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原田マハさんの小説 最初に読むべきおすすめ5選!


発売する本が次々とベストセラーになるという、人気作家の原田マハさん。

原田さんは、小説家になる前、ニューヨーク近代美術館(MoMA)や森美術館など名だたる美術館で、キュレーターとして勤務していたという経歴を持っているのだとか。

研ぎ澄まされた審美眼と深い知識を基盤としながら、美しく軽快な文章と、ドラマティックなストーリー展開が原田さんの魅力ではないでしょうか。

ぜひ一度読んでみてはいかがでしょう。

 

神様が花嫁をつれてきた
カフーを待ちわびて

『カフーを待ちわびて』表紙

カフーを待ちわびて
宝島社

もし絵馬の言葉が本当なら、私をあなたのお嫁さんにしてください―。きっかけは絵馬に書いた願い事だった。「嫁に来ないか。」と書いた明青のもとに、神様が本当に花嫁をつれてきたのだ―。沖縄の小さな島でくりひろげられる、やさしくて、あたたかくて、ちょっぴりせつない恋の話。選考委員から「自然とやさしい気持ちになれる作品」と絶賛された第1回『日本ラブストーリー大賞』大賞受賞作品。(表紙裏)

 

第1回日本ラブストーリー大賞作。本書は原田さんのデビュー作でもあります。

描かれる舞台は沖縄。全体を通して沖縄の方言や美しい情景、精神文化を体感できる作品に仕上がっており、その描写には心癒されます。また、孤独に生きてきた二人が織りなす恋は、ピュアなあまりに、つい応援したくなります。

しかし、突然起こる急展開……。作品は急にミステリーの方向へと進んでいき、そして……。続きはぜひ本書で。

沖縄の美しい海と赤いブーゲンビリアの花の写真が使用された表紙が目印ですよ。

 

ルソーの「夢」をめぐるアート×恋愛×ミステリー
楽園のカンヴァス

『楽園のカンヴァス』表紙

楽園のカンヴァス
新潮社

ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに篭めた想いとは―。山本周五郎賞受賞作。(表紙裏)

 

第25回山本周五郎賞受賞作・第10回本屋大賞第3位。

本書は、アンリ・ルソーの「夢」をめぐる絵画鑑定ミステリー。
作中に出てくるMoMAに勤務されていた原田さんだからこそ書ける「アートにおける造詣の深さ」が最も感じられる作品です。

アート×恋愛×ミステリーと、アートの予備知識がなくても楽しめる一冊。アートに興味がない方も、読み終えた頃には、アートの魅力に魅了されていることでしょう。

 

史上初の女性総理の夫 ファースト・ジェントルマン!
総理の夫

『総理の夫』表紙

総理の夫
実業之日本社

20××年、相馬凛子は42歳の若さで第111代総理大臣に選出された。鳥類学者の夫・日和は、「ファースト・ジェントルマン」として妻を支えることを決意。妻の奮闘の日々を、後世に遺すべく日記に綴る。税制、原発、社会福祉。混迷の状況下、相馬内閣は高く支持されるが、陰謀を企てる者が現れ…。凛子の理想は実現するのか?感動の政界エンタメ! (表紙裏)

 

史上初女性&最年少総理をテーマにした政界エンターテイメント。

本書は、女性総理の凛子の夫・日和の目線から語られます。

国民目線で女性にやさしい政策を打ち出す凛子と、政財界の衝突……現状を打破していくパワフルな凛子の姿には、元気をもらえること間違いなしです。そして、夫婦愛にホロリ。
笑いあり涙ありの一冊です。

巻末の解説は、なんと、総理の妻・安倍昭恵さん。ぜひ合わせて読んでみてください。

 

OLがスピーチライターに転身?!
本日は、お日柄もよく

 『本日は、お日柄もよく』表紙

本日は、お日柄もよく
徳間書店

OL二ノ宮こと葉は、想いをよせていた幼なじみ厚志の結婚式に最悪の気分で出席していた。ところがその結婚式で涙が溢れるほど感動する衝撃的なスピーチに出会う。それは伝説のスピーチライター久遠久美の祝辞だった。空気を一変させる言葉に魅せられてしまったこと葉はすぐに弟子入り。久美の教えを受け、「政権交代」を叫ぶ野党のスピーチライターに抜擢された!目頭が熱くなるお仕事小説。(表紙裏)

 

OLが選挙のスピーチライターに! お仕事青春小説。

他人の結婚式に出るたびに、「人並みな幸せが、この先自分に訪れることがあるのだろうか」と気が滅入る、こと葉の焦燥感には共感。
分かる分かる! というシーンが多い一冊なのですが、なんといっても読みどころは「登場人物たちの言葉」。

結婚披露宴での久美の祝辞をはじめ、15歳の久美にとある政治家が語りかけた言葉など、登場人物たちの台詞は強く心を動かされるものばかり。

これらの名言を読むだけでも本書を読む価値がありますよ。

 

“映画の神様”が起こした奇跡
キネマの神様

『キネマの神様』表紙

キネマの神様
文藝春秋

39歳独身の歩は突然会社を辞めるが、折しも趣味は映画とギャンブルという父が倒れ、多額の借金が発覚した。ある日、父が雑誌「映友」に歩の文章を投稿したのをきっかけに歩は編集部に採用され、ひょんなことから父の映画ブログをスタートさせることに。“映画の神様”が壊れかけた家族を救う、奇跡の物語。(表紙裏)

 

第8回酒飲み書店員大賞受賞作。
「映画館で映画を見る醍醐味とは」の答えがたっぷりと詰まった、原田さんの映画における知識の深さを感じられる一冊になっています。

80歳の父が始めた映画ブログに載っている映画論が、とにかく興味深く、私はすっかり夢中になってしまいました。作中には、『七人の侍』『ニューシネマ・パラダイス』など、実在する映画作品も数多く登場します。

映画好きな方はもちろん、映画にあまり詳しくない方でも、きっと共感しながら読むことができますよ。

 

原田マハさんの作品を読んでみよう

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原田マハさんは多くの作品を出されていますが、その中でも初めに読んで欲しい作品を揃えました。

ぜひ読んでみてくださいね。

 

今回ご紹介した書籍

カフーを待ちわびて』宝島社

楽園のカンヴァス』新潮社

総理の夫』実業之日本社

本日は、お日柄もよく』徳間書店

キネマの神様』文藝春秋

 

聞いたことはあるけど、読んだことがない……そんな作品、ありませんか?
読んでいないのはもったいない!

ライター

飯田 萌
フリーランスのライター。一児のママ。出産前まではリクルートで結婚情報誌を担当。現在はWeb媒体にて書籍、音楽、育児など幅広く執筆中。影響を受けた作家は白石一文。趣味はスイーツを愉しむこととドラマ鑑賞。