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日本三大探偵「神津恭介」とは?|神津恭介が活躍する作品を紹介


日本三大探偵の一人と呼ばれる「神津恭介」を知っていますか?

「明智小五郎」や「金田一耕助」に引けをとらないくらいの名探偵なんですよ。

今回は、神津恭介とはどんな人物なのか、またどのような作品で活躍しているのかに迫ってみました。

 

「神津恭介」ってどんな人?そもそも日本三大探偵って?

日本三大探偵とは、江戸川乱歩氏の小説に登場する「明智小五郎」、横溝正史氏の「金田一耕助」、そして高木彬光氏の「神津恭介」のことを指します。
特に誰かが決めたわけではなく、いつの間にかこの3人を日本三大探偵と呼ぶようになったようです。

ちなみに、世界の名探偵というと、アーサー・コナン・ドイル氏の「シャーロック・ホームズ」やアガサ・クリスティ氏の「エルキュール・ポアロ」などが有名です。

 

神津恭介の人物像を簡単に説明すると、頭の回転が非常に良く様々な言語にも精通。そして整った顔立ちをしており、クールに事件を解決していきます。
明智小五郎、金田一耕助に比べるとやや知名度が低いですが、推理小説好きならぜひ押さえておきたい人物です。

それでは、神津恭介が活躍する作品を紹介します!

 

『刺青殺人事件』

刺青殺人事件
光文社ほか

高木彬光氏の作家デビュー作であり、神津恭介が初めて世に出た作品でもあります。
他の作品にも度々登場している神津の相棒的な存在の松下研三も、この作品でデビューしました。

「神津恭介シリーズ」は1作品でそれぞれ完結しているので、どの作品から読んでも楽しむことができます。
しかし、初登場作品から読むと話の流れも分かりやすいので、まずはこの作品を最初に読んでみてはいかがでしょうか?

 

『刺青殺人事件』は、全身に刺青がある女性が密室で殺される事件が描かれています。

それだけでもセンセーショナルなのに、遺体はバラバラにされ胴体部分が密室から消失。難航する捜査を鮮やかに解決するのが神津恭介です。

デビュー作品とは思えない、神津恭介の推理は必見ですよ!

 

『人形はなぜ殺される』

人形はなぜ殺される
光文社ほか

「神津恭介シリーズ」の2作目です。

人形が残忍な方法で破壊されているのが発見された後、人形と同じ状態で殺されている死体が発見されます。
神津恭介は、人形が深く関わるおどろおどろしい事件に立ち向かうのですが……。

 

1作目では密室殺人に挑んだ神津でしたが、今作品ではアリバイトリックにチャレンジ。しかし、1作目に比べると神津がやや犯人にもてあそばれているような印象を受ける作品でもあります。

果たして凶悪な犯人はいかにして被害者たちを殺したのか? ぜひあなたも推理してみてください。

 

『呪縛の家』

呪縛の家
光文社ほか

宗教団体を舞台にした殺人事件に神津恭介が挑む作品です。

山奥の閉鎖的な場所で、予言者のお告げ通りに殺人事件が発生。相棒の松下研三に頼まれたことをきっかけに、神津も事件に巻き込まれていきます。

高木彬光氏の作品の特徴のひとつに、読者に推理の挑戦をしてくるところがあげられます。
そして、この作品でも高木氏から挑戦状が出されていますので挑戦してみてくださいね。

 

そのまま読むだけでももちろん楽しめますが、誰が犯人で、どんなトリックを用いたのかを考えながら読むとより楽しめますよ。

 

『邪馬台国の秘密』

邪馬台国の秘密
光文社ほか

この作品では、なんと神津恭介は病院で療養中。そのため、部屋から出ないで推理・考察をするベッドディテクティブを行ないます。

今回、神津が挑むのは殺人事件ではありません。日本史で最大の謎ともいわれている邪馬台国がどこにあるかを考察するのです。

 

ちなみに、同じ高木彬光氏の作品『成吉思汗の秘密』では、神津は源義経と成吉思汗(チンギスハン)が同一人物である、という考察をしています。
日本史が好きな人や、他の作品とは少し違う「神津恭介シリーズ」を読みたい人はぜひチェックしてはいかがでしょうか。

 

『神津恭介、密室に挑む』

神津恭介、密室に挑む
光文社

神津恭介が活躍する短編6つをまとめた作品。すきま時間で読書をしたい人におすすめですよ。

事件発生から解決までが短いので、神津と一緒に謎解きに挑戦してみてはいかがでしょうか。

この作品は、タイトルからもわかる通り、密室トリックを使った事件のみ集めたものです。密室事件を解き明かす自信がある人は、ぜひチャレンジしてみてください。

 

『わが一高時代の犯罪』

わが一高時代の犯罪
角川春樹事務所ほか

神津恭介と松下研三の学生時代に起きた事件を描いたものです。名探偵たちの学生時代の若々しい雰囲気と、戦争に翻弄される様子が描かれています。

推理小説の面白さだけでなく、戦時中の雰囲気も感じ取れる作品です。

 

ちなみに、タイトルの一高とは、1950年まで存在した日本の高等教育機関「旧制高等学校」の第一高等学校を指しています。一高はエリートが通う学校だったので、舞台設定からも神津の優秀さがわかりますね。

クールでスマートな神津はなく、熱さや悩みを持った神津が読みたい人におすすめの作品です。

 

三大探偵の神津恭介を読んでみよう!

神津恭介が活躍する作品を紹介しました。どの作品も読み応えがあるものばかりです。

また、「明智小五郎」や「金田一耕助」の作品と読み比べてみても面白いですよ。

ぜひ日本が誇る三大探偵の作品を読んでみてくださいね。

 

 

今回ご紹介した書籍

刺青殺人事件』光文社ほか

人形はなぜ殺される』光文社ほか

呪縛の家』光文社ほか

邪馬台国の秘密』光文社ほか

神津恭介、密室に挑む』光文社

わが一高時代の犯罪』角川春樹事務所ほか

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