年間ランキング2017の「男女別」「年代別」ランキングが面白い!
先日、ブックオフオンラインで年間ランキング2017を公開しました!
今年はサイトオープン10周年ということで、定番の人気作ランキングから、作家、男女別・年代別、特集・コラムランキングなどさまざまなランキングをご用意!
ここではその中から、見比べると面白い「男女別・年代別ランキング」を紹介します。
さあ、あなたの性別・年代のランキング一位はなんでしょう!?
男女別・年代別ランキング
男女別・年代別ランキングは、その名の通りブックオフオンラインでの中古販売数を男性と女性にわけたランキングと、10代~60代以上の世代をわけたランキングです。
どんなランキングになるか私自身もたのしみながら集計しましたが、男女別・年代別にマッチした納得の作品もあれば、「え! これがランクイン!?」とおもわず叫んだ作品も。まあ、とにかくみてみましょう!
ランキングは書籍・コミック・CD・DVD・ゲームとそれぞれありますが、ここではブックオフの代名詞である中古本の男女別・年代別ランキングをピックアップしました。
見比べると面白い!
ブックオフオンライン会員 男女別ランキング
どどん!
男性 | 女性 |
---|---|
1位 嫌われる勇気 | 1位 ナミヤ雑貨店の奇蹟 |
2位 夢をかなえるゾウ | 2位 夜は短し歩けよ乙女 |
3位 チーズはどこへ消えた? | 3位 夢をかなえるゾウ |
4位 海賊とよばれた男 | 4位 嫌われる勇気 |
5位 夜のピクニック | 5位 火花 |
自己啓発の名著『嫌われる勇気』『夢をかなえるゾウ』や、恩田陸さんのベストセラー小説『夜のピクニック』など、男女ともにランクインしている作品がたくさんありますね。
ほかには『火花』や『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『夜は短し歩けよ乙女』など、今年映画化された作品も男女ともに人気でした。
しかし比べてみると、男性ランキングTOP3すべてが自己啓発本。自己啓発本は10位中5作もランクインしていました。昨今、女性の影に隠れがちな男性陣ですが、向上心の高さは負けていませんね!(←編集部注:個人の感想です!)
女性のほうは、『花の鎖』や『コンビニ人間』『舟を編む』といった女性作家の作品が人気だったのが印象的でした。
その独特の言動やエピソードがきっかけで、作家仲間に”クレイジー沙耶香”と呼ばれているという芥川賞作家・村田沙耶香さんには、作品以外の部分にもだいぶ興味をそそられました(笑)
あなたの年代、一位は何だ!?
ブックオフオンライン会員 年代別ランキング
お次は、年代別ランキングを一気にみてみましょう!どん!!
10代 | 20代 |
---|---|
1位 〈物語〉シリーズ | 1位 チーズはどこへ消えた? |
2位 嫌われる勇気 | 2位 嫌われる勇気 |
3位 涼宮ハルヒシリーズ | 3位 金持ち父さん貧乏父さん |
30代 | 40代 |
1位 ローマ人の物語 | 1位 嫌われる勇気 |
2位 スレイヤーズすぺしゃる | 2位 コンビニ人間 |
3位 三国志 | 3位 小説 君の名は。 |
50代 | 60代以上 |
1位 嫌われる勇気 | 1位 吉原裏同心シリーズ |
2位 さあ、才能(じぶん)に目覚めよう | 2位 新・酔いどれ小籐次シリーズ |
3位 コンビニ人間 | 3位 新・古着屋総兵衛シリーズ |
10位まで表示すると見づらくなるので3位までにしましたが、じつに興味深いランキングになりました。
♦10代には、ライトノベルが人気!
10代のランキングでは、西尾維新さんの大人気作『〈物語〉』シリーズをはじめ、『涼宮ハルヒ』『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の4作がTOP10内にランクインしていました。
幅広い世代に人気のラノベですが、やはり10代からの支持は厚いようです。
10代の頃の気持ちを忘れてしまった20歳オーバーの方は読んでみると若返るかもしれません!
♦20代は、今が頑張りどき!?
20代のTOP10内には、どどど~っと自己啓発から整理学まで、自分を高めるための本が8作品も!
未来の日本を担う20代男性がこういった本を多く求めているのかもしれません。
1位の『チーズはどこへ消えた?』は、メジャーリーグへの挑戦を決めたプロ野球選手の大谷翔平さんの愛読書として紹介され、大きく取り上げられていましたね。
ビジネス書を読まない20代の皆さま! まわりの20代はみんな読んでいますよ!
♦30代は、趣味・興味もさまざま?
ラノベ、時代小説に児童書と、さまざまなジャンルが揃った30代ランキング。30代までくると趣味関心や買い方も様々でした。
9位『黒魔女さんが通る!!』と10位の『若おかみは小学生!』はともに人気の児童書であり、お子様など家族のために買っている方も多そうですね。
作家生活50年。先日、『ローマ人の物語』の完結を発表したランキング1位『ローマ人の物語』の著者・塩野七生さんは、当ランキングの人気急上昇ランキング・小説作家部門でも1位でした。15年の歳月をかけて書かれた『ローマ人の物語』、未読の方はこの機会にいかがでしょうか。
♦40代は、自己啓発と日本の小説が半々
ランクイン作がビジネス書と日本の小説が半々だった40代のランキング1位は、通常の人気ランキング1位でもあった『嫌われる勇気』(岸見一郎著)。
ランキングには長年読まれ続けている作品が並んでいることから、昔読んだ本をもう一度再読しているのではないかな?と思います。そんな40代の方々が選んだ人気作。読んだことのない作品があれば、それは必読の本でしょう!
♦50代は、40代+自分を再確認?
50代も40代同様、1位が『嫌われる勇気』でした。ランクインした作品はビジネス書・日本の小説など40代と似ていますが、50代の2位には『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』(マーカス・バッキンガム著)が入っていました。
弱点を克服するのではなく、自分の強み・才能を再確認・発見させてくれる『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』は多くのビジネスマンに読まれていますが、ポジティブな思考に変えてくれる本作はさまざまな人に有益そうですね。
♦60代以上には、時代小説が人気!
60代以上のランキングでは、10作中8作が時代小説という結果に。
中でも佐伯泰英さんの作品が1~5位を独占しており、圧倒的な人気を誇っています。これから時代小説を読みたいと考えている方は、このランキングを参考にしてみては?
7位の『九十歳。何がめでたい』は、御年94歳の佐藤愛子さんのエッセイで「年齢を訊かれればボケかけている脳ミソを絞る」といった自虐や、真面目なトーク番組のテーマに「町内会の寄り合いか」と的確な突っ込みを入れたり、とにかく面白い一冊。佐藤愛子さんからパワーをいただけます!
ブックオフオンラインの年間ランキング2017は
面白いランキングがいっぱい!
年間ランキング2017の男女別・年代別ランキングでは、このほかにもコミック、CD、DVD、ゲームもご用意しています。
本と同じように、年代によって違うランキングのラインナップはかなり興味深い結果になっていますよ。
中古ならではのラインナップと面白いランキングをお楽しみください!