックが登場し、両親の死の真相に迫っていきます。
「忍びの地図」によってホグズミード村へやってきたハリーは、シリウスと自分の父親がかつて親友だったこと、シリウスが自分の両親を裏切ったことを知り、怒りに駆られるのですが……。
1、2作目以上におどろおどろしい展開になりますが、リーマス・ルーピン、シビル・トレローニー、ハリーと仲良しのハグリットを教授陣に加え、賑やかな学校の様子を楽しめますよ。
本作は、ハリー、ロン、ハーマイオニーの成長が凄まじいです……!
4作目『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』あらすじ
ハリーが4年生になった夏休みのある日。
ヴォルデモートとワームテールが、自分を殺す計画を立てている夢を見たハリー。しかもその夢の中で、マグルの老人がヴォルデモートに殺されてしまいます。
その後ハリーは、ハーマイオニーとウィーズリー家とともに、クィディッチのワールドカップ決勝戦を観戦。
ところが試合後の夜、そこでヴォルデモート復活を意味する「闇の印」が打ち上げられ、会場はパニックに……。
ついにあの男が復活。
不穏な夢から始まる本作では、3大魔法学校対抗試合の様子と、その裏で見え隠れするヴォルデモートの影が描かれます。
ダンブルドア校長が紹介した「炎のゴブレット」によって、望んでいないにも関わらず3大魔法学校対抗試合の代表選手になってしまったハリー。
さまざまな誤解から他の生徒たちに妬まれ、ロンとも絶交状態になってしまいます。
誰かが自分を殺そうとしている……。そう思ったハリーは、いくつもの危険な罠が仕掛けられた過酷な試合に臨みます。
いよいよ物語が大きく動き出します! ハリー、ロン、ハーマイオニーのそれぞれの恋模様にも注目ですよ。
5作目『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』あらすじ
5年生になったハリーは、夏休みになり、ダーズリー家に帰省していました。
ついに復活したヴォルデモートと、いつ戦うことになるのか……。ところがいつになってもハリーの元にはなんの報せも届きません。
そんななか、突然吸魂鬼に襲われたハリーは、魔法を使ってピンチを脱します。ところが魔法省は、未成年の自衛以外の魔法の使用は禁止されているとして、ハリーを魔法学校から退学させようと動いていました。
ハリーは「不死鳥の騎士団」に迎えられ、ダーズリー家を発つのですが……。
思春期に突入したハリーがもがき苦しむ
ヴォルデモートの復活を認めない魔法省の策略に、ハリーが巻き込まれていきます。本当のことを言っているのに、信じてもらえない辛さがこれでもかと伝わってきました。
また、ついにヴォルデモートとの本格的な抗争に突入。思春期に突入したハリーの人間関係や周囲の様子も大きく変わっていきます。
友情、恋、憎悪、戸惑いなど、さまざまな困難を乗り越えようともがくハリー。自分の父親の過去も明らかになるなど、今後の展開にますます目が離せません。
伏線の回収もどんどん進み、物語はいよいよ佳境を迎えます。
6作目『ハリー・ポッターと謎のプリンス』あらすじ
ヴォルデモートが復活し、その影響はマグル(人間界)にも出始めていました。それは魔法界も同じで、ホグワーツも決して安全な場所ではなくなっていたのです。
6年生になり、夏休みを迎えたハリーの元に、ダンブルドア校長が訪れます。そして、かつて魔法薬学教授を務めていたホラス・スラグホーンのところへ……。
その後ダンブルドア校長は、ヴォルデモートとの最終決戦を前に、自身の個人授業を受けるようハリーに頼みます。
その授業の中で、急速に力をつけていくハリー。最終決戦の日は、着々と近づいていました――。
ヴォルデモートの過去と弱点に迫る。
ハリーは、ダンブルドア校長とともに、ヴォルデモートの秘密に迫っていきます。
本作ではハリーが戦う様子よりも、過去を紐解きながらヴォルデモートについて研究したり、力をつけたりする様子がメインに描かれています。
ハリーたちの恋模様も、前作以上に加速。見逃せない要素の1つです。
ハリーが研究を進める「半純血のプリンスの蔵書」に書かれたプリンスとは誰のことなのか……? ヴォルデモートとの戦いに向け、ハリーにはより過酷な運命が待ち受けています。
7作目『ハリーポッターと死の秘宝』あらすじ
ヴォルデモートの手下である死喰い人(デスイーター)のセブルス・スネイプの死の呪文によって、ダンブルドア校長が死亡。
ダンブルドアからヴォルデモート消滅を託されたハリーは、ヴォルデモートを倒せる唯一の方法である「分霊箱」の破壊のために、ロンやハーマイオニーとともに旅に出ます。
一方のヴォルデモートは、死喰い人を使って魔法省を乗っ取り、ホグワーツの新しい校長にスネイプを就任させるなど、少しずつ世界を支配し始めていて――。
ハリーとヴォルデモートの最後の戦いの行方は……。
ついに壮大な魔法の物語が完結を迎えます。さまざまな伏線が一気に回収されていき、今までの作品との繋がりが最も感じられました!
ヴォルデモートによる魔法省の乗っ取り、ダンブルドア校長への不信感、ハリー、ロン、ハーマイオニーのすれ違いなど、かなりハラハラする展開が続きましたが、最後には涙がホロリ……。
胸が締め付けられるような、そんな愛に溢れていました。
多くの人々が犠牲になるなか、はたしてハリーはヴォルデモートを消滅することができるのでしょうか……?
これ以上ない! そう思わせる結末があなたを待っています。
8作目『ハリー・ポッターと呪いの子』あらすじ
ヴォルデモートが消滅して19年。ハリーの2番目の息子アルバスは、兄にからかわれたこともあり、「入学式の組み分けでもしもスリザリンだったらどうしよう」と悩んでいました。
結局、組分け帽子によってスリザリンに組み分けされ、動揺を隠せないアルバス。
一方マルフォイの息子であるスコーピウスも、ヴォルデモートの息子ではないかと周囲に疑われて悩んでおり――。
ハリーたちの子供が大活躍!
本編の19年後を描いた『ハリー・ポッターと呪いの子』。日本では「特別リハーサル版」として2016年に発売されました。
本作だけ読んでも十分楽しめますが、本編を読んでいればよりその世界を楽しめます。
主人公となるのは、ハリーの次男アルバス・セブルス・ポッターと、マルフォイの長男スコーピウス・マルフォイ。お互いに父に対して複雑な想いを抱えていた2人は、次第に仲良くなっていきます。
そんな2人を待ち受けているものとは……?
やっぱり傑作「ハリー・ポッター」シリーズ
世界で最も売れた児童書シリーズというだけあって、やはり面白い!
2016年には「ハリー・ポッター」シリーズのスピンオフ映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が公開。2024年にまでに5作公開されることも決まっています。
また2018年には、アプリ「ハリー・ポッター:ホグワーツの謎」がリリースされ世界でヒットするなど、完結してもなお人気の「ハリー・ポッター」シリーズ。
もし映画しか見ていないのであれば、ぜひ一度読んでみてください! 映画とはまた違った面白さがぎっしり詰まっています。
ぜひ魔法の世界に足を踏み入れてみてくださいね。
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